Meta AI、AIエージェントアプリ「Muse」をiPhoneで公開 無料・18歳以上で金融や健康データと接続
- Meta が、用事を代行する AI アプリ「Muse」を iPhone 向けに公開しました。
- 料金は無料で、アプリ内課金があります。年齢制限は 18 歳以上です。
- メールやカレンダー、資産や健康のデータは本人が選んで接続します。

「Meta AI」の開発元である Meta Platforms が、個人向けアプリ「Muse from Meta」を App Store で公開しました。指示した用事を代わりに進める AI エージェント (人に代わって作業を実行する AI) で、対応端末は iPhone のみです。
料金は無料で、アプリ内課金があります。年齢制限は 18 歳以上、アプリの容量は 113.7 MB です。App Store の生産性カテゴリでは 22 位に入っています。
引き受けるのは身の回りの用事です。予定の重複を調整し、飲食店を予約し、リマインダーを設定します。お金の面では支出を記録し、サブスクを棚卸しし、身に覚えのない請求を指摘します。不要な契約の解約や貯金目標の管理も行いますが、解約や支払いの前には本人に確認します。買い物では価格を比較し、値下がりを知らせ、許可があれば購入まで代行します。
連携先はメール、カレンダー、Instagram、Facebook、健康や運動のデータ、資産情報です。どれを渡すかは利用者が選びます。実行前の承認、操作履歴の記録、接続の解除はいつでもできます。Meta は誤った動作や想定外の操作が起こり得るとも明記しています。プライバシー表示では、金融情報や正確な位置情報、連絡先、健康データが第三者広告の利用対象に挙がっています。
予定調整や経費の確認を自分でこなしている人は、承認だけを手元に残して、調べ物や予約の往復を任せる形に変えられます。
つまり、スマホの中に何でも屋の秘書を一人置くような話です。店の予約、家計簿のチェック、値下がりの見張りといった細かい用事を代わりに進めて、実際にお金を使う場面や解約の直前だけ「やっていいですか」と聞いてきます。その代わりに、メールもカレンダーも資産まわりの情報も見せることになります。

機能の説明よりも、プライバシーの表示欄の長さのほうが目を引きました。金融情報も正確な位置情報も連絡先も健康データも、第三者広告や広告・マーケティングの利用先として並んでいます。広告で稼ぐ会社に、家計と体調と人間関係をまとめて預ける構図。
筆者はここで少し手が止まりました。
ただ、実行前に承認を挟む設計と、接続をいつでも切れる仕組みが最初から入っているのはまっとうです。使うならカレンダーと予定まわりから始めて、支払いと資産の接続は後回しにするのが現実的だと思います。Meta 自身が誤った動作もあり得ると書いているのだから、いきなり財布まで渡す理由はありません。
一方、ここまで丸ごと任せる作りは、他社も追いかけてきそうです。次のバージョン更新で、購入や解約をどこまで任せられるようになるのかを見ておきたいです。
予定調整や経費チェックに時間を取られている人は、実行前の承認だけを自分の仕事にして、予約や値下がり探しの往復を任せられるようになります。
出典: Apple ↗/ Android Authorityも報道


