サイバーコム、自社専用生成AI「ChatTAKUMI」がGoogle Cloudに対応 ユーザー数無制限で従量課金
- 「ChatTAKUMI」をGoogle Cloud上にも構築できるようになりました。
- 費用は実際に使った分だけで、利用人数に上限はありません。
- 機密情報を外に出さずに生成AIを使いたい企業が対象です。

サイバーコム株式会社が提供する法人向けの生成AI「ChatTAKUMI」が、Google Cloudに対応しました。従来のAWSと合わせて、企業が自社で契約しているクラウド環境の中に構築できます。
ChatTAKUMIは顧客専用の環境に置くため、社内の情報が外部に出ません。社内の文書を読み込ませて答えるRAGチャット(社内資料を探して回答する仕組み)を使えます。文字起こし、要約、校正、翻訳、画像生成、Web検索チャットもそろいます。音声をその場で文字に変える入力にも対応し、キーボードを使えない現場でも声で指示を出せます。
利用できる人数に上限はなく、実際に使った分だけの費用で済みます。専用環境のためカスタマイズに制限がなく、いま使っている基幹システムやSaaSとの連携にも対応します。案件管理ツールのmonday.comとつなげば、やり取りした内容をmonday.comに登録したり、monday.com側のデータを分析したりできます。
開発元のサイバーコムは、自社でもChatTAKUMIに社内規程を学習させています。量が多くて探しにくかった規程を見つけられるようになり、問い合わせ対応の時間を大幅に削減しました。導入後の活用はAIスペシャリストが伴走します。
つまり、会社の中だけに置ける自分専用のAIです。一般的なAIチャットの便利さはそのままに、置き場所を自社が契約しているクラウドの中に限定するので、社内の資料を読ませても外には出ません。これまではAWSが置き場所でしたが、今回からGoogle Cloudも選べます。使っているクラウドに合わせて選べる幅が広がった、ということです。

目を引いたのは、機能の派手さよりも「ユーザー数無制限」という条件です。生成AIの社内展開は利用枠(アカウント)の数で費用が膨らみがちなので、人数ではなく使った分だけという形は、全社に広げたい会社にはかなり効きます。
自社の社内規程で先に実践。開発したサイバーコム自身が問い合わせ対応に使っているという話は、売り文句だけの導入事例より信用できる材料です。
ただ、専用環境に建てる型は、構築と運用の手間がそのまま導入の壁になります。紹介の最後にAIスペシャリストの伴走を置いているのは、そこが本当の勝負どころだからではないか、と思っています。
AWSに続いてGoogle Cloudが乗りました。残るはMicrosoft Azureへの対応があるかどうかです。契約しているクラウドによって選べる相手は変わるので、資料請求の前にそこを確かめておきたいところです。
社内規程やマニュアルの問い合わせ対応に時間を取られている人は、機密情報を社外に出さないまま、一次回答をAIに任せられるようになります。
