Web of Science Research Assistantは、Clarivateが提供する、学術引用データベース「Web of Science Core Collection」を土台にした生成AI・エージェント型AIの研究アシスタントです。トピック、著者、ジャーナルに関する問いを一つの会話から始めると、トピックの探索、文献レビューの組み立て、著者の影響力の把握、傾向やつながりの解釈までを順を追って支援します。2024年9月に世界の研究コミュニティ向けに公開されました。
主な機能
- 概要の質問: 概念的な質問をすると、複数の論文をもとに簡潔な概要と解説を返します。複数の言語での自然文検索に対応し、120年以上分の研究を対象にします
- 文献検索の質問: 機関やテーマ、年を指定するなど、条件を決めて論文を探せます
- 分析の質問: トピックの動向や、あるテーマで論文の多い機関などを、共引用ネットワーク、トピックマップ、トレンドグラフで可視化します
- ガイド付きタスク: トピックの理解、文献レビューの開始、投稿先ジャーナルの検討、分野の専門家探しを、エージェント型AIが手順に沿って案内します
仕組みとデータの扱い
意味の近さとキーワードの両方で論文を集め、独自のアルゴリズムで順位付けした上位の論文から回答を作るRAG方式です。回答には根拠になった文献の一覧が付きます。商用の事前学習済みLLMを使い、自社でモデルを学習させることはせず、出版社のコンテンツや図書館の資料、利用者データをLLMに渡さないと説明しています。
利用条件
個人向けの料金表はなく、所属機関がWeb of Science Research Assistantを契約している場合に使えます。Web of Science Research Intelligenceを導入している機関では、研究資金の機会や新しいトピックの探索を加えた拡張版も使えます。日本語の画面表示は公式ページで確認できていません。


