リード

Notion AIは、ドキュメント作成基盤Notionに統合されたAIアシスタント。文章生成・要約・翻訳といった基本機能に加え、2025年9月のNotion 3.0で複数ステップの作業を自律実行するAIエージェントへと進化した。2025年5月の料金改定でAIアドオン(月$10)は廃止され、現在はビジネスプラン以上に標準搭載。Notionを社内Wiki・議事録・タスク管理に使っているチームが、追加のAIツールを契約せず生成AIを業務に組み込みたい場合の第一候補になる。

主要機能

1. エンタープライズサーチ: Notion内のページ・データベースに加え、Slack・Google Drive・Jira・GitHubなど接続済みアプリを横断検索し、出典付きで回答。「あの資料どこだっけ」の探し物時間を大幅に削減できる。 2. AIミーティングノート: 会議音声を自動で文字起こし・要約し、議事録データベースへ保存。2026年上期のアップデートで要約テンプレートやメール下書き連携も追加された。 3. リサーチモード: 社内ドキュメントとWeb情報を組み合わせ、構成付きのレポートを自動生成。 4. AIエージェント: 検索→下書き→データベース更新といった複数ステップのタスクを自律実行。2026年4月のNotion 3.4ではカスタムエージェントのデータベース直接利用やAI自動入力に対応し、GPT・Claudeなど利用モデルの切替もできる。

編集部の検証メモ

公式料金ページ(年払い表示)ではフリー¥0、プラス¥1,650、ビジネス¥3,150(いずれもメンバー/月)で、AIフル機能はビジネス以上。フリー/プラスは文書生成やデータベース自動入力を試せる「体験版AI機能」に制限される。ネット上に残る「AIアドオン月$10」前提の情報は既に古いので注意したい。ChatGPT Team(月$25/人前後)と比べると、ビジネスプランはWiki・プロジェクト管理込みの価格であり、既にNotion運用中の組織なら実質的なAI追加負担はプラン差額のみ。議事録作成と社内検索の自動化だけでも1人あたり週1〜2時間の削減が現実的で、月数時間分の人件費でプラン費用を回収できる計算になる。

想定ユーザー

Notionを全社Wiki・議事録・プロジェクト管理に使っており、ナレッジ検索と定型作業の自動化まで進めたい中小〜中堅チームに最適。逆に、ドキュメントがNotion外に散在している組織や、個人でAIチャットが使いたいだけならChatGPTやClaude単体の方が安く済む。AIをフル活用するにはビジネスプランへの移行が前提になる点が導入判断の分岐点だ。