Bing AIの使い方|月0円で出典付き回答と画像生成を使う3ステップ (2026年版)

Bing AIの使い方|月0円で出典付き回答と画像生成を使う3ステップ (2026年版)

この記事のポイント Bing AIは、Microsoftが検索エンジンBingに組み込んだAIチャットです。今の名前は「Copilot(コパイロット)」ですが、系譜は同じもの。強みは答えに出典リンクが付くことで、調べものの裏取りが一気に速くなります。Microsoftアカウントだけあれば月0円。この記事では、始め方3ステップ・無料と有料(月3,200円前後)の線引き・ChatGPTとの違い・やってはいけない使い方の4点を、パソコンが苦手な人でも追える順に並べました。

「Bing AIを使おうと開いたのに、画面にはCopilotと書いてある」。ここで手が止まる人、かなり多いです。結論はシンプルで、別物ではありません。同じサービスの看板が途中で掛け替わっただけ。

お金の心配もいりません。個人が普段使いする範囲なら、費用は0円です。


Bing AIとは?出典リンク付きで答えが返る無料のAIチャット

Bing AIとは、Microsoftの検索エンジン「Bing」に組み込まれたAIチャット機能です。質問を文章で打つと、AIがWebを調べて、答えの文章と参照元のリンクをセットで返してくれます。

Bing AIのチャット画面イメージ

試験運用の開始は2023年2月7日。当初は順番待ちの限定プレビューでしたが、2023年5月4日にオープンプレビューへ移り、誰でも使える形になりました。法人・個人の区別もありません。

中身は、OpenAIの大規模言語モデル(大量の文章を学んで人間らしい文を作るAIの頭脳)とBing検索の組み合わせ。文章を書く力と、最新情報を取りに行く力の両方を持っています。

刺さる人をはっきり書きます。

  • 調べものが多い人 — 出典リンクをたどってその場で裏が取れる
  • メールや文章の下書きをしたい人 — 目的を伝えれば形になる
  • 絵を1枚さっと用意したい人 — 画像生成が無料枠に入っている
  • お金をかけたくない人 — Microsoftアカウントだけで月0円

要するに「検索の延長でAIを使いたい人」に一番合います。AIチャット全体の地図から押さえたい人は、AIチャットの基本ガイドを先に読むと、この後の比較がすっと入ります。


なぜ名前がCopilotに変わったのか?|呼び名を1枚で整理

MicrosoftはAI機能を「Copilot」ブランドに統合しました。その結果、Bing AIという呼び名は表舞台から消えています。

Bing AIからCopilotへの名称変更イメージ

古い記事は「Bing AI」、新しい記事は「Copilot」と書く。同じものを指しているのに、読み比べると別サービスに見える。混乱の正体はこれだけです。

呼び名の移り変わりを表にまとめました。

呼び名時期位置づけ
Bing AI / Bing Chat2023年2月〜検索エンジンBing上のAIチャット
Bing Copilot移行期中身は同系統、呼称の切り替え中
Copilot現在Microsoft全体のAIブランドに統合
Microsoft 365 Copilot法人向けWordやExcelの中で動く別製品

つまり上3行は同じ線の上にいて、4行目だけが別物です。Microsoft 365 CopilotはOfficeソフトの内側で動く企業向けの有料製品。無料のCopilotとは財布も用途も違います。

呼び名で迷ったら「Copilot」で検索すれば今の情報にたどり着きます。機能の棚卸しはCopilotの全機能ガイドにまとめました。


Bing AIの仕組み|GPTとBing検索の合わせ技

Bing AIは質問を受け取ると、まずBingで検索し、見つけたページを読んでから答えを組み立てます。この「読みに行く」工程の有無が、他のAIチャットとの分かれ目です。

Bing AIの仕組み図

学習データの締め切り日より後の話題でも、検索でカバーできます。ここが地味に効く。新しく出た製品の値段、今週のニュース、変わったばかりの制度。こういう質問に強いです。

