Seonix(セオニクス)は、公式サイトに自分のサイトのURLとメールアドレスを入れれば、その場で無料のSEO診断から使い始められます。記事の自動作成と自動投稿が欲しくなったら、Starter(月49ドル)に上げる流れです。

画面も案内もすべて英語なので、どこで何を決めるのか迷いやすいツールです。とくに返金の条件は厳しめで、知らずに試すと戻ってきません。

登録から記事の自動投稿、解約までを、つまずきやすい順に追っていきます。


Seonixとは?登録前に知っておきたい3つのこと

Seonixとは、キーワード探しから記事の作成、サイトへの投稿、順位の追跡までをAIでまとめて回すSEOの自動化ツールです。GoogleだけでなくChatGPTの回答に自社がどう出ているかも追えるのが売りで、2026年にウクライナで立ち上がった新しいサービスです。

登録の前に、次の3つだけ押さえておくと迷いません。

  • 無料でも診断は本物:サイトの技術的なSEO診断や、壊れたリンク・重複タイトルの洗い出しは無料プランで使える
  • 記事の自動作成は有料だけ:月30本のAI記事と自動投稿はStarterから
  • 料金はドル建て:カードで払うとドルで請求され、カード会社の換算レートと手数料がかかる

ほかのAI SEOツールとの立ち位置を先に知りたい人は、AI SEOツール3本比較を読んでから戻ってくると判断が早いです。


Seonix icon
この記事で紹介 / AIマーケティング3.27無料あり最低料金 ¥0〜

編集部のおすすめ

キーワード選びから構成・順位の確認まで手伝ってくれるSEOツールです。

無料プランと有料プランは何が違う?

違いは「診断で終わるか、記事まで作って投稿するか」です。公式の料金ページ(2026年10月19日確認)を並べると、次のとおりです。

比べる点Free(無料)StarterEnterprise
料金0ドル月49ドル(通常100ドル)/年470ドル個別見積もり
サイト数診断のみ1件無制限
AI記事なし月30本無制限
AI編集なし1日50回個別
AIのアイキャッチ画像なし1日5枚個別
自動投稿なしありあり
サイト診断・GSC/GA4連携ありありあり

つまり、記事を自分で書く人は無料プランの診断だけで十分です。記事の量を増やしたい人だけがStarterを検討すれば足ります。

年払いの470ドルは、月あたり約39ドル。1ドル150円で計算すると年約7万500円、月払いなら月約7,350円です。1本あたりに直すと月払いで約1.6ドル(約245円)なので、外注ライターと比べると破格に見えます。ただ、記事の質を見ずに本数だけで比べるのは危険で、その理由は後半で触れます。


ステップ1: 公式サイトでURLとメールアドレスを入れる

最初にやるのは、自分のサイトを診断にかけることです。ここまではカード登録が要りません。

  1. 公式サイト右上の「Get started」を押す
  2. 「What's your website URL?」の欄に、自分のサイトのURLを入れて「Continue」
  3. 「Where should we send the results?」の欄にメールアドレスを入れて「Continue」
  4. 3つ目の画面まで進むと、診断結果がメールでも届く

メールアドレスは、あとでアカウントのログインにも使います。会社のサイトなら、個人のアドレスより会社の共用アドレスで作っておくと、担当が変わっても困りません。

診断結果のメールには、無料プランで見られる範囲のレポートが入っています。ここで「直すべき技術的な問題」がたくさん出たら、記事を増やすより先にそちらを直すほうが効きます。


今週のAIニュースを週1回メールで受け取る無料

毎週月曜の朝に、今週のAIの主なニュース・新しく載ったツール・よく読まれた記事をまとめて届けます。登録特典は「AIツール選定チェックリスト 2026」。

確認メールのボタンを押すと登録が完了します。配信はいつでも解除できます。

ステップ2: 無料の診断結果を読む

診断の中身は、公式の説明では「技術」「ページ内のSEO」「コンテンツ」「AI検索への対応」の4つの柱で点数が出る仕組みです。まず見るべきは、点数よりも修正リストのほうです。

よく出る指摘は次の4種類です。

  • 壊れたリンク:リンク先が消えているページ
  • 重複タイトル:同じタイトルのページが複数ある
  • meta情報の抜け:検索結果に出る説明文が空のページ
  • AIクローラーへの対応:AIの検索エンジンがサイトを読みにくい設定

WordPressのサイトなら、公式のSeonixプラグイン(WordPress.orgで配布)を入れると、指摘のいくつかを1クリックで直せると案内されています。プラグインはAIクローラー向けの案内ファイル(llms.txt)の自動作成にも対応しています。

AI検索への対応そのものを詳しく知りたいなら、SEOとLLMOの両立ガイドで、直接回答の置き方や構造化データの考え方を押さえておくと、診断の指摘が読みやすくなります。


ステップ3: Search ConsoleとGA4をつなぐ

順位やクリック数を追うなら、GoogleのSearch ConsoleとGA4をつなぎます。無料プランから使える機能です。

つなぐと、Seonixの画面で公開した記事ごとの順位・クリック・流入を追えるようになります。数字が自分のSearch Consoleと同じものなので、Seonixが出す成果をあとから自分で検算できるのが利点です。

つなぐときは、Googleアカウントの権限を渡す画面が出ます。会社のサイトなら、Search Consoleの所有者が誰かを先に確認しておくと、途中で止まりません。


ステップ4: 有料プラン(Starter)に申し込む

記事の自動作成を使うなら、ここで有料にします。

  1. 料金ページで「Monthly」か「Yearly」を選ぶ(年払いは約20%安い)
  2. Starterの「Get started」を押す
  3. クレジットカードかデビットカードの情報を入れて決済する

支払い方法はカードだけです。請求はドル建てなので、カードの明細には換算後の円と海外事務手数料が載ります。

ここで1つ大事な注意があります。返金できるのは、初回の支払いから14日以内で、しかも記事の生成・キーワード調査・サイト診断を1回も使っていない場合だけです。申し込んでから試すと、その時点で返金の対象から外れます。

試すのは無料プランの段階で済ませる。有料にしたら、もう戻れない前提で使う。この順番が安全です。


ステップ5: キーワードの計画を承認する

Starterに上げると、Seonixがサイトの内容を読み取り、検索需要のあるキーワードを集めて投稿カレンダーに並べます。公式はこの読み取り結果を「プロジェクトDNA」と呼び、扱う商品・読者・文体・テーマをまとめたものです。

ここは人が承認する工程です。カレンダーには「何を、いつ書くか」が並ぶので、次の2点を確かめてから承認します。

  • 自分のサイトで書く意味のあるテーマか
  • 既存の記事と同じ狙いのキーワードになっていないか

同じ狙いの記事が2本あると、検索結果で自分の記事同士が順位を食い合います。既存の記事と重なる候補は、承認の前に外しておきます。


ステップ6: サイトに連携して投稿モードを選ぶ

記事を自分のサイトに届けるには、CMS(記事を管理するシステム)と連携します。対応先は公式の案内で次の6つです。

連携先つなぎ方
WordPress無料のSeonixプラグインを入れて1クリック
GhostGhostの管理用API
WebflowAPIトークンを発行してCMSコレクションに紐づける
Shopifyストアのブログに投稿
WixWix Blogに投稿
独自サイトREST API(他のソフトから記事を受け取る窓口)を1本用意

連携ができたら、投稿モードを選びます。モードは2つです。

  • 下書きモード:Seonixが書き、人が1本ずつ確認してから公開する
  • 全自動モード:Seonixが予定どおりに自動で公開する

最初は下書きモード一択です。AIの記事は、事実の間違いや、サイトの方針に合わない言い回しが混ざることがあります。10本ほど確認して手直しがほぼ要らないと分かってから、全自動に切り替えても遅くありません。


この記事のツールを比べる

ステップ7: 生成された記事を確認して直す

記事は、見出し・meta情報・内部リンク・画像・構造化データ(検索エンジン向けの記事情報)まで入った状態で届きます。エディタではSEOと読みやすさの点数が出ます。

確認するときは、点数より中身を見ます。とくに次の3つは、AIが外しやすいところです。

  • 料金や数字:古い情報や、別の商品と取り違えた数字がないか
  • 自社の事実:営業時間や対応地域など、自社にしか分からない情報が合っているか
  • 体験談風の文:使ってもいないのに「試してみた」と読める文がないか

1日50回まで使えるAI編集で直すこともできますが、事実の確認は人にしかできません。ここを省くと、自動化で浮いた時間以上の手間があとで返ってきます。


解約・プラン変更の方法は?

解約は、アカウント設定からいつでもできます。解約しても、支払い済みの期間の終わりまでは使えます。

やりたいこと動き
解約アカウント設定から。期間の終わりまで利用可、日割りの返金なし
上位プランへの変更すぐに反映、差額は日割りで請求
下位プランへの変更次の請求日から反映
使い残した記事本数翌月に繰り越せない(毎月リセット)

記事本数は繰り越せないので、月30本を使い切れない月が続くなら、記事を自分で書くか、更新の頻度を見直すほうが無駄がありません。


うまくいかないときの対処法は?

つまずきやすい場面と対処をまとめます。

症状対処
診断結果のメールが届かない迷惑メールフォルダを確認。会社のメールはフィルタで止まることがある
WordPressに投稿されないプラグインが有効か、WordPressの管理者権限でつないだかを確認
記事が英語で届くプロジェクトの言語設定を確認。日本語の品質は無料段階では確かめられないので、最初の数本で判断する
月30本に達した既存記事の編集や管理は続けられる。本数を増やすなら上位プランに変更

問い合わせはinfo@seonix.ai(英語)です。公式は1営業日以内に返すと案内しています。


AI PICKS編集部の判定

Seonixは、記事を書く時間が取れない小さな会社や個人サイトが、SEOの「型」をまとめて回すには地味に便利なツールです。無料プランの診断だけでも、壊れたリンクやmeta情報の抜けといった基本的な穴が見つかるので、登録して損はありません。

一方で、記事の全自動投稿をそのまま信じるのは正直おすすめしません。Googleは、検索順位を操作する目的で大量のページを機械的に作ることをスパムとして扱っています。月30本を確認なしで公開し続けるのは、そのリスクを自分で抱えることです。

日本語の記事の質についても、公式は「50以上の言語に対応」と案内しているだけで、日本語での品質を示す材料はまだ多くありません。英語圏の新しいサービスなので、サポートも英語です。

使い方の正解は、無料の診断でサイトの穴をふさぎ、Starterは下書きモードで「下書きを作る係」として使うことです。記事の構成や見出しの叩き台として使い、事実と自社の情報は人が足す。これなら月49ドルは安い部類に入ります。

AI検索での見え方を重点的に追いたいなら、AI検索での露出の計測に特化したOmniaのほうが向いています。記事の最適化を自分の手で細かくやりたいなら、Surfer SEOやSE Rankingが候補です。


よくある質問(FAQ)

Q. 登録にクレジットカードは必要ですか?

無料プランの診断までは要りません。URLとメールアドレスだけで始められます。カードが必要になるのは、Starterに申し込むときです。

Q. 支払いは日本円でできますか?

できません。料金はドル建てで、カードで払うとカード会社のレートで円に換算されます。海外事務手数料がかかるカードだと、表示より数%高くなります。

Q. 日本語の記事を書けますか?

公式は50以上の言語で記事を作れると案内しています。ただ、日本語での品質を示す資料は見当たらず、有料にする前の段階では確かめられません。最初の数本を下書きモードで見て判断してください。

Q. 領収書(インボイス)はもらえますか?

公式サイトには、日本のインボイス制度の登録番号の案内が見当たりません(2026年10月19日確認)。経理では、ほかの海外SaaSと同じ扱いになる前提で考えておくと迷いません。

Q. 運営会社はどこですか?

公式の返金ポリシーでは、ウクライナで登録された個人事業主が運営者と案内されています。契約前に、利用規約と返金ポリシーを一度読んでおくと安心です。


あわせて見たいツール・カテゴリ

登録が済んだら、ほかの選択肢や、AI検索への対策もあわせて見ておくと使い分けがはっきりします。

料金と仕様の出典(2026年10月19日確認): Seonix 料金ページ、仕組みの説明、連携先の一覧、返金ポリシー

次に読むならこれ。記事を増やす前に、AIブログの始め方と注意点で、AIで書いた記事を公開するときの落とし穴を確かめておくと、Seonixの自動投稿をどこまで任せるかの線引きが決まります。