
【2026年最新】Recraft AIの使い方・料金を完全解説|ベクター画像生成・ロゴ作成の実力を徹底レビュー
AI画像生成ツールは数え切れないほどありますが、「ベクター画像をAIでネイティブ生成できる」ツールとなると、選択肢は一気に狭まります。Recraft AIは、その唯一といっていいポジションを押さえたデザイン特化型の画像生成AIです。
2026年2月にリリースされたV4では、ネイティブSVG出力の品質が劇的に向上。ロゴ・アイコン・イラスト制作で「AIが生成して、そのまま使える」レベルに到達しました。この記事では、Recraft AIの始め方から料金、実践的な使い方、競合ツールとの違いまでを徹底解説します。
この記事でわかること
- Recraft AIとは何か・他のAI画像生成ツールとの決定的な違い
- 無料プラン〜Teamsプランの料金体系と選び方
- V4の新機能(ネイティブSVG、4メガピクセル出力)
- アカウント登録から画像生成までのステップバイステップ手順
- ロゴ・アイコン・バナー制作での実践テクニック
- Midjourney・DALL-E・Stable Diffusionとの使い分け
30秒で結論
- ベクター画像(SVG)をAIで直接生成したいなら、Recraft AI一択。 他のツールにこの機能はない
- 無料プランで毎日30クレジット使える。まず試すリスクはゼロ
- 有料は月$10〜。商用利用にはBasic以上が必要
- V4はプロンプト精度が大幅向上。テキスト配置の正確性も業界トップ
- ロゴ・アイコン制作なら最強。写真風リアル画像ならMidjourneyのほうが得意
Recraft AIとは?デザイン特化型AI画像生成ツールの全貌

Recraft AIは、英国スタートアップRecraftが開発したデザイン特化型の画像生成AIサービスです。創業者のAnna Veronika Dorogushは、機械学習ライブラリCatBoostの開発者として知られる人物で、機械学習の深い技術知見をベースにプロのデザイナーが実務で使えるツールを目指して開発されました。
他のAI画像生成ツールとの決定的な違い
Recraft最大の差別化ポイントは3つあります。
1. ネイティブSVGベクター画像の生成
MidjourneyもDALL-Eも、出力はラスター画像(PNG/JPEG)のみです。ロゴやアイコンを作っても、拡大すればぼやける。Recraftは最初からSVGパス、構造化されたジオメトリ、クリーンな構成を持つネイティブSVGファイルを直接生成します。V4では「ラスター画像をトレースしてベクター化する」のではなく、本物のベクターデータを出力するため、生成後の手修正がほぼ不要です。
2. テキスト配置の正確性
AI画像生成の弱点といえば「文字が崩れる」こと。RecraftはV3の時点で画像内の特定位置にテキストを正確に配置できる唯一のモデルとして評価されていました。バナーやポスターなど、テキスト入りデザインを作るなら圧倒的に有利です。
3. 生成→編集→出力のワンストップ設計
単に画像を1枚生成して終わりではなく、AI編集ツール(背景除去・アップスケール・部分修正)、スタイルカスタマイズ、複数フォーマット出力までワークフロー全体をカバーしています。
Recraft V4の進化ポイント
2026年2月にリリースされたV4は「ゼロからの再構築(ground-up rebuild)」と公式が表現するほどの大型アップデートです。
| 項目 | V3 | V4 |
|---|---|---|
| ラスター解像度 | 1024×1024 | V4: 1024×1024 / V4 Pro: 2048×2048 |
| ベクター品質 | トレースベース | ネイティブSVGパス生成 |
| 生成速度(ラスター) | 約15秒 | V4: 約10秒 / V4 Pro: 約30秒 |
| 生成速度(ベクター) | 約20秒 | V4: 約15秒 / V4 Pro: 約45秒 |
| プロンプト精度 | 良好 | 大幅向上 |
| 印刷対応 | 限定的 | 4メガピクセル(V4 Pro) |
V4 Proは4メガピクセル出力に対応し、印刷品質のアセット生成が可能になりました。名刺、ポスター、パッケージデザインなど、これまでAI画像生成では対応が難しかった高解像度の商業用途にも使えます。
📌 ポイント: V4はFreeプランを含むすべてのプランで利用可能。有料プラン限定ではない。
Recraft AIの料金プラン【2026年4月最新】

Recraftはクレジット制のフリーミアムモデルを採用しています。画像を生成・編集するたびにクレジットを消費する仕組みです。
Webアプリ版の料金プラン
| プラン | 月額料金 | クレジット | 商用利用 | 画像プライバシー | 並列生成 |
|---|---|---|---|---|---|
| Free | $0 | 30/日(毎日リセット) | ❌ | 公開 | なし |
| Basic | $10/月(年払い) | 1,000/月 | ✅ | 非公開 | 最大10 |
| Pro | $16/月(年払い) | 2,000/月 | ✅ | 非公開 | 最大10 |
| Teams | $18/席/月(年払い) | 2,000/席/月 | ✅ | 非公開 | 最大10 |
月払いの場合、Basicは$12/月、Proは$19/月になります。
Freeプランの注意点:
- 生成画像は全て公開される(他ユーザーからも見える)
- 商用利用は不可
- 日々のクレジットは翌日に持ち越せない
Basicで十分な人: 個人でロゴやアイコンを月20〜30枚生成する程度なら、Basicの1,000クレジットで足りる。商用利用OKで月$10はかなり安い。
Proが必要な人: バナー制作やイラスト量産など、月50枚以上生成するクリエイター向け。
API料金(開発者向け)
Recraft APIを使えば、自社サービスやワークフローに画像生成を組み込めます。
| モデル | 1枚あたり |
|---|---|
| Recraft V4(ラスター) | $0.04 |
| Recraft V4 Pro(ラスター) | $0.25 |
| Recraft V4(ベクター) | $0.08 |
| Recraft V4 Pro(ベクター) | $0.30 |
| Recraft V3(ラスター) | $0.04 |
| Recraft V3(ベクター) | $0.08 |
| 背景除去 | $0.01 |
| アップスケール(Crisp) | $0.004 |
| アップスケール(Creative) | $0.25 |
V4のラスター画像が1枚$0.04は業界でもかなり安い部類です。大量生成するバッチ処理でのコスト効率が光ります。
Recraft AIの始め方【5分で完了】

ステップ1: アカウント登録
- recraft.ai にアクセス
- 「Sign Up」をクリック
- Googleアカウント、Apple ID、またはメールアドレスで登録
- メール認証が完了すればダッシュボードにアクセス可能
ステップ2: 最初のプロジェクトを作成
ダッシュボードの「New Project」をクリックすると、キャンバスが表示されます。Recraftのキャンバスは無限に広がるホワイトボードのような設計で、複数の画像を並べて比較しながら作業できます。
ステップ3: 画像を生成する
左側のパネルで以下を設定します:
1. プロンプト入力欄にテキストを入力
2. 出力形式を選択:Raster(PNG/JPEG)or Vector(SVG)
3. モデルを選択:V4 / V4 Pro / V3 から選択
4. スタイルプリセットを選択(任意)
5. 「Generate」をクリック
V4のExploration Modeでは、1回のGenerateで8枚の画像が同時生成されます(16クレジット消費)。その中からベストな1枚を選んで、さらに編集を加えるワークフローです。
ステップ4: 編集・書き出し
生成した画像は以下の操作が可能です:
- 背景除去: ワンクリックで透過PNG化
- アップスケール: Crisp(シャープ化)またはCreative(ディテール追加)
- 部分修正(Inpaint): 気に入らない箇所をマスクしてプロンプトで再生成
- スタイル変更: 生成後でもスタイルを切り替え可能
- 書き出し: PNG、JPEG、SVG、Lottie形式に対応
実践テクニック:ロゴ・アイコン・バナー制作

ロゴ制作のコツ
Recraftが最も強い領域がロゴ制作です。ベクター出力で直接SVGが得られるため、Illustratorでのトレース作業が不要になります。
効果的なプロンプト例:
Minimalist logo mark for a coffee brand called "RISE".
Simple geometric icon, single color, professional.
Clean lines, no gradients, scalable design.
ロゴ生成時のベストプラクティス:
- 出力形式は必ず「Vector」を選択
- V4 ProよりV4のほうがシンプルなロゴには向いている(V4 Proは複雑な構図向け)
- 「minimalist」「geometric」「single color」をプロンプトに入れると、実用的なロゴになりやすい
- 生成後、SVGをIllustratorやFigmaに読み込んで微調整するのがプロの流れ
アイコンセット制作
Recraftのスタイルカスタマイズ機能を使えば、統一感のあるアイコンセットを量産できます。
- 最初の1つを生成して、気に入ったスタイルを「カスタムスタイル」として保存
- 以降のアイコンは同じスタイルを適用して生成
- ブランドカラーとスタイルの一貫性を自動で維持
Tips: Freeプランでも毎日30クレジットあるので、アイコン2セット分(8枚×2回)は試せます。
バナー・広告クリエイティブ制作
テキスト配置精度が高いRecraftは、テキスト入りのバナー制作で真価を発揮します。
E-commerce sale banner with text "SPRING SALE 50% OFF".
Modern flat design, pastel pink and mint color scheme.
16:9 aspect ratio, clean layout.
A/Bテスト用に複数バリエーションを一度に生成し、最もCTRが高いデザインを選ぶワークフローが効率的です。実際に、ある大手ECサイトではバナー制作効率が従来の3倍に向上した事例もあります。
Recraft AI vs 競合ツール徹底比較
Recraft AIと主要なAI画像生成ツールを、用途別に比較しました。
機能比較表
| 機能 | Recraft AI | Midjourney | DALL-E 3 | Stable Diffusion | Adobe Firefly |
|---|---|---|---|---|---|
| ベクターSVG出力 | ✅ ネイティブ | ❌ | ❌ | ❌ | ❌ |
| テキスト配置 | ◎ 最高精度 | △ 改善中 | ○ 良好 | △ | ○ |
| 画質(写真風) | ○ | ◎ 最高 | ○ | ◎ | ○ |
| 画質(イラスト) | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ○ |
| ロゴ制作 | ◎ 最適 | △ | △ | △ | ○ |
| 商用利用 | ✅(Basic〜) | ✅(全プラン) | ✅ | ✅(モデル依存) | ✅ |
| 無料プラン | ✅(30クレジット/日) | ❌ | ✅(ChatGPT経由) | ✅(ローカル) | ✅(25クレジット/月) |
| API提供 | ✅ | ❌ | ✅ | ✅ | ✅ |
| 価格(月額) | $10〜 | $10〜 | 含(ChatGPT Plus $20) | 無料(ローカル) | $4.99〜 |
用途別のおすすめ
ロゴ・アイコン・ベクターイラスト → Recraft AI SVGネイティブ出力は唯一無二。デザイナーがそのまま制作物に組み込める品質。
写真風リアル画像 → Midjourney V7のフォトリアリズムは現時点で業界最高。ポートレートや風景写真風ならMidjourney一択。
手軽さ重視 → DALL-E 3(ChatGPT経由) プロンプトの自然言語理解が最も柔軟。日本語でも自然に指示が通る。ChatGPT Plus加入者は追加費用なし。
カスタマイズ・ローカル実行 → Stable Diffusion モデルを自由にカスタマイズ。LoRA、ControlNetなど拡張性は最高。ただしGPU必須で学習コストが高い。
Adobe連携 → Adobe Firefly PhotoshopやIllustratorとのシームレスな連携。既存のAdobeユーザーなら追加ツール不要。
Recraft AIの活用事例と効果的なプロンプトのコツ
効果的なプロンプトの書き方
Recraftのプロンプトは「何を・どんなスタイルで・どう配置するか」を具体的に指示するのがコツです。
基本構造:
[被写体の説明] + [スタイル指定] + [色・構図の指定] + [除外要素]
良い例:
A minimalist flat illustration of a robot holding a laptop.
Soft pastel colors, clean white background.
Simple geometric shapes, no gradients.
悪い例:
かっこいいロボットの絵を描いて
スタイルプリセットの活用
Recraftは24種類以上のスタイルプリセットを用意しています。
- Digital Illustration: Web記事やブログのアイキャッチに最適
- Vector Art: ロゴ・アイコン制作向け
- Realistic Photo: 商品画像や人物写真風
- 3D Render: プロダクトデザインのモックアップ
- Flat Design: UIパーツやインフォグラフィック
プリセットを選んだうえでプロンプトで微調整すると、イメージに近い結果が得やすくなります。
MCP(Model Context Protocol)対応
RecraftはMCPサーバーを提供しており、Claude DesktopやCursorなどのMCP対応ツールから直接画像生成を呼び出すことも可能です。開発ワークフローにAI画像生成を組み込みたいエンジニアにとっては見逃せない機能でしょう。
よくある質問(FAQ)
Q: Recraft AIは日本語プロンプトに対応していますか? A: 基本的に英語プロンプトが推奨です。日本語でも動作はしますが、英語のほうがプロンプト精度が高く、意図通りの画像が生成されやすい傾向があります。テキスト入りデザインの場合、テキスト部分に日本語は使えますが、崩れる場合があるため注意が必要です。
Q: Recraft AIで生成した画像の著作権は? A: 有料プラン(Basic以上)で生成した画像は商用利用可能で、生成者がライセンスを保持します。ただし、Freeプランで生成した画像は公開扱いとなり、商用利用は不可です。商用で使う場合は必ず有料プランに加入してください。
Q: Recraft V4とV4 Proの違いは? A: V4は1メガピクセル(1024×1024)出力で高速イテレーション向け。V4 Proは4メガピクセル(2048×2048)出力で印刷品質の高解像度アセット向けです。Web用途ならV4で十分。印刷物やポスターなど大判出力が必要な場合はV4 Proを使いましょう。API料金もV4 Proのほうが高い(ラスターで$0.25 vs $0.04)ため、用途に応じた使い分けがコスト削減のポイントです。
Q: Stable Diffusionのように自分のモデルを学習させることはできますか? A: Recraftは現時点でファインチューニングやLoRAのような独自モデル学習には対応していません。ただし、カスタムスタイル機能で「参考画像を読み込ませて似た雰囲気で生成」は可能です。完全なカスタマイズが必要なら、Stable Diffusionとの併用を検討してください。
Q: Freeプランのクレジットは月単位ですか? A: いいえ、Freeプランのクレジット(30クレジット)は毎日リセットされます。翌日への持ち越しはできませんが、毎日コンスタントに使えるのは嬉しい仕様です。有料プランのクレジット(1,000〜2,000)は月単位のリセットです。
Q: Recraft AIとCanva AIはどう違いますか? A: Canva AIは「テンプレートベースの簡単デザイン + AI機能」、Recraftは「AI画像生成に特化したプロ向けツール」です。Canvaはプレゼン資料やSNS投稿をテンプレから作りたい人向け。Recraftはオリジナルのロゴ・イラスト・ベクターアセットをAIでゼロから生成したい人向けです。
Q: Recraft AIのAPIをn8nやZapierから呼び出せますか? A: はい、REST APIなのでHTTPリクエストノードを使えばn8nやZapier、Makeから呼び出せます。APIキーはダッシュボードの設定から取得可能です。バナー量産やアイコン自動生成など、自動化との相性は抜群。API料金はWebアプリとは別体系(従量課金)なので、大量生成する場合はコスト計算をお忘れなく。
Q: Recraft AIは無料でどのくらい使えますか? A: Freeプランで毎日30クレジットが付与されます。Exploration Modeでの1回の生成(8枚同時)に16クレジット消費するため、1日あたり約1〜2回の生成が目安です。「まず触ってみる」には十分な量ですが、本格運用するなら有料プランへの移行をおすすめします。
