Claudeの発表内容

米Anthropicは、生命科学分野の研究者を対象とした客員研究員プログラムの公募を開始しました。応募受付は約14日間行われます。

選考された研究グループは、8週間から12週間にわたりAnthropicの研究者と直接共同で研究を進めます。期間中、Anthropicは「Claude」のモデルや実行環境を無償で提供します。成果となる分析結果やデータ、コードは原則として公開されます。

研究データや共同研究から派生した追跡研究の権利は、研究者側が保持します。応募資料には公開情報のみを記載する必要があり、独自の秘密データを提出する必要はありません。

生命科学の研究に取り組む組織は、最先端AIの計算基盤と専門チームの支援を受けながら、創薬や分子生物学の調査作業を進められます。

つまり、どういうこと?

ざっくり言うと、生命科学の専門家が「Claude」の開発チームと一緒に研究できる期間限定の招待枠です。

AI企業が自前の高性能モデルとシステムを無料で貸し出し、外部の研究室と協力して創薬や遺伝子の難問を解く試みです。民間企業が研究用の大型機材を無償開放して共同研究者を募る形に似ています。

編集部の見方

AIモデルの性能アピールではなく、外部の研究者への無償提供という形をとった点に筆者は関心を持ちました。企業側が計算資源の費用を全額持ち、研究者側に成果物の権利を残す条件はかなり手厚い設計です。異例の厚遇。

ただ、応募期間は約14日間と短めです。

バイオ分野におけるAIの活用は、各社がしのぎを削る領域になりそうです。締め切りから約14日後に予定されている選考結果の通知で、どのような研究テーマが選ばれるのかを見たいです。

誰に関係するか

大学や研究機関で生命科学の研究をしている人は、8週間から12週間にわたり「Claude」の実行環境を費用負担なく使って共同調査できるようになります。