Geminiの発表内容
Google DeepMindは2026年10月15日に、生成AIの電子透かし技術「SynthID」に関する取り組みを公開しました。米誌TIMEの「Best Inventions of 2026」に選出されたことを受けた発表です。
SynthIDは、AIが作った画像や動画の画素に人間には見えない微細な変更を加えて記録する技術です。画像を切り抜いたり圧縮したりしても透かしが消えません。GeminiなどGoogleのAIだけでなく、OpenAIやNvidia、Kakaoの生成物にも付与されており、Appleへの導入も予定されています。
Googleは2026年10月に、誰でもファイルをアップロードしてSynthIDの有無を確認できるWebサイトを開設しました。特別なソフトを使わずにブラウザから判定できます。
GeminiなどのAIで画像や動画を作って外部に公開している人は、専用サイトを使って自社の素材がAI生成物として正しく判別できるか確認できます。
つまり、どういうこと?
ざっくり言うと、AIが作った画像や動画に「見えない刻印」を打っておき、後から本物かAI製かを確かめられる仕組みです。絵画の裏にある鑑定用の見えないスタンプのようなものです。
画像をトリミングしたり画質を落としたりしてもこの刻印は消えません。専用サイトに画像を読み込ませるだけで、AIで作ったものかを誰でもすぐに確認できます。
編集部の見方

AIで作った画像を見分ける検知器の開発を諦め、最初から透かしを埋め込む方針に舵を切っていた点に筆者は感心しました。見破る側の限界を早めに見極めた判断です。業界全体への普及スピードも際立っています。
OpenAIやNvidiaだけでなく、Appleまで巻き込んでいる点にGoogleの本気度がうかがえます。デファクトスタンダードを握る動き。
誰でも無料で判定できるWebサイトを公開したことで、企業の広報担当者が素材の出所を確かめる手順もかなり定着しそうです。今後は主要なSNSが投稿時に自動で判定する仕組みを組み込むかどうかに注目しています。
誰に関係するか
Geminiなどの生成AIで画像や動画を作って外部に発信している人は、自社の制作物がAI生成物であると客観的に証明できるようになります。
出典: time.com ↗


