Perplexityの発表内容
Perplexityは、「Perplexity Computer」内で人とAIが共同作業を行う機能「Projects」の提供を最近開始しました。この機能では、複数の作業者や自律型AIが数カ月にわたり同じ作業場で作業を進められる基盤を導入しています。
この基盤はソフトウェア開発で使われるGitの仕組みを応用し、5つの要素で構成されています。個別のAIは「SPACE」と呼ばれる隔離環境で動作し、変更内容を履歴として共有場所に保存します。ファイル処理が多い検証環境において、仮想ファイルシステムと比べて約400倍高速な局所保存を採用しています。
AIは容量の大きいファイルや文書を最初からすべて取得せず、必要な情報だけを順次読み込みます。複数のAIが同時に編集しても互いの変更を上書きせず、必要に応じて過去の状態に戻せます。
利用者は過去の履歴を確認できるため、前回の作業以降に誰が何を変更したかをすぐに把握できます。プロジェクト全体を読み直す手間を省き、複数のAIと並行して長期間の業務を進められます。
つまり、どういうこと?
たとえるなら、複数の担当者が同時に書き込む共有ノートに、自動で保存されるバックアップ機能が付いたような仕組みです。AIが作業するたびに変更履歴が記録されるため、誰がどこを直したかが一目で分かります。万が一作業を誤っても、すぐに元の状態に戻せます。
編集部の見方

発表内容を見て、Gitから人間向けの画面を省き、AI同士の共同作業用としてファイル基盤を再構築した着眼点に筆者は感心しました。
工夫が光ります。仮想ファイルシステムと比べて局所保存が400倍速いという検証結果も、実用性を重視した堅実な判断だと感じました。複数人で長期の調査を進めたい人なら、作業の上書きを防ぐ仕組みはかなり重宝しそうです。
一方、複数のAIが同じ場所で連携する設計は、他社の開発競争でも今後の標準になりそうです。冬の機能更新に向けて「Perplexity Computer」のプロジェクト機能がどのように進化するかを見届けたいところです。
誰に関係するか
複数のAIと共同で長期プロジェクトを進めている人は、前回の作業からの変更履歴を確認してプロジェクト全体を読み直さずに作業を再開できるようになります。
出典: Perplexity ↗