そして答えの下には、参照したページのリンクが並びます。「その情報、どこ発なの?」がその場で確認できるわけです。

出典が付くと何が変わるのか

AIには、それっぽい嘘を自信満々に書く癖があります(ハルシネーション=AIがもっともらしい作り話をすること)。口調は断定なのに中身が違う、というやつ。

出典リンクがあれば、元のページを開いて数秒で裏が取れます。仕事の資料づくりでは、この「確認できる状態」そのものが価値です。ここは重宝します。

AIの間違いの見抜き方はAIの嘘を見抜くチェック方法で詳しく扱っています。裏取りの話が出たところで、実際の始め方に進みます。


Bing AIの始め方は?3ステップ|必要なのはアカウント1つ

用意するものはMicrosoftアカウントだけ。難しい初期設定はありません。合計5分で終わります。

ステップ1: Microsoftアカウントを用意する

無料で作れます。WindowsパソコンやOutlookのメールを使っている人は、もう持っているはずです。

アカウント無しでも試せる場面はありますが、会話の保存や画像生成の枠が絞られます。作っておいたほうが得。

ステップ2: Copilotのページを開く

ブラウザで copilot.microsoft.com を開きます。スマホならCopilotアプリでも同じ画面にたどり着きます。

Microsoft Edgeを使っている人は、ブラウザの中から直接呼び出せます。今見ているページを読ませて要約させる、という使い方ができるのはEdgeならでは。

ステップ3: 日本語でそのまま質問する

英語に直す必要はありません。日本語で聞けば日本語で返ってきます。限定プレビュー期の利用者100万人にも日本のユーザーが含まれていたほどで、日本語対応は初期からの標準機能です。

最初の1回は、次のように具体的に書いてみてください。

「2026年時点の家庭用ロボット掃除機の相場を、価格帯別に3つに分けて。出典リンクも付けて」

雑に「ロボット掃除機教えて」と聞くより、条件を足したほうが答えの質が跳ね上がります。指示文の書き方はAIへの指示文の作り方で型を紹介しています。

ここまでで使い始めは完了です。次はお金の話。


料金は無料でどこまで使えるのか?|有料版との線引き

個人利用なら無料で足ります。有料版が必要になるのは、混雑時でも速さが欲しい人と、Officeソフトの中で使いたい人だけです。

無料版と有料版の違いを表にしました。金額は各社の公開情報に基づく目安です。

項目無料のCopilotCopilot Pro
月額0円約3,200円
チャット使える使える
出典リンク付く付く
画像生成無料枠あり優先処理
混雑時の速度待つことがある優先アクセス

つまり、無料版でも機能そのものは一通り触れます。差が出るのは混雑時の待ち時間と処理の優先度。

比較のために書くと、ChatGPTの有料プラン(ChatGPT Plus)は月額3,000円前後です。Bing AIは同系統の高性能モデルを無料で触れる時期が長く、ここが最大の売りでした。個人の調べもの用途なら、無料版一択です。

法人でWordやExcelの中からAIを呼びたい場合は、Microsoft 365 Copilotという別製品になります。財布が完全に別なので、無料版の延長として考えないほうが安全。

他のAIの料金と並べて考えたい人は、主要AIチャットの料金比較が早いです。


Bing AIの画像生成|文章で指示するだけで1枚できる

Bing AIには画像生成が組み込まれています。作りたい絵を日本語の文章で書けば、数十秒で画像が返ってきます。無料枠の中で試せるのが強い。

Bing AIの画像生成イメージ

指示のコツは3つだけです。

  • 被写体を先に書く — 「白い猫が」
  • 場所と時間を足す — 「夕方の縁側で」
  • 絵のタッチを指定する — 「水彩画風で」

この3つを1文にまとめると「夕方の縁側にいる白い猫を水彩画風で」になります。ここまで書けば、狙いから大きく外れません。

苦手な領域もはっきりしています。日本語の文字を絵の中に正しく書かせるのは、まだ当たり外れが大きい。ロゴや看板の文字入り画像は期待しすぎないほうがいいです。

画像生成AI同士の比較は画像生成AIの比較ガイドにまとめました。用途が決まっている人はそちらが近道です。

ここまでの整理: Bing AI=現Copilot。月0円で、出典付きの回答と画像生成が使える。有料版は混雑時の速度とOffice連携のためのもので、個人の調べもの用途なら不要。


