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AI音声読み上げ 無料ツール14選|商用OKの条件と月あたり上限を比較 (2026年版)
この記事のポイント
- 0円で始めて商用にも使うなら VOICEVOX が一択。ただしキャラクターごとの規約が本体とは別にあります。
- クレジット表記なしで商用に使いたい場合、ずんだもんなど一部キャラは1キャラ40万円(税別)の別ライセンスが必要です。
- 読み上げる量が多いなら Amazon Polly の「12ヶ月間・毎月500万文字」枠が破格。
- 定番だった Voice Gate は2026年7月31日で個人向けを終了しました。古い比較記事の情報は当てになりません。
「無料のAI音声読み上げ」で検索して出てきたツールを開いたら、登録が必要だった。使えたと思ったら商用は禁止だった。そんな空振りを潰すために、無料枠の中身だけを14本ぶん並べます。
AI音声読み上げとは、入力したテキストをAIが人の声で読み上げる音声合成(TTS)の技術です。無料ツールの多くは月あたりの文字数上限と商用利用の条件が決められており、0円のまま公開コンテンツに使えるかどうかはツールごとに分かれます。
いま日本語で0円のまま商用に使えるのは、実質 VOICEVOX・音読さん・Amazon Polly の3本です。それ以外は「無料で試せるが、公開する動画には使えない」に分類されます。
AI音声読み上げは、打ち込んだ文章をAIが人の声で読み上げる技術です。専門用語では音声合成、英語ではTTS(Text-to-Speech/文字を声に変える仕組み)と呼ばれます。
AI音声読み上げの無料ツール、結局どれが一番いい?

日本語の動画やナレーションが目的なら、迷わずVOICEVOXから触ってください。0円・商用可・インストール型という条件が全部そろっているのは、2026年8月時点でここだけです。
VOICEVOXはパソコンにインストールして使うソフトで、Windows・Mac・Linuxに対応しています。ずんだもん、春日部つむぎ、四国めたんといった動画でおなじみの声がそのまま使えます。ネットにつながなくても動くので、長い原稿でも待たされません。
読み上げる量が多い人はAmazon Pollyへ。アカウント登録の手間はありますが、最初の12ヶ月は毎月500万文字まで無料です。文庫本にすると何十冊ぶんという量で、個人が使い切るのはまず無理な水準。
登録すらしたくない、いますぐ音を1本ほしい。そういうときはSpeechGenです。登録なしで1回1,000文字まで生成でき、月額の縛りもありません。
この3本を頭に入れたうえで、残りを含めた全体像を見ていきます。
無料で使えるAI音声読み上げ14選(一覧表)
14本を、無料枠・商用可否・提供のかたち・得意分野の4つで並べました。太字は0円のまま商用に使える3本です。
| ツール | 無料枠 | 商用利用 | 形態 | 得意分野 |
|---|---|---|---|---|
| VOICEVOX | 完全無料 | 可(クレジット表記が条件) | アプリ | キャラクター声・動画 |
| 音読さん | 月5,000文字 | 無料枠でも可 | Web | 登録なしで手軽 |
| Amazon Polly | 12ヶ月・毎月500万文字 | 可 | API/Web | 大量・システム連携 |
| Google Cloud TTS | 毎月の無料枠あり | 可 | API | 開発者向け |
| SpeechGen | 1回1,000文字・登録不要 | 有料プランのみ | Web | 多言語・従量課金 |
| ElevenLabs | 月1万字相当 | 有料プランのみ | Web/API | 感情表現・英語 |
| Murf AI | 体験枠あり | 有料プランのみ | Web | 商用ナレーション |
| Speechify | 無料プランあり | 有料プランのみ | アプリ/拡張 | 記事・書籍の読み上げ |
| VOICEPEAK | 体験版のみ | 可(買い切り後) | アプリ | 抑揚の細かい調整 |
| CeVIO AI | 体験版のみ | 可(買い切り後) | アプリ | 歌唱・キャラ声 |
| CoeFont | 無料枠あり | プランに準拠 | Web | 日本語の話者数 |
| SoftTalk | 完全無料 | 可 | アプリ | 低スペックPC |
| AITalk(かんたん!AITalk5) | 体験版のみ | 別途ライセンス購入 | アプリ | 業務ナレーション |
| Fish Audio s1 mini | オープンソース | ライセンスに準拠 | セルフホスト | 英語・自由度 |
(料金・条件は各社の公開情報より。2026年8月時点。無料枠は予告なく変わります)
表を眺めると、無料と書いてあるツールの多くが「試すのは無料、公開するのは有料」だと分かります。ここが最大の分かれ目です。
「無料」の中身はなぜ3種類に分かれるのか?

無料ツールでつまずく理由は、たいてい次の3つのどれかです。文字数の上限、クレジット表記の義務、そして商用利用の可否。
1つ目は文字数の上限。 音読さんは月5,000文字まで無料です。5,000文字は原稿用紙で12〜13枚ほど、YouTube動画なら1〜2本ぶん。思ったより早く底をつきます。SpeechGenのように「1回あたり」で切るツールもあるので、月なのか回なのかは必ず見てください。
2つ目はクレジット表記。 「この動画の音声はVOICEVOX:ずんだもんを使用しています」のような一文を、概要欄などに入れる約束です。これを守れば0円で商用OK、という国産ツールが多い。逆にこれを忘れると規約違反になります。
3つ目が商用可否そのもの。 ElevenLabsやMurf AI、Speechifyは無料プランでも音は作れますが、商用に使うには有料プランが要ります。無料版で作った音声をそのまま案件に納品するのは、いちばん危ない使い方です。
- 上限が「月」なのか「1回」なのかを確認する
- クレジット表記が必須か、任意かを確認する
- 商用可否は「無料プランでも可か」で判定する
- 書き出し形式(MP3/WAV)が編集ソフトに合うか
つまり、無料は「タダで無制限」ではありません。上限と表記のルールを飲んだうえで使うのが正解です。
無料枠の条件だけをもっと細かく突き合わせたいなら、AI音声読み上げ無料で商用OKな7本に登録要否まで含めた比較表があります。
VOICEVOXの落とし穴 — 本体とキャラで規約が別
VOICEVOXは「無料・商用可」と紹介されがちですが、正確には二段構えです。VOICEVOX本体の利用規約に加えて、キャラクターごとの規約にも従う必要があります。
たとえばずんだもんや春日部つむぎは、利用時にクレジットの記載が必要です。ここまでは無料。問題はその先。
クレジットを表記せずに商用利用したい場合、1キャラクターあたり40万円(税別)の利用料が設定されています。 企業案件でクレジットを入れられない、というケースはここに当たります。個人の動画なら概要欄に一行入れれば済む話なので、実務上ハマるのは法人だけ。
キャラ声ではなく素直なナレーションが欲しい人には、VOICEPEAKのような買い切りソフトのほうが結果的に安くつきます。VOICEVOXとの相性や声質の違いは、ElevenLabs vs VOICEVOXで音の性格まで踏み込んで比べています。
Voice Gateの個人向け終了で選択肢が1本減りました
無料の音声読み上げといえばVoice Gate、という時期が長く続きました。ここは2026年で状況が変わっています。
Voice Gateは公式のお知らせで、2026年7月31日をもって個人向けサービスを終了し、法人向けへ完全移行すると発表しました。新規の個人向け登録は同年7月10日で受付を停止しています。
つまり、いま「Voice Gateなら無料で月1,000文字」と書いてある比較記事は、個人には役に立ちません。ここを載せたままの記事はほぼ更新が止まっています。情報の鮮度を測る目印として使えます。
代わりに何を使うか。企業ナレーションのようなクセのない声が欲しいなら、CoeFontかAmazon Pollyが素直な移行先です。
ここまでの整理 0円で商用に使えるのはVOICEVOX・音読さん・Amazon Pollyの3本。VOICEVOXはクレジット表記が条件で、外すなら1キャラ40万円(税別)。Voice Gateは個人向けを終了済み。
日本語が自然に聞こえるのはどれですか?

日本語の自然さは、単純な音質より「イントネーションを直せるかどうか」で決まります。国産ソフトが強いのはここです。
海外製のツールは日本語を読めますが、固有名詞や漢字の読み分けで詰まります。「一日」を「ついたち」と読むか「いちにち」と読むか。この手のズレを1語ずつ直せるのが、VOICEVOXやVOICEPEAK、CeVIO AIといった国産の強みです。
一方、英語のナレーションならElevenLabsが圧倒的。ため息や笑いまで再現できる表現力は、日本語ツールがまだ追いつけていない領域です。日本語のビジネス動画に使うならオーバースペック。
Fish Audioのs1 miniのようなオープンソースのモデルも増えてきました。無料枠のような制限がなく、自分のパソコンやサーバーで動かせるのが利点。ただし環境構築が要るので、動画を1本作りたいだけの人には遠回りです。
用途別に音を組み合わせたい人は、AI音声・朗読制作ツールの選び方と組み合わせに構成例をまとめてあります。
用途別のおすすめ4パターン
「どれが一番いいか」は用途で変わります。よくある4つの目的に対して、1本ずつ答えを決めました。
| 目的 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| YouTube・解説動画 | VOICEVOX | 0円・商用可・キャラの認知度が高い |
| 企業ナレーション | Amazon Polly | クセのない声、クレジット表記が不要 |
| 大量のテキスト読み上げ | Amazon Polly | 12ヶ月・毎月500万文字の無料枠 |
| 記事や書籍を耳で読む | Speechify | ブラウザ拡張で読み上げが完結する |
迷ったらVOICEVOX。日本語の動画制作という一番多い用途で、コストとリスクの両方が最小になります。
副業としてナレーションを受ける場合は話が変わります。無料ツールのクレジット表記が、そのまま納品先の都合とぶつかるからです。AIナレーション副業の必要ツールと月額コストに、有料化のラインを金額つきで整理しました。
無料のまま商用利用するときのチェックリスト
公開前に1分だけ確認してください。ここを飛ばした結果の動画削除やライセンス請求は、あとから取り返せません。
- 使ったツールの規約で「商用利用可」が無料プランにも及ぶか
- クレジット表記の文面が指定されていないか(自己流はNGの場合あり)
- キャラクターの規約が本体と別にないか(VOICEVOX系は必須確認)
- 生成した音声を第三者に販売・再配布してよいか
とくに4つ目を見落としがちです。「自分の動画に使う」はOKでも、「音声ファイルを納品する」は別枠、というツールが少なくありません。
規約の読み方に自信がないなら、無料枠でも商用がはっきり許諾されている3本(VOICEVOX・音読さん・Amazon Polly)に絞るのが安全な立ち回りです。
有料に切り替える判断ラインはどこ?

無料でずっと粘るべきか、月額を払うべきか。判断の軸は3つだけです。
月5,000文字を超えたら有料を検討。 音読さんの無料枠を毎月使い切るなら、動画は月2本以上のペース。その段階なら制作時間の削減効果が月額を上回ります。
クレジット表記を外す必要が出たら有料。 案件でクライアントから表記を断られたときが、明確な切り替え時。VOICEVOXなら1キャラ40万円(税別)なので、月額数千円のツールに乗り換えるほうが安く済みます。
声の指名が入ったら有料。 「この声で」と指定される仕事になったら、無料枠で選べる声の数では足りません。CoeFontやMurf AIのように話者数で勝負するサービスの出番です。
逆に、個人の趣味動画で月2本まで。この範囲なら無料のまま何年でもいけます。
編集部の評価
公開情報とリサーチをもとにした、率直な採点です。忖度なしで書きます。
VOICEVOX — 一択。 0円・商用可・オフライン動作の三拍子がそろい、代わりになるツールが見当たりません。キャラ声が用途に合わない場面だけが弱点。
Amazon Polly — 破格。 12ヶ月で毎月500万文字は、個人が使い切れる量ではありません。AWSのアカウント作成という一手間だけが参入障壁です。
ElevenLabs — 日本語には正直イマイチ。 英語の表現力は圧倒的ですが、日本語のイントネーション調整では国産ソフトに届きません。無料プランは商用不可なので、日本語目的なら候補から外して構いません。
Speechify — 用途を間違えなければ重宝。 記事や書籍を耳で読むツールとしては優秀。ただし無料プランでは良い声が意図的に絞られており、動画制作用と考えると微妙です。
Voice Gate — 個人には該当なし。 2026年7月31日で個人向けが終了しました。名前を見かけたら記事の鮮度を疑うべき指標として使えます。
よくある質問(FAQ)
Q. AI音声読み上げを完全無料で商用利用できますか?
できます。VOICEVOX・音読さん・Amazon Pollyの3本は、無料の範囲でも商用利用が認められています。ただしVOICEVOXはクレジット表記が条件で、キャラクターごとの規約も別途確認が必要です。
Q. クレジット表記は具体的にどこに書けばいいですか?
YouTubeなら動画の概要欄、Webページなら記事の末尾が一般的です。表記の文面を指定しているツールもあるため、公式サイトの記載どおりにコピーするのが確実です。
Q. 無料ツールで作った音声をお客さんに納品してもいいですか?
ツールによります。「自分のコンテンツで使う」ことと「音声ファイルを第三者に渡す」ことを別に扱う規約が多く、後者は有料プラン限定というケースが目立ちます。仕事で使うなら有料プランに切り替えるのが安全です。
Q. 日本語のイントネーションがおかしいときは直せますか?
国産ソフトなら直せます。VOICEVOX・VOICEPEAK・CeVIO AIは、単語ごとにアクセントを調整する機能を持っています。海外製のWebツールは調整の幅が狭く、読み方を変えたい場合はひらがなで入力し直すのが現実的な回避策です。
Q. 声質を後から変えたい場合はどうすればいいですか?
読み上げではなく、変声(ボイスチェンジ)の領域になります。用途が近いようで別ジャンルなので、AIボイスチェンジャー無料おすすめ比較を参照してください。
次に読むならこれ
作った音声を動画に載せるところまで一気に進めたいなら、AIでYouTube動画を作る完全ガイドへ。台本づくりから編集までの流れが1本でつながるので、音声ツールを決めた直後に読むと手戻りが減ります。
音声まわりのツールをまとめて見比べたい場合は、AI音声カテゴリに読み上げ・文字起こし・変声の各ツールが並んでいます。
各ツールの公式サイト(一次情報)
料金・機能・対応範囲は各社公式が一次情報です。本記事は公開時点の検証に基づきますが、最新かつ正確な条件は必ず各公式ページで確認してください。
- VOICEVOX — 公式サイト(AI PICKSの詳細)
- ElevenLabs — 公式サイト(AI PICKSの詳細)
- Murf AI — 公式サイト(AI PICKSの詳細)
- Speechify — 公式サイト(AI PICKSの詳細)
- VOICEPEAK — 公式サイト(AI PICKSの詳細)
- Speechgen — 公式サイト(AI PICKSの詳細)
