
【2026年最新】Trae AIの使い方・料金を完全解説|ByteDanceの無料AIコードエディタの実力
TikTokの親会社ByteDanceが開発したAIコードエディタ「Trae」が、開発者コミュニティで急速に注目を集めています。無料プランでもClaude 3.7 SonnetやDeepSeek R1といった最先端AIモデルが使え、自然言語からアプリを丸ごと生成する「SOLOモード」まで搭載。この記事では、Traeの使い方・料金・始め方から、CursorやGitHub Copilotとの比較まで、実際に触って分かったことを余すところなく解説します。
この記事でわかること
- Trae AIの基本機能と他のAI IDEとの違い
- 無料プラン・Pro・Ultra各プランの料金と制限
- インストールから初回セットアップまでの手順
- SOLOモード(Builder / Coder)の使い分け
- Cursor・Windsurf・GitHub Copilotとの比較
- プライバシーリスクと注意すべきポイント
30秒で結論
- 無料で始められるAI IDEとしては現状最強クラス。月5,000回のオートコンプリートとClaude 3.7 Sonnetへのアクセスが$0
- SOLOモードが最大の武器。要件を自然言語で書くだけで、PRD作成→コード生成→プレビューまで自動実行
- Pro($10/月) はCursor Pro($20/月)の半額で、ほぼ同等の機能が使える
- ただしByteDance製品ゆえのプライバシー懸念は無視できない。業務用コードを扱うなら慎重に
- 個人開発・学習用途なら迷わず試す価値あり。企業利用はセキュリティポリシー次第
Trae AIとは?ByteDanceが本気で作ったAI IDE

Trae(トレイ)は、ByteDanceが2025年1月にリリースしたAI統合開発環境(IDE)です。正式名称は「The Real AI Engineer」。VS Codeベースで構築されており、既存のVS Code拡張機能やキーバインドをそのまま引き継げます。
主な特徴
- AIモデル内蔵: Claude 3.7 Sonnet、DeepSeek R1/V3、GPT-4oなど複数モデルを切り替え可能
- SOLOモード: 自然言語の指示だけで、調査→設計→実装→テストを自律的に実行
- Builder / Coder: プロジェクト新規作成(Builder)と既存コードの修正・改善(Coder)の2つのエージェント
- CUE(オートコンプリート): コード文脈を深く理解した次の入力予測
- MCP対応: Model Context Protocol経由で外部ツール・サービスと連携
- VS Code/Cursorからの移行: ワンクリックで設定・拡張機能をインポート
Cursorが$20/月のProプランで本領を発揮するのに対し、Traeは無料プランの時点でかなり実用的な機能を提供しているのが最大の差別化ポイントです。
Trae AIの料金プラン【2026年4月最新】

2026年4月時点でのTrae AIの料金体系は以下の通りです。
プラン一覧
| プラン | 月額 | オートコンプリート | プレミアムモデル(高速) | プレミアムモデル(低速) | SOLOモード |
|---|---|---|---|---|---|
| Free | $0 | 月5,000回 | 月10回 | 月50回 | ✅ |
| Lite | $3/月 | 無制限 | $5分の利用枠 | 無制限 | ✅ |
| Pro | $10/月 | 無制限 | $20分の利用枠 | 無制限 | ✅ |
| Pro+ | $30/月 | 無制限 | Proの3.5倍 | 無制限 | ✅ |
| Ultra | $100/月 | 無制限 | Proの20倍 | 無制限 | ✅ |
料金のポイント
- Free: 個人開発・学習に十分。月5,000回のオートコンプリートと、Claude 3.7 Sonnetへの低速アクセス50回/月が無料
- Lite($3/月): 「ちょっと足りない」と感じた時の最小課金。日本円で約450円/月
- Pro($10/月): 本格開発向け。日本円で約1,500円/月。CursorのPro($20/月)と比較すると半額
- 追加パック: Pro以上のユーザーは、高速リクエストを追加購入可能(100回/$3、300回/$7、600回/$12。30日有効)
結論として、個人開発者ならFreeかLite、本格的に使うならProが現実的な選択肢です。
Trae AIの始め方・インストール手順
ステップ1: ダウンロードとインストール
- trae.ai にアクセス
- macOS版またはWindows版をダウンロード(Linuxは2026年4月時点で未対応)
- インストーラーを実行し、アプリを起動
ステップ2: 初期設定
初回起動時に以下を設定します。
- テーマ選択: Dark / Light / DeepBlue から選択
- 言語設定: English / 简体中文(日本語UIは未対応だが、AIとの会話は日本語OK)
- 設定インポート: VS CodeまたはCursorの設定をワンクリックでインポート可能
ステップ3: ログイン
AIアシスタント機能を使うにはログインが必要です。
- Google アカウント
- GitHub アカウント
- メールアドレス(新規登録)
ステップ4: コマンドラインツールのインストール(任意)
ターミナルから trae コマンドでIDE起動やプロジェクトを開けるようになります。
# IDEからインストール
# メニュー → Install 'trae' command をクリック
# 使い方
trae # Traeを起動
trae my-project # プロジェクトをTraeで開く
SOLOモード:Traeの最大の武器

SOLOモードは、Traeの最も革新的な機能です。CursorのAgent Modeに近い立ち位置ですが、SOLO BuilderとSOLO Coderの2つのエージェントを明確に分離しているのが特徴です。
SOLO Builder
新規プロジェクトをゼロから作る時に使います。
- Traeの左上のモード切替で「SOLO」を選択
- SOLO Builderカードを選択
- 自然言語で要件を入力
例: 「ポモドーロタイマーのWebアプリを作って。
React + TypeScriptで、25分/5分の切り替え、
完了音、セッション記録機能付き」
SOLO Builderは自動で以下を実行します。
- 最適なAIモデルの選択
- 要件分析とPRD(製品要件書)の生成
- コード生成
- IDE内でのプレビュー表示
SOLO Coder
既存のコードベースに対して修正・リファクタリング・機能追加を行う時に使います。
例: 「このReactコンポーネントをTypeScriptに変換して、
エラーハンドリングも追加して」
IDEモード(通常のチャット)
SOLOモードほど自律的ではないが、ピンポイントの質問やコード説明に便利です。
Cmd + I(Mac)/Ctrl + I(Win)でチャットを起動- コードブロック、ファイル、フォルダをコンテキストとして参照可能
- インライン編集: コードの一部を選択して直接AIに修正させる
CUE(オートコンプリート)の使い方
CUEはTraeのコード補完エンジンです。タブキーで候補を受け入れるだけのシンプルな操作ですが、プロジェクト全体のコンテキストを考慮した補完を行います。
- 複数行補完: 関数の続きを予測して一括提案
- 意図ベース予測: 「次にやりたいこと」を推測して編集を提案
- 無料プランで月5,000回: 一日約170回。個人開発には十分な量
MCP(Model Context Protocol)対応
Trae v1.3.0以降、MCPプロトコルに対応しています。外部データベース、API、開発ツールとAIアシスタントを直接つなげます。
設定方法:
- Traeの設定画面で「MCP」セクションを開く
- MCPサーバーのURLと認証情報を入力
- チャットやSOLOモード内で
@MCPサーバー名で参照
Trae AI vs Cursor vs Windsurf vs GitHub Copilot【比較表】

AI IDE選びで最も気になるのは「結局どれがいいのか」でしょう。主要4ツールを比較します。
| 項目 | Trae | Cursor | Windsurf | GitHub Copilot |
|---|---|---|---|---|
| 開発元 | ByteDance | Anysphere | Codeium | GitHub/Microsoft |
| ベース | VS Code | VS Code | VS Code | VS Code拡張 |
| 無料プラン | ✅(実用的) | ✅(制限あり) | ✅(月25クレジット) | ✅(月50回チャット) |
| 最安有料プラン | $3/月(Lite) | $20/月(Pro) | $15/月(Pro) | $10/月(Pro) |
| 自律エージェント | SOLOモード | Agent Mode | Cascade | Agent Mode |
| 対応OS | macOS/Win | macOS/Win/Linux | macOS/Win/Linux | 全OS(拡張) |
| MCP対応 | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
| プライバシー | ⚠️ ByteDance | SOC 2準拠 | SOC 2準拠 | GitHub準拠 |
選び方のポイント
- コスパ最優先 → Trae Free or Lite($0〜$3/月)
- エージェント性能重視 → Cursor Pro($20/月)が安定感で一歩リード
- GitHub連携 → GitHub Copilot Pro($10/月)が最もシームレス
- バランス型 → Windsurf Pro($15/月)。独自モデルSWE-1.5の性能も悪くない
- 企業利用 → Cursorまたは GitHub Copilot Enterprise。Traeはプライバシーの観点で推奨しにくい
プライバシーとセキュリティ:知っておくべきリスク
Traeを語る上で避けて通れないのがプライバシーの問題です。
懸念点
- ByteDance製: TikTokと同じ企業グループが開発。コードデータの取り扱いに関する懸念がある
- テレメトリデータ: 複数のByteDanceサーバーへの通信が確認されている(Unit 221Bの調査レポート)
- データ保持: アカウント削除後も個人データが5年間保持される規約
- テレメトリのオプトアウト不可: 完全にローカルのみで動作するモードは提供されていない
- SOC 2未取得: CursorやWindsurfがSOC 2認証を取得済みなのに対し、Traeは未取得(ただし2026年3月時点でSOC 2取得の発表あり)
現実的な判断基準
- 個人の趣味プロジェクト・学習用途 → 問題なく使える
- フリーランスのクライアントワーク → NDA内容次第。機密度の低い案件なら許容範囲
- 企業の業務コード → セキュリティポリシーの確認が必須。多くの企業ではNGになる可能性が高い
- オープンソース開発 → そもそもコードが公開なので問題なし
よくある質問(FAQ)
Q: Trae AIは本当に無料ですか? A: はい。Freeプランは完全無料で、月5,000回のオートコンプリートとClaude 3.7 Sonnetなどのプレミアムモデルへの限定アクセスが含まれます。クレジットカード登録も不要です。
Q: Trae AIは日本語に対応していますか? A: UIは英語と中国語のみですが、AIチャットでの日本語のやり取りは問題なく動作します。日本語でコード生成の指示を出すことも可能です。
Q: CursorからTraeに乗り換えるべきですか? A: コスパ重視なら検討の価値あり。ただし、Cursorのエージェント性能やコードベースインデックスの精度は現時点でTraeより上。まずは無料プランで並行利用して判断するのがおすすめです。
Q: Trae AIでLinuxは使えますか? A: 2026年4月時点では未対応です。macOSとWindowsのみ対応しています。Linux対応は「近日公開」とされていますが、具体的な時期は未定です。
Q: SOLOモードとCursorのAgent Modeの違いは? A: SOLOモードはBuilder(新規作成)とCoder(既存コード修正)を明確に分離しています。CursorのAgent Modeは1つのエージェントが両方をこなすアプローチ。SOLOのBuilderは特にゼロからのプロジェクト立ち上げで直感的に使いやすい設計です。
Q: Trae Proの初月$3キャンペーンはまだやっていますか? A: 2026年4月時点では初月$3のプロモーションが継続中です。低リスクでPro機能を試せるため、興味があれば活用をおすすめします。
Q: 既存のVS Code拡張機能はTraeで使えますか? A: はい。TraeはVS Codeベースのため、ほとんどのVS Code拡張機能がそのまま動作します。初回起動時に一括インポートも可能です。
Q: データが中国のサーバーに送られることはありますか? A: ByteDanceのプライバシーポリシーによると、データはByteDanceおよびその関連会社と共有される可能性があります。具体的なサーバー所在地は明記されていないため、機密性の高いプロジェクトでの利用は慎重に判断してください。
