Claudeの発表内容
米Anthropicは、AIツールの「Claude」において既存の特定ゲームを再現する動作を禁止しました。この新しい制限ルールは、2026年10月27日頃から同社のサーバーを通じて適用されています。
追加された指示では、実在する既存ゲームの再作成が明確に禁じられています。別の名前に変更したり自作と称したりしても再現は認められず、利用者がこの設定を解除する手段はありません。
一方で、特定のジャンルに沿った制作や、利用者自身が用意した設計や素材に基づく開発は許可されています。完全な独自作品であれば、Claudeによる開発支援をそのまま受けられます。
ゲーム開発に携わる利用者は、既存タイトルの模倣を依頼できなくなる半面、自社独自の設計や素材を組み込んだゲーム開発のアシスタントとしてClaudeを使い続けられます。
つまり、どういうこと?
ざっくり言うと、Claudeに対して「有名なあのゲームをそのまま作って」と頼めなくなりました。たとえるなら、絵画教室で「名画の模写ではなく、技法を参考にして自分の絵を描きなさい」と指示された状態です。既存タイトルの丸コピーは断られますが、オリジナルのゲーム作りであれば問題なく手伝ってくれます。
編集部の見方

AIによる既存ゲームのコード生成は著作権の観点から危ぶまれていましたが、サーバー側の設定で一律に禁止してきた点に筆者は驚きました。設定オフは不可です。かなり思い切った制限という印象を持ちました。
ただ、他社のコード生成AIも数か月以内に著作権対策として似た規制を導入しそうです。既存ゲームのクローン作りを試していた人なら、今後は完全なオリジナル企画のプロトタイプ作成へと役割を切り替えるのが無難だと思います。
次は、11月に控える主要AI各社のアップデートで、コード生成全般の規制がどこまで広がるかを確認したいところです。
誰に関係するか
Claudeでゲーム制作を行う人は、自社オリジナルの設計や素材を用いた開発補助を受けられるようになります。