ChatGPTとの違いは?|検索する側かしない側か

一番の違いは、答える前にWebを見に行くかどうかです。Bing AIは見に行く。ChatGPTは設定や利用状況によって変わります。

両者の性格の差を表に整理しました。

比較軸Bing AI (Copilot)ChatGPT
開発元MicrosoftOpenAI
最新情報Bing検索でリアルタイム参照モデルの学習範囲が基本
出典リンク標準で付く付かない場合がある
有料版約3,200円 (Copilot Pro)約3,000円 (ChatGPT Plus)
得意分野調べもの・裏取り長い会話・創作

つまり、事実を調べたいならBing AI、じっくり考えさせたり書かせたりするならChatGPT。この住み分けが実用上いちばん納得感があります。

両方無料で試せるので、片方に決める必要もありません。用途で使い分けるのが圧倒的にラクです。

細かい比較はChatGPTとCopilotの違いで扱っています。


やってはいけない使い方|情報の扱いで事故る前に

無料で気軽だからこそ、入力する内容には線を引いてください。事故のほとんどは、入れてはいけない情報を入れたことから始まります。

避けたいことを4つに絞ります。

  • 社外秘や顧客の個人情報を貼らない — 会社の規定を先に確認
  • 出典を見ずに数字を引用しない — リンク先が古い記事のこともある
  • 医療・法律・税金の判断を丸投げしない — 最終判断は専門家へ
  • 生成画像を無制限に商用利用しない — 利用規約の確認が先

とくに2つ目が現場では一番多い落とし穴です。出典が付いているという事実と、その出典が正しいことは別の話。リンクを1回開くだけで防げます。

会社で使うときのルール作りは生成AIの社内利用ガイドラインが参考になります。


編集部の評価|「無料で出典が付く」が今も最大の価値

公開情報を突き合わせた上での率直な評価を書きます。Bing AI(現Copilot)の価値は、機能の多さではなく、無料で出典付きの答えが返る一点に集約されます。

良い点をはっきり挙げます。

  • 月0円で出典リンク付き — 調べものの裏取りが速い。ここが破格
  • 画像生成が無料枠に入る — 別サービスを契約しなくていい
  • Windows/Edgeとの距離が近い — 導入の手間がほぼゼロ

一方で、正直イマイチな点もあります。名前が短期間で何度も変わったせいで、ネット上の解説記事が世代ごとにバラバラです。初心者が検索したとき、どれが今の情報か判別しづらい。この分かりにくさは、サービスの実力とは別のところで損をしています。

それと、長い文章をじっくり作らせる用途では他のAIに軍配が上がる場面があります。Bing AIは短距離走型。調べて、答えて、リンクを出す。この流れに特化していると考えたほうが期待値が合います。

結論として、AIチャットを初めて触る人の入口としては一択です。無料で、日本語が通り、答えの根拠が見える。この3点がそろっているサービスは多くありません。


よくある質問(FAQ)

Q. Bing AIは本当に無料で使えますか?

はい、無料で使えます。Microsoftアカウントがあれば、チャットも画像生成も月0円の範囲で使えます。有料のCopilot Pro(月3,200円前後)は、混雑時の優先アクセスなどが目的のプランです。

Q. Bing AIは日本語で使えますか?

使えます。日本語で質問すれば日本語で返ってきます。英語に訳す必要はありません。限定プレビュー期の利用者100万人の中にも日本のユーザーが含まれており、日本語対応は初期から用意されていました。

Q. Bing AIとCopilotは違うサービスですか?

同じサービスです。Microsoftが自社のAI機能を「Copilot」ブランドに統合した結果、呼び名が変わりました。ただし「Microsoft 365 Copilot」はWordやExcelの中で動く法人向けの別製品なので、そこだけ区別してください。

Q. ChatGPTとどちらを使うべきですか?

事実を調べたいならBing AI、長い文章を書かせたいならChatGPTです。Bing AIは検索して出典を出す動きが標準なので、裏取りが要る作業に向きます。両方とも無料枠があるので、用途で使い分けるのが得。

Q. アカウント無しでも使えますか?

一部は使えますが、会話の保存や画像生成の枠に制限がかかります。Microsoftアカウントは無料で作れるので、作ってから使うほうが快適です。


次に読むならこれ

Bing AIを触ってみて「他のAIとどう違うのか気になった」なら、主要AIチャットの料金比較を読んでください。無料枠の広さと有料版の価格が一覧で並ぶので、どれに課金するか(あるいはしないか)の判断が5分で終わります。