自律型致死兵器システム (LAWS)
読み: じりつがたちしへいきしすてむ
最終更新: 2026-09-01・AI PICKS編集部
定義
自律型致死兵器システム(LAWS)とは、人間の介入なしにAIが標的の選定と攻撃の可否を判断する兵器システムのこと。
自律型致死兵器システム (LAWS)とは — 詳しく解説
自律型致死兵器システム(LAWS)とは、人間の関与を経ずにAIが標的の識別・選定・攻撃実行までを自律的に行う兵器体系を指す国際的な議論用語である。国連の特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)の枠組みで2014年から政府専門家会合が続けられているが、明確な定義や規制条約は2026年時点でも成立していないとされる。実運用の観点では、ドローン群制御や画像認識による標的識別など要素技術はすでに軍事・民生双方で実用化が進んでおり、どこからが「人間の意味のある制御」を欠くLAWSに該当するかの線引きが現場の最大の論点になっている。防衛関連のAI開発では、誤認識による誤爆や国際人道法違反のリスクをどう技術的・運用的に担保するかがコスト・開発期間双方に直結する課題とされ、各国の防衛産業は説明可能性や人間の最終承認プロセスの組み込みを前提に開発を進める傾向が広がっている。企業がAI倫理・ガバナンスの文脈でこの用語を扱う際は、規制動向の不確実性を踏まえた慎重な相場感の把握が求められる。
自律型致死兵器システム (LAWS)の使用例
- 「LAWS 定義 国連CCW」で検索し、政府専門家会合の公式資料から一次情報を確認する使い方。
- AI倫理ポリシー文書で自律型兵器システムを開発対象外事項として明記する際の参照用語として使う。
自律型致死兵器システム (LAWS)に関連するAIツール
自律型致死兵器システム (LAWS)の関連記事
関連用語
「法規制・倫理」の他の用語
AI 開発・利用に伴う倫理的問題 (バイアス / プライバシー / 雇用影響 等)。 EU AI Act など規制も進行中。
AI が学習データの偏りを反映して 差別的・偏った出力を生む現象。
EU AI法とは、EUが2024年に成立させた世界初の包括的AI規制法のこと。AIシステムをリスクレベルで4段階に分類し、高リスク用途には厳格な適合義務を課す。
「AI事業者ガイドライン」とは、経済産業省・総務省が2024年に策定した、AI開発・提供・利用事業者向けの行動指針のこと。リスク管理・透明性確保・ガバナンス体制の構築を求める、日本のAI規制における主要な指針である。
ディープフェイクとは、深層学習を用いて実在する人物の顔・声・動作を別の映像や音声に高精度で合成・置換した偽コンテンツのこと。
電子透かしとは、AI生成コンテンツや著作物に人間には知覚されにくい識別情報を埋め込む技術のこと。生成元の特定・著作権保護・フェイクコンテンツ検出に幅広く活用される。
用語がわかったら、次はツール選び
12カテゴリ・1618語以上を体系的に整理しています