Krita AI Diffusion(正式名 Generative AI for Krita)は、プロ向けペイントソフトKritaの中で画像生成AIを使うためのオープンソースのプラグインです。文章だけで絵を丸ごと作るのではなく、描画や写真編集の作業の中で狙った部分を細かく制御することを重視しています。

主な機能

選択範囲を使った生成塗りつぶし、画像の拡張、物の追加や消去ができ、結果は周りの絵になじむように合成されます。手描きのラフや線画、3Dツールの深度マップや法線マップ、ポーズの骨格を編集して構図を指定するControlNetにも対応します。キャンバスをAIがリアルタイムに解釈するライブペイント、メモリ不足を起こさずに4K、8Kへ拡大するアップスケール、レイヤーで分けた領域ごとに別のプロンプトを当てるRegions、文章の指示で画像を直す編集モデルも使えます。参考画像からのスタイル転写や顔の差し替えもできます。

対応モデルはFlux 2、Z-Image、Stable Diffusion 1.5とXL、Illustriousで、自分のチェックポイントやLoRAを入れたプリセットも作れます。裏側ではComfyUIが動いており、既存のComfyUIサーバーにつなぐこともできます。

料金と動作環境

自分のPCで動かす場合は完全に無料です。ローカル実行にはVRAM 6GB以上のNVIDIA製GPUが推奨で、AMD、Intel、macOS 14以降のApple Siliconにも対応します。GPUが無い場合は有料のクラウド「Interstice.cloud」につなぎます。クラウドはトークン制の買い切りで、10ユーロで5千トークン、28ユーロで1万5千トークンです。1024x1024の画像1枚は5トークン、約0.01ユーロで、トークンに期限はありません。最初は限られた数の無料トークンで試せます。

注意点

Krita 5.2.0以降が必要です。不具合の相談はKritaの公式窓口ではなく、プラグインのGitHubやDiscordで行います。