Nablaは、診察中の医師と患者の会話から臨床記録を自動で作る、医療機関向けのアンビエントAIです。米国ブルックリンとパリに拠点を置き、診察前のカルテ確認から記録の作成、最終的なコーディングまで、診療記録の流れ全体を支援します。
主な機能
- Ambient Documentation: 医師と患者の会話を取り込み、構造化された臨床メモを自動で生成します
- Dictation: Epicをはじめとする主要な電子カルテに組み込まれた医療向け音声認識で、口述入力を支えます
- Coding: 診療記録とAMAのガイドラインをもとにE/MやICD-10のコード候補を提案し、最終判断は医師が行います
- 利用形態: Webアプリ、iOS・Androidアプリ、Chrome拡張があり、他社製品への組み込み用にNabla ConnectとAPIも用意されています
導入実績と安全面
公式サイトでは130以上の医療組織に導入され、85,000人以上の臨床医が利用していると案内しています。HIPAA、SOC 2 Type 2、ISO 27001、GDPRへの対応を示しており、データの保持ポリシーは組織ごとに設定できます。
料金と注意点
公式サイトから無料で試用を始められ、組織としての導入はデモと個別相談から進めます。サイトは英語とフランス語で提供され、電子カルテ連携もEpicやathenahealthなど米国で使われる製品が中心です。英語で外来診療を行う医療機関や、海外のAIスクライブの動向を把握したい医療DX担当者に向いています。


