
Defios株式会社
Defios株式会社は、岩手県滝沢市に本社を置く2021年設立の岩手県立大学発スタートアップ。マルチコアやGPGPUを活用した高速化技術を軸に、画像認識やLLMのエッジAI化、IoT・ゲーム向けミドルウェア開発を手がける。代表は近藤鯛貴氏と竹田大将氏で、盛岡と東京神田駿河台に研究拠点「Defios Lab」を構える。AIアプリの動作FPSを最大5倍まで引き上げた実績や、エッジ向け人物属性推定AIを店舗の顧客分析に導入した事例を持ち、令和7年度盛岡アクセラレータープログラム認定企業にも選ばれている。生成AIをゲームへ低コストで組み込むミドルウェア「ValorAI」を開発中で、ICT技術の価値を最大化することを理念に掲げる。
公式サイトで詳細を見るDefios株式会社 について
Defios株式会社(読み:デフィオス)は、岩手県立大学ソフトウェア情報学研究科の学生2名が2021年6月2日に立ち上げた、学生ベンチャー発のテック企業である。本社は滝沢市巣子の第2イノベーションセンター内に置かれ、研究機能を担う「Defios Lab」を盛岡市菜園の農林会館に、首都圏拠点となる「Defios Lab Tokyo」を東京都千代田区神田駿河台に構える。代表取締役は近藤鯛貴氏と竹田大将氏の共同体制。 同社の中核技術は、計算機の性能を限界まで引き出し、処理を数倍から数百倍高速化する独自の高速化技術にある。マルチコアCPUやGPGPUといった並列計算資源を緻密に制御し、ソフトウェアの動作要件を抑える設計手法を強みとしている。この技術を土台に、画像認識やLLM(大規模言語モデル)をエッジ環境で動かすための最適化、IoTデバイスやゲーム分野向けの実装を提供する点が特徴だ。 主力サービスは大きく3層に整理できる。1つ目はAIアプリの高速化で、公開事例ではAIアプリの動作FPSを5倍まで引き上げた実績がある。2つ目はAIの技術コンサルティングで、要件定義から高速化までを一貫して支援する。3つ目は受託開発で、画像処理・IoT・組み込み・AIといった領域に幅広く対応してきた。さらに、AIチップのハードウェア構造を考慮したパラメータ補正による量子化手法の研究開発にも取り組んでいる。 実プロジェクト面では、販売店舗での顧客分析を狙ったエッジ向け人物属性推定AIの開発と導入が挙げられる。クラウドへ画像を送らずデバイス側で属性を推定する構成により、プライバシー配慮と通信コスト削減を両立しやすい設計だ。同社はこの種の小型デバイス上でのAI実行技術を強みとしており、省エネかつコスト効率の高いスマートデバイス普及を後押しすることで、クラウド依存度を下げるアプローチを提唱している。 現在注力しているのが、生成AIをゲームへ組み込みやすくするミドルウェア「ValorAI」の開発である。ChatGPTのような文章生成AIをゲームに搭載すると、プレイヤー入力に応じてインタラクティブに振る舞うキャラクターや、従来は実装が難しかった体験を提供できる。一方、外部APIに依存する構成では生成のたびに従量課金が発生し、収益性とのバランスに悩むクリエイターが多い。ValorAIはエッジAI技術で生成ごとの課金を不要とし、開発者がコストを気にせず生成AIゲームを設計できる環境を狙う。同プロジェクトは令和7年度の盛岡アクセラレータープログラムに認定された。 対応領域は、IoT、組み込み、産業向け画像処理、リテール向け顧客分析、ゲーム生成AIといった、計算リソースに制約のある現場が中心となる。クラウドにフルで依存できないオフライン環境や、ラインタイム要求の厳しい現場、コストを抑えたまま生成AIを組み込みたいゲーム・コンテンツ事業者などとの相性が良い。研究機関出身の少数精鋭体制で、技術選定の自由度を確保しつつ、上流の研究と実装の両輪で動ける体制を敷いている。 DX推進や新規プロダクト開発にあたって「AI推論を端末で完結させたい」「処理性能が頭打ちで打開策を探している」「生成AIを使いたいが運用コストが読めない」といった課題を抱える企業は、相談先の候補に加える価値がある。岩手県立大学の研究シーズを背景に持ちながら、ゲーム分野まで対象を広げている点は国内でも珍しい立ち位置と言える。
得意分野
対応業種
提供サービス
マルチコアCPUやGPGPUを活用した独自の高速化技術により、AIアプリケーションの推論処理を最適化するサービス。公開事例では動作FPSを5倍まで引き上げた実績があり、エッジ環境やリアルタイム性が要求される領域での処理ボトルネック解消を支援する。
AI導入の要件定義から、モデル選定、エッジ実装、量子化・高速化チューニングまでを一貫して伴走するコンサルティング。研究開発バックグラウンドを持つメンバーが、上流の技術選択と現場実装の両面に踏み込んで助言する点を特徴とする。
小型デバイス上でAIを動かすエッジAI技術を軸に、画像認識・人物属性推定・IoT組み込みアプリケーションを受託開発。クラウド送信を介さず端末側で完結させる設計により、通信コストとプライバシー懸念を抑えた構成を実現する。
文章生成AIをゲームに低コストで組み込むためのミドルウェア。エッジAI技術で生成ごとの従量課金を不要とし、ゲームクリエイターがアイデア検証から販売まで生成AIをコストを気にせず使える環境を目指して開発が進む。
AIチップのハードウェア構造を踏まえたパラメータ補正により、量子化に伴う精度低下を抑える手法の研究開発。エッジ向けに小型・低消費電力で動作するAIモデルを必要とする企業に対し、研究シーズに基づく最適化を提供する。
よくある質問
Q. Defios株式会社 とはどんな会社ですか?
岩手県立大学発の学生ベンチャーとして2021年6月に設立されたテック企業である。マルチコアやGPGPUを活用した高速化技術を軸に、画像認識やLLMのエッジAI化、IoT組み込み、ゲーム向け生成AIミドルウェアの開発を手がける。本社は岩手県滝沢市、研究拠点を盛岡市と東京・神田駿河台に置く。
Q. 対応している業種は?
公開情報の範囲では、IoT機器メーカー、組み込み開発、産業向け画像処理、リテール(店舗顧客分析)、ゲーム・エンターテインメントなど、エッジ環境や計算リソース制約のある現場が中心になる。受託開発実績は画像処理・IoT・組み込み・AIと幅広く、生成AI領域ではゲームクリエイター向けミドルウェアにも踏み込んでいる。
Q. 他社と比較した強みは?
公開情報の範囲では、岩手県立大学のソフトウェア情報学研究科をルーツとする高速化技術の研究蓄積と、エッジAI実装まで一気通貫で扱える点が特徴として打ち出されている。AIアプリのFPSを5倍に引き上げた事例や、AIチップのHW構造を踏まえた量子化手法など、推論性能と省リソース両立に踏み込んだ実例を持つ。
Q. 費用感は?
公開情報の範囲では、標準料金表は確認できず、受託開発・技術コンサルティング・ミドルウェア提供といったサービス特性上、案件ごとに個別見積もりが基本になると見られる。具体的な金額や契約形態は、後述する公式問い合わせ窓口を通じた相談で確認するのが確実である。
Q. 問い合わせ方法は?
公式サイト(https://defios.jp/company)の問い合わせ経路を通じて連絡するのが基本となる。営業日時は平日10:00〜18:00(土日祝を除く)とされており、AI技術コンサルティングやエッジAI開発、ValorAIに関する案件相談はオンラインミーティングも含めて対応している。
Q. IT 導入補助金 / ものづくり補助金 の認定支援機関ですか?
公開情報の範囲では、IT導入補助金やものづくり補助金の認定経営革新等支援機関(認定支援機関)としての登録は確認できなかった。一方で、令和7年度の盛岡アクセラレータープログラム認定企業に選ばれており、地域の創業支援・成長支援プログラムとの接点はある。補助金活用を前提とする場合は、別途認定支援機関と連携する形が想定される。
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