発表の内容

MicrosoftやASUS、Dell、Lenovoなどの各社が、新型のWindowsノートPCを発売しました。米NVIDIAが開発した新基盤「RTX Spark」を搭載しています。

本製品は、最大128GBの統合メモリー(GPUとCPUで共有する主記憶)を備えます。「Blackwell」世代の画像処理装置と「Grace」中央処理装置を1つのチップにまとめました。

価格は2399ドルからとなります。薄型の携帯端末として展開しており、今後も対応する機種が追加される予定です。

これにより、手元の携帯端末で高度なローカルAI処理(外部通信を行わない端末上での人工知能処理)を動かせます。オフィス外でもデータ作成やコンテンツ制作の作業を進められます。

つまり、どういうこと?

ざっくり言うと、インターネット経由の外部サーバーに頼らず、手元のノートPC単体で高度なAIを動かせる専用チップが載ったということです。

たとえるなら、遠くの大型倉庫に都度注文していた作業を、デスク上の専用スペースだけで素早く完結できる環境が手に入った形です。

編集部の見方

2399ドルからの価格設定は、個人が気軽に試すにはさすがに高価です。

ただ、最大128GBの統合メモリーを薄型ノートPCに収めた構成には筆者も驚きました。クラウドへの通信を挟まず、手元の端末だけで安全にAI処理を完結させたい人なら、十分に納得できる水準です。これだけの能力をオフィス外へ持ち運べる利便性は、日々の業務効率を大きく引き上げそうです。まさに持ち歩ける専用計算機。

一方、各メーカーがどのような冷却機構や実機デザインで仕上げてくるかは気になるところです。次は、10月21日に予定されているベルリンの基調講演で各社ハードウェアの詳細や具体的な出荷スケジュールが明かされるかを見届けたいところです。

誰に関係するか

出先でAI処理やコンテンツ制作を行う人は、薄型のWindows端末上で重い作業を直接実行できるようになります。