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Traeの料金は月$3から|無料でClaude 4.6が使えるAI IDEの使い方 (2026年版)
この記事のポイント Trae(トレイ)はByteDance製のVS CodeフォークなAI IDE。無料枠で月5,000回の補完とSOLO/Builderモードが$0で回り、Claude 4.6 SonnetやGPT-5.4まで届く。有料はLite $3/Pro $10で、ProはCursorの$20に対しちょうど半額。ただし2026年2月のトークン従量制で「Proの枠が3週間もたなくなった」という声が出た。料金・無料枠の実態・使えるモデル・他IDE比較・プライバシー懸念まで、編集部がフラットに整理する。
Traeとは、ByteDanceが開発したVS CodeベースのAI IDE(AI統合開発環境)です。無料枠で月5,000回のコード補完とSOLO/Builderモードが使え、Claude 4.6 SonnetやGPT-5.4にも$0で届きます。
無料だけでClaude 4.6 Sonnetが触れるAI IDEは、2026年でもそう多くない。Traeはそれを$0でやってのける。
TikTokの親会社ByteDance(バイトダンス)が投じたAIコードエディタ、それがTrae(トレイ)だ。VS Codeをまるごと引き継げる移行の軽さと、無料枠の太さで一気に名前を広げた。価格で殴り込む、という戦い方をしている。
ただ、手放しでは勧めない。2026年2月の改定でトークン従量制が入り、重く回すと枠の壁がすぐ見える。ByteDance製ゆえのプライバシー論点も残る。順に詰めていく。
30秒で結論|Traeは誰が得をするのか
Traeは「無料で本気のAI IDEを試したい個人開発者・学生」に最も刺さり、機微なコードを大量に回す業務現場は課金とプライバシーの2点で慎重に見るべきだ。
先に要点だけ並べる。
- 無料枠が破格:月5,000回の補完とSOLO/Builderが$0、Claude 4.6にも届く
- 有料はLite $3/Pro $10:ProはCursor($20)の半額で、個人のコスパは圧倒的
- 2026年2月にトークン従量制導入:重い使い方だと枠の減りが想像以上に早い
- ByteDance製のプライバシー論点:業務コードは社内ポリシー次第
学習や個人開発なら無料枠で触る価値が高い。企業の本番コードは判断が割れる。なぜそう言えるのか、まず正体から見ていく。
Traeとは何か|ByteDanceが作ったVS Codeフォーク
TraeはByteDanceが開発したAI統合開発環境(AI IDE)で、VS Codeをベースに作られている。既存の拡張機能・キーバインド・設定をほぼそのまま引き継げるのが最大の武器だ。

名前の由来は「The Real AI Engineer」。コード補完、チャット型アシスタント、そして指示を渡すと自分でタスクを進めるエージェントまで、いまのAIエディタに求められる機能をひと通り押さえている。Product Huntでは1位を獲得し、界隈での注目度は高い。
乗り換えの初動コストが極端に低い。設定と拡張機能はワンクリックでインポートでき、普段GitHub Copilot入りのVS Codeを使っている人なら初日から違和感なく書ける。見た目も操作感もVS Codeそのままだ。
主な機能は4つ
役割が違うので、ざっと押さえておきたい。
- SOLOモード:自然言語の指示だけで調査→設計→実装→プレビューまで自律実行
- Builder / Coder:新規プロジェクト生成と既存コード修正の2系統エージェント
- CUE(補完):文脈を深く読む次入力予測。続く編集まで先読みする
- MCP対応:外部ツール連携を標準サポートし、エージェントの守備範囲を広げる
ByteDanceは検索・推薦・大規模配信で鍛えたインフラを持つ。そのリソースを背景に「無料の太さ」で競合の価格を揺さぶる、というのがTraeのポジションだ。機能名はアップデートのたびに動く前提で見ておきたい。
Traeの料金プランはいくら?|2026年の全体像
料金は2026年2月24日の改定で大きく動き、いまは「月額サブスク+トークン(利用枠)」方式になった。$3から$100まで4段階の有料プランが並ぶ。

下表が現行プランのざっくりした全体像だ。枠の単位・上限・課金方式は頻繁に変わるので、契約前に必ず公式Pricingで最新を確認してほしい。
| プラン | 月額 | コード補完 | プレミアムモデル枠 | SOLO/Builder |
|---|---|---|---|---|
| Free | $0 | 月5,000回 | 高速/低速の月間上限あり | ✅ |
| Lite | $3/月 | 無制限 | 約$5相当の利用枠 | ✅ |
| Pro | $10/月 | 無制限 | 約$20相当の利用枠 | ✅ |
| Pro+ | $30/月 | 無制限 | Proの約3.5倍 | ✅ |
| Ultra | $100/月 | 無制限 | Proの約20倍 | ✅ |
押さえどころは2つ。無料枠でも上位モデルに触れること、そしてProが月$10という攻めた価格であることだ。重課金のヘビーユーザー向けにPro+とUltraまで揃い、間口は広い。
新規ユーザーには初月割引やPro無料トライアルが付くことが多い。国際版のローンチ時には「Pro初月わずか$3でClaude 4対応」というキャンペーンも打たれた。時期で変わるため、申し込み画面の表示を正とするのが安全だ。
無料枠はどこまