定義
リトライとバックオフとは、AIエージェントの処理失敗時に再試行の回数と待機間隔を制御し、システム全体への負荷集中を防ぐ再試行設計のこと。
リトライとバックオフ (再試行設計)とは(詳しく解説)
リトライとバックオフは、外部APIやツール呼び出しが一時的なエラーで失敗した際に、即座に再送せず待機時間を挟んで再試行する設計手法である。失敗のたびに待機時間を2倍ずつ延ばす指数バックオフ(exponential backoff)に、複数リクエストの再送タイミングが重ならないようランダムなゆらぎ(ジッター)を加える方式が業界標準として広く採用されている。2026年時点のAIエージェント開発では、LLM APIのレート制限やタイムアウトへの対処として不可欠だが、再試行回数の上限を甘く設計すると失敗リクエストへの再課金が積み重なりコストが想定より膨らむ落とし穴があるとされる。実運用・現場での選び方としては、リトライ対象をレート制限や一時的なネットワークエラーに限定し、認証エラーや入力不正など再試行しても解決しない失敗は即座に打ち切って区別することが重要とされる。相場感としては最大再試行回数を3〜5回程度に抑える設計が一般的とされる。
リトライとバックオフ (再試行設計)の使用例
- 429エラーのときだけ1秒→2秒→4秒と間隔を伸ばして最大5回まで再試行する設計にして。
- 認証エラーや入力不正はリトライせず、即座に人間にエスカレーションする分岐を入れて。