Tray.aiでエンタープライズ統合を加速

Tray.aiは、Salesforce、SAP、ServiceNow、Workdayといった大規模基幹システム同士をノーコードで連携させ、部門横断の業務プロセスを自動化するエンタープライズ向けiPaaS(Integration Platform as a Service)です。営業・カスタマーサクセス・人事・財務など複数システムにまたがるデータ連携を、IT部門が一元管理しながらビジネス側でも構築できる点が特長で、DX推進部門や情報システム部門、グローバル展開する中堅〜大企業の業務改善チームが主な活用先となります。

主要機能

  • ビジュアルワークフロービルダー: ドラッグ&ドロップで複数システムを横断するフローを設計。従来SIerに数週間委託していたデータ連携を、社内担当者が数日で構築可能。
  • 600以上のコネクタ: Salesforce、SAP、NetSuite、Slack、Snowflakeなど主要SaaS/基幹システムへ標準対応。カスタムAPIもUniversal Connectorで追加可能。
  • Merlin AI(生成AI統合): 自然言語からワークフロー雛形を生成し、設計時間を大幅短縮。Embedded iPaaSとして自社製品への組み込みも可能。
  • エンタープライズ級ガバナンス: 環境分離、バージョン管理、SOC2/HIPAA準拠、SSO/RBACでグローバル運用の監査要件に対応。

編集部の検証メモ

公式の機能仕様と複数の比較記事(OMR Reviews、Embed Workflow等)を突き合わせた結果、Tray.aiは使用量ベース(タスク数・実行数)の従量課金モデルを採用しており、見積もりは要問い合わせ。WorkatoやMuleSoftと比較すると、ノーコード性とエンジニア向け拡張性のバランスが取れている一方、Zapier系の中小企業向けiPaaSよりは初期コストが高めです。月数万件規模のデータ連携を内製化した場合、SIer委託費に対して年間で数百万円〜数千万円のコスト削減を見込めるケースが、公開導入事例から確認できます。Embedded iPaaSとしてのSaaS組み込み用途も差別化ポイントです。

想定ユーザー

SalesforceやSAPを中核に複数のSaaSを運用し、部門横断の自動化を本格化させたい中堅〜大企業の情シス・DX推進担当者に向いています。一方、月数件程度の単純なSaaS連携で十分なスモールチームや、日本語UI・国内サポート必須の組織には、ZapierやMake、国内iPaaSの方が適しています。