テクノア、図面検索システム「AI類似図面検索」の新バージョン 導入は初回打ち合わせから約1ヶ月
- テクノアが、中小製造業向けの「AI類似図面検索」の新バージョンをリリースしました。
- 形状と文字の両方で過去図面を探せ、形状検索は上位版の「Pro」の機能です。
- 図面の保管先はオンプレミスとクラウドから選べ、導入は約1ヶ月です。

株式会社テクノアが、図面検索・管理システム「AI類似図面検索」の新バージョンをリリースしました。中小製造業の設計・見積業務を対象にした製品です。
検索は、形状と文字を組み合わせたハイブリッド検索です。図面ファイルをドラッグ&ドロップして検索ボタンを押すと、類似形状の過去図面を抽出します。この形状検索は上位版の「AI類似図面検索Pro」だけの機能です。AI-OCR(図面の文字を読み取る機能)が活字や手書き文字を読み取るため、文字による検索にも対応します。
図面には見積書や検査記録、作業時のメモなどの関連書類を紐づけて一括管理できます。品種や得意先、材質といった付帯情報で検索結果を絞り込めます。図面比較や改版履歴の一括管理も備えます。生産管理システム「TECHS」シリーズと連携すると、図面に紐づいた過去の見積や担当者、原価を一覧表で確認できます。
プログラムはクラウドで管理し、図面の保管先はオンプレミスとクラウドから選べます。オンプレミスの場合、既存のファイルサーバーに保存された図面は自動で検索データベースに取り込まれます。導入は初回打ち合わせから約1ヶ月です。自社の図面で試せる無料体験会もあります。
つまり、社内に溜まった図面を「形が似ているもの」で探せるようにする仕組みです。ファイル名や保管場所がバラバラでも、図面そのものを放り込めばAIが似た形を拾ってきます。ベテランの頭の中にしかなかった「あのときの似た仕事」を、検索窓から引き出せる道具だと考えると分かりやすいです。

目を引いたのは、形状検索が上位版のProだけという線引きです。図面を投げ込んで似た形を探す機能こそこの製品の看板に見えるので、ここで版が分かれるのはちょっと意外でした。
ただ、文字での検索だけでも効く現場はありそうです。入り口は文字検索。手書きの注記まで読み取れるなら、品番や顧客名で過去図面にたどり着けます。紙とPDFが混在したまま何年も積み上がった会社ほど、そこから始めるのが現実的だと思います。
図面が増えすぎて誰がどこに置いたか分からなくなっている会社なら、検討する価値は十分あります。担当者が一人で全部把握できているうちは急ぐ必要はありません。9月30日から始まる製造業DX EXPOで、新バージョンがどこまで速く探せるのかを見てみたいです。
過去の図面を探すのに時間をかけている人は、図面をドラッグ&ドロップするだけで類似図面と、それに紐づいた見積や原価まで呼び出せるようになります。
