Kimi (Moonshot AI)の発表内容

Moonshot AIは、新しいAIモデル「Kimi K3.1 Pro」を発表しました。高速版の「Kimi K3.1 Pro Highspeed」とあわせて、発表と同時に提供を始めました。

使えるのは「Kimi.ai」「Kimi Work」「Kimi Code」「Kimi API」の4つです。高速版は、通常版の2〜3倍の速さで応答します。

プログラミングでは、UnityやUnreal Engine、Godotを使ってゲームを丸ごと作れます。BlenderやCADソフトを動かす手順も自分で書き、3Dモデルを作れます。kimi.aiとKimiアプリには、作った3Dモデルを確認・編集できる「3D Make」も加わりました。

財務の仕事では、事実と異なる記述の割合が前モデルの23.4%から8.3%に下がりました。財務モデルを作る社内テストでは、前モデルより7.2ポイント改善しました。

財務資料の分析や3D素材づくりも、チャット画面やAPI経由でKimiに任せられるようになります。モデルの重み (AIの中身にあたるデータ) は11月4日までに公開します。

つまり、どういうこと?

たとえるなら、ゲーム作りから3D設計、決算の分析までこなす新人社員が、早口の相棒と一緒に入社したようなものです。しかも、もっともらしい嘘をつく割合が前任者よりかなり減りました。

編集部の見方

筆者がいちばん引っかかったのは、性能の数字に「事実と異なる記述の割合」がわざわざ並んでいる点です。間違いが許されない財務の仕事を、名指しで狙っているのが伝わってきます。

ただ、比較相手のClaude Opus 5.5には、端末作業のテストでも3D設計のテストでもわずかに届いていません。トップを奪ったというより、すぐ後ろまで迫ったという印象です。それでも、中身を公開するモデルでこの水準なら、自社の環境で動かしたい企業には有力な候補になりそうです。

差はわずか。

普段の資料作りに使う程度なら、まずはKimi.aiで高速版を試すくらいで十分だと思います。本命は11月4日までに予定されている重みの公開で、国内のクラウド各社がこのモデルの提供に乗り出すかを見たいです。

誰に関係するか

決算資料や財務データの分析にAIを使っている人は、誤った記述が混ざる心配を減らしたまま作業を任せられるようになります。

出典: kimi.ai ↗