Assembleは、企業の基幹業務システムに安全で監査可能なAIエージェントを持ち込み、IT部門の改修や移行作業を自律的に進めるプラットフォームです。公式には「自律型のITデリバリー工場」と位置づけられ、Salesforce、Oracle Integration(OIC)、Oracle EBS、Jiraといった複数のシステムをまたぐ変更をエージェントの集団が担います。
主な機能
- 変更範囲の特定: 自社のシステム構成を把握し、1つの変更が依存するシステムや成果物にどう波及するかを洗い出します
- 実装と検証: チケット単位の依頼に対してコードやフロー、連携設定を変更し、検証結果やロールバック計画も含めて仕上げます。本番への反映は人のレビューを経てから行う設計です
- Change Ledger(変更台帳): エージェントが加えた変更をすべて記録し、Gitのように内容を確認して元に戻せます
- サンドボックスでの操作: 仮想マシン上のブラウザでSalesforceのフロー作成などの画面操作を行い、手順と録画を残します
- バックログの消化: 滞留や重複、担当者不在のチケットが溜まったITバックログをエージェントが引き受けます
向いている企業と注意点
手が回らずに積み上がった基幹システムの改修や移行作業を抱える情報システム部門や、業務改善の担当者に向きます。すべての変更が記録されて差し戻せる点は、監査や統制を重視する企業が検討するときの材料になります。料金は公開されておらず個別相談が基本ですが、公式サイトには無料で試す導線もあります。導入時には対象システムや権限の設計が必要になるため、小規模なSaaS利用だけの企業には過剰になりやすい点に注意が必要です。


