企業の業務自動化を一元化する会話型AIプラットフォーム

Kore.aiは、HR・IT・カスタマーサポートなど複数部門の問い合わせ対応を、一つの会話型AIエージェントで自動化できる企業向けプラットフォームです。ノーコードのフロービルダーで対話シナリオを設計し、Salesforce・ServiceNow・SAPなど主要基幹システムと連携させながら、24時間365日の自動応対を実現します。コールセンターの一次受けや社内ヘルプデスクなど、定型問い合わせが多く、人手依存になっている部門の負荷削減を狙う大手企業に向いた構成です。

主要機能

1. ノーコード対話フロービルダー:分岐条件・API呼び出し・有人エスカレーションをGUIで設計でき、エンジニア手組みで2-3週間かかるボット構築を、業務担当者だけで数日に短縮できます。

2. マルチチャネル展開:Webチャット、Microsoft Teams、Slack、電話(IVR)、WhatsAppまで同一エージェントを横展開可能。チャネルごとに作り直す工数を削減します。

3. エンタープライズ連携:ServiceNow・Salesforce・Workday・SAPなど50以上のコネクタを標準搭載。チケット起票や休暇申請といったトランザクションを会話内で完結させます。

4. 多言語LLMオーケストレーション:GPT・Claude・Geminiなど複数LLMを用途別に切替制御でき、機密データを含む問い合わせはオンプレモデルへ振り分けるなどのガバナンス設計が可能です。

編集部の検証メモ

公開料金プランを精査すると、エントリープランの「Essential」は月額$50程度から、本格運用向けのAutomation AIは案件別の個別見積もりで、コールセンター規模では年間数千万円規模になるケースが比較記事で報告されています。Botpress等のオープン系と比較した差別化は、SOC2・HIPAA等の認証取得と、IVRを含むコンタクトセンター統合の深さにあり、金融・医療・通信といった規制業種で採用が進んでいる点です。想定ROIとしては、月3万件の一次問い合わせを抱えるサポート部門で自動応答率60%を達成できれば、オペレーター換算で月15-20名分(人件費換算で月1,000万円規模)の削減余地が見込まれる試算となります。

想定ユーザー

月間数万件以上の問い合わせを抱え、ServiceNowやSalesforceなど既存スタックとの密な連携を必須とする大手企業のIT・CS責任者に向いています。一方、月数百件規模のスモールチームや、UIの完全日本語化と低単価を最優先する現場にはオーバースペックで、Dialogflowや国産チャットボットの方が適合します。