株式会社 MotorAI
モータ設計に特化したAIエージェント技術を開発する大学発スタートアップである。立命館大学BKCインキュベータ(滋賀県草津市野路東)を拠点に、2023年3月に設立された。電気自動車や家電製品に組み込まれるモータは、磁石配置・巻線・損失解析など考慮すべき変数が多く、熟練エンジニアでも検証サイクルが伸びがちです。同社は大規模言語モデルを用いたAIエージェントで、要求仕様の解釈から設計方針の立案、CADモデル化、解析評価までを一気通貫で支援する仕組みを構築している。設計支援アプリケーションの自社販売に加え、顧客企業の課題に合わせた独自AIモデルの受託開発も手掛けています。特許出願6件、令和5年度滋賀県中小企業新技術開発プロジェクト採択といった実績を持ち、製造業のエンジニアリングDXを推進する立場にある。
公式サイトで詳細を見る株式会社 MotorAI について
株式会社MotorAIは、2023年3月1日に設立された滋賀県草津市発のAIスタートアップである。本社は立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)インキュベータ内に置かれており、大学発ベンチャーとして産学連携の色合いが濃い。事業の柱は二つあり、ひとつは自社開発のモータ設計AIエージェントを搭載した設計支援アプリケーションの販売、もうひとつは企業の課題に合わせた独自AIモデルの受託開発です。電気自動車のトラクションモータ、家電のファンモータ、産業機械の駆動モータなど、回転機の設計現場全般を対象としている。 同社のフラッグシップとなるのは、モータ設計AIエージェントを中核に据えた設計支援システムです。大規模言語モデルとモータ設計の専門知識を組み合わせ、エンジニアが入力した要求仕様から設計方針を導き、CADモデル生成、磁気解析・損失解析までを自律的に進める設計思想となっている。公開資料では、1ヶ月間の設計アイデア検証回数を「人間78回/月(1日8時間×20日稼働)」と「AI 960回/月(1日24時間×30日稼働)」として比較しており、検証スループットを約12倍に引き上げ得るとしている。受託開発側では、顧客企業の解析データや設計知見を取り込んだカスタムモデルを構築し、競合との差別化につながる設計プロセスを社内に内製化する支援を行います。 技術面の強みは、モータという物理装置の設計ノウハウとAIエージェントの実装力を社内に同時に抱えている点である。一般的なAIスタートアップが汎用LLMの応用にとどまるのに対し、MotorAIは磁石同期モータ、誘導モータ、インホイールモータといった具体的な機構の解析に踏み込んだ実装を進めています。実績として公表されているのは、埋込磁石同期モータ(IPMSM)のベンチマーク解析、新磁性材料を用いた磁石同期モータの減磁解析、インホイールモータの損失分析、10kW級磁石同期モータの設計など。特許出願は6件にのぼり、要素技術の独自性を法的にも担保している。 産学連携と公的支援の両面で外部評価を得ている点も特徴です。令和5年度(2023年度)には滋賀県中小企業新技術開発プロジェクトに採択され、地域の公的機関から研究開発フェーズの後押しを受けた。立命館大学発スタートアップとしてBKCインキュベータに入居し、研究設備や産学連携ネットワークを活用できる環境にある。インフラ面ではAzure環境上にAI設計アプリケーションの運用基盤整備が進められており、エンタープライズ顧客のセキュリティ要件にも対応しやすい構成を志向している。 対象業種は、モータが基幹部品となる製造業領域全般である。電気自動車・ハイブリッド車のトラクションモータ開発を担う自動車メーカーやティア1サプライヤー、エアコン・洗濯機・冷蔵庫等の家電メーカー、産業用ロボットや工作機械の駆動系を扱うFAメーカー、ドローン・農業機械・小型モビリティのモータ調達担当などが主な想定顧客です。用途としては、新規モータの初期設計、既存設計のリファクタリング、磁性材料の置換検討、損失低減や効率改善のための再設計、量産前のベンチマーク比較などが該当する。社内に設計エンジニアを抱える企業向けのコパイロット的な使い方が中核となります。 モータ設計の検証サイクルを短縮したい企業、希少磁石材料の高騰や脱ネオジムの潮流を背景に磁性材料の置換検討を急ぎたい企業、ベテラン設計者の暗黙知を組織的に継承したい企業にとって、相性が良い相談先である。汎用的なAI導入支援ベンダーではなくモータドメインに特化している点は、生成AIによる「もっともらしい誤答」を避けたい設計現場で価値を持つ。一方で、公開情報の範囲では大量導入実績や具体的な顧客名は明示されていないため、自社の要件に合うかどうかは個別の打ち合わせで詰める形になります。 公的支援との接点を持つスタートアップという立ち位置から、ものづくり補助金やIT導入補助金など中小製造業向け施策との親和性が高い領域に属する。ただし、MotorAIが認定経営革新等支援機関であるか、特定の補助金で正式なIT導入支援事業者として登録されているかについては、公開情報の範囲では明確に確認できない。補助金活用を前提とした相談を行う場合は、公式サイトの問い合わせフォーム経由で、対応可否と最新の採択枠を直接確認するのが確実です。
得意分野
対応業種
提供サービス
大規模言語モデルとモータ設計知識を融合したAIエージェントを搭載する自社製アプリケーション。要求仕様の入力から設計方針の立案、CADモデル化、磁気・損失解析までを自律的に進め、設計者と協働しながら検証サイクルを短縮する。公開資料では人間比で月あたり約12倍の検証回数を実現可能としている。
顧客企業が保有する解析データや設計ノウハウを取り込み、社内専用のモータ設計AIモデルを構築する受託サービス。汎用ツールでは扱えない自社固有の設計基準・材料データ・量産制約をモデル化し、設計プロセスへの組み込みまで支援する。エンジニアリングDXを社内に内製化したい製造業向けの選択肢となる。
よくある質問
Q. 株式会社MotorAIとはどんな会社ですか?
2023年3月設立、滋賀県草津市の立命館大学BKCインキュベータを拠点とする大学発AIスタートアップです。モータ設計AIエージェントを搭載した設計支援アプリケーションの販売と、企業独自のAIモデル受託開発を二本柱に、製造業のエンジニアリングプロセス革新を目指している。特許出願6件、令和5年度滋賀県中小企業新技術開発プロジェクト採択といった実績がある。
Q. 対応している業種は?
モータが基幹部品となる製造業全般が対象である。電気自動車・ハイブリッド車のトラクションモータを扱う自動車メーカーやティア1サプライヤー、家電メーカー、産業用ロボットや工作機械を扱うFAメーカー、ドローンや小型モビリティのモータ調達担当などが主な想定顧客です。埋込磁石同期モータ、インホイールモータ、磁石同期モータといった多様な機構に関する解析実績が公開されている。
Q. 他社と比較した強みは?
汎用的なAI受託開発企業と異なり、モータ設計という特定ドメインに踏み込んだAIエージェント技術を社内で開発している点が公開情報から読み取れる強みである。大学発スタートアップとして立命館大学の研究環境と接続している点、特許出願6件で要素技術を法的に押さえている点も特徴です。一方で、競合との定量比較データは公開情報の範囲では明確に確認できない。
Q. 費用感は?
アプリケーションのライセンス料金や受託開発の単価については、公式サイトおよび公開資料の範囲では具体的な価格表は確認できない。プロジェクトの規模、対象モータの種類、必要なカスタマイズ範囲、データ提供量などによって費用は大きく変動するため、個別見積もりとなる前提で公式の問い合わせ窓口に相談する流れが現実的です。
Q. 問い合わせ方法は?
公式サイト(https://motorai.jp)に問い合わせ窓口が設けられている。設立母体である立命館大学BKCインキュベータの所在地は滋賀県草津市野路東1-1-1であり、メールアドレスとして[email protected]が公開資料に記載されています。受託開発・アプリケーション評価・PoC相談など、目的を明示したうえで連絡するとやり取りがスムーズになる。
Q. IT導入補助金 / ものづくり補助金 の認定支援機関ですか?
MotorAIが認定経営革新等支援機関であるか、IT導入補助金における正式なIT導入支援事業者として登録されているかについては、公開情報の範囲では明確に確認できない。補助金活用を前提に検討する場合は、対応可否や最新の採択枠について、公式サイトの問い合わせフォーム経由で直接確認することを推奨します。
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