OpenAI、「ChatGPT Work」に文章スタイル学習機能 GmailやSlackの文面から書き癖を再現
- OpenAIが「ChatGPT Work」に、文章のクセを学ぶ機能を追加しました。
- 9月7日(米国時間)から、web版で使えます。
- 対象は有料プランの利用者で、GmailやSlackの接続が要ります。

OpenAIは9月7日(米国時間)、有料プラン向けの「ChatGPT Work」に「文章スタイル」機能を追加しました。利用者がふだん書いている文章のクセを覚え、次に書く文章へ引き継ぐ機能です。
学習の材料になるのは、利用者のメールやメッセージ、ファイルです。Gmail、Google Drive、Slack、SharePointといった、ふだん使うツールを接続します。よく使う言い回し、独特の結びの一言、大文字の使い方のクセまで拾います。
設定はweb版のchatgpt.comから進めます。「Settings」の「Personalization」にある「Writing style」で有効にします。一度有効にすると、web版とモバイル版の「ChatGPT Work」で送るすべてのメッセージに反映されます。提供はweb版が対象で、すべての有料プランが使えます。
日々のメールやSlackの文面が、そのまま学習の材料になります。書き出しから結びまで、自分がふだん使っている言葉づかいで下書きが出てきます。
つまり、自分が書いた文章をChatGPTに読ませて、書き方をまねさせる機能です。新しく入った人に「うちのメールはこう書く」と過去のやりとりを渡して覚えてもらうのに近い形です。渡すのは、GmailやSlackに溜まっている自分の文面そのもの。よく使う言い回しや結びの一言まで拾うので、出てきた下書きを自分の言葉に直す手間が減ります。

学習の材料がGmailやSlackというところに、筆者はいちばん引っかかりました。文章術を教え込むのではなく、社内に溜まった過去の文面をそのまま読ませる作りです。材料は自分が過去に書いたメール。導入を決める立場の人なら、試す前に何を接続するかの線引きから考えることになりそうです。
ただ、効く場面ははっきりしています。定型に近いのに毎回少しずつ違う、社外向けのお礼や報告の書き出し。ここが自分の言葉のまま出てくるなら、直す時間はかなり減ります。
一方、日本語でどこまで再現できるかは読めません。結びの一言や大文字の使い方は、英語で書く人には分かりやすいクセです。敬語の距離感やクッション言葉まで拾えるかは、実際に日本語のメールで試すまで分からないという印象です。追いかける各社も似た機能を並べてくるかもしれません。
毎日メールやSlackで文章を書いている人は、自分の言い回しや結びの一言をそのまま使った下書きを受け取れるようになります。

