Deep Instinctは、ディープラーニングを使ってマルウェアやランサムウェアを実行前に止める、予防型のデータセキュリティ製品です。主力製品のDeep Instinct DSX(Data Security X)は、クラウドストレージ、NAS、アプリケーション、エンドポイントといったデータの置き場所ごとにファイルを検査し、既知と未知の脅威、AIで作られた攻撃を実行される前に防ぐことを掲げています。

主な機能

  • DSX Brain: 生データで学習したサイバーセキュリティ向けの深層学習フレームワーク。シグネチャやヒューリスティックに頼らず、保存中や転送中のファイルを検査してゼロデイ攻撃を防ぐ
  • DSX Companion(DIANNA): 生成AIのエンジンで、検知したゼロデイ攻撃の中身をリアルタイムに解説し、SOCの調査と対応を助ける
  • 保護対象の広さ: Amazon S3とAzureのストレージ、Dell CAVAやNetApp Vscanと連携するNAS、アプリケーションを通過するファイル(エージェントレスで検査)、利用者の端末までをまとめてカバー

誰に向くか

検知してから対応する運用では追いつかないランサムウェア対策を、侵入の手前で止める形に切り替えたい企業のセキュリティ部門に向きます。第三者機関Unit 221Bによる製品テストでは、未知やカスタムのマルウェア攻撃の99.78%を防ぎ、誤検知はゼロだったと公表されています。インフラコストを最大で10分の1に抑えられるとも説明しています。

料金と注意点

料金は公開されておらず、デモの申し込みから導入を相談する法人向けの製品で、個人での利用は想定されていません。公式サイトに日本語版があります。予防に特化した設計のため、侵入後の調査や追跡を重視する場合は、EDR専業の製品との組み合わせも検討が必要です。