エンティティ解決 (Entity Resolution)
読み: えんてぃてぃかいけつ
最終更新: 2026-07-22・AI PICKS編集部
定義
エンティティ解決とは、異なるデータソースに存在する同一の実体(人物・企業・商品など)を特定し、名寄せして統合する技術のこと。
エンティティ解決 (Entity Resolution)とは — 詳しく解説
エンティティ解決(Entity Resolution)は、表記ゆれや重複データの中から同一の実体(顧客・企業・商品など)を特定し、名寄せ・統合を行う技術で、レコードリンケージやデータマッチングとも呼ばれる。従来はルールベースの文字列照合が中心だったが、2026年時点ではLLMやembeddingを用いた意味的な類似度判定が実運用で広く採用されている。RAGシステムでは、検索対象のドキュメント内で同一の企業名や人物名が異なる表記で登場するケースを正しく統合できないと、検索結果の重複や矛盾した回答につながるため、前処理としてのエンティティ解決の精度が回答品質を左右するとされる。現場での落とし穴としては、類似度の閾値設定を誤ると別人物・別企業を誤って統合する「過剰マッチ」が起きやすく、逆に厳しくしすぎると本来統合すべきレコードが漏れる。導入コストは既存のマッチングライブラリやAPIを使う場合は比較的低く抑えられるが、業界特有の名寄せルールを作り込む場合は相場感として数百万円規模のプロジェクトになることもあり、データ量と精度要件を踏まえた選び方が重要になる。
エンティティ解決 (Entity Resolution)の使用例
- CRMに「株式会社ABC」と「ABC株式会社」が別レコードで登録されている場合、エンティティ解決で同一企業として統合する。
- RAG検索で「OpenAI」と「オープンAI」の表記ゆれを名寄せし、同一組織に関する文書として横断検索できるようにする。
エンティティ解決 (Entity Resolution)に関連するAIツール
関連用語
「RAG・検索拡張」の他の用語
Retrieval-Augmented Generation。 社内資料や外部 DB を検索してから AI に答えさせる仕組み。
文章や画像を 数値ベクトルに変換する技術。 類似度検索や RAG の基礎。
出典付きで回答する AI 検索エンジン。 リサーチ業務で従来検索を置き換える。
Google 検索の上位に AI が回答を提示する 「AI Overviews」 や Perplexity 等の新世代検索。
Embedding (数値ベクトル) を高速に類似度検索するための専用 DB。 Pinecone / Qdrant / Weaviate が代表。
NotebookLMとはGoogleが提供するRAGベースのAIリサーチアシスタントのこと。ユーザーがアップロードした文書のみを情報源として回答を生成するため、ハルシネーションを大幅に抑制できる。
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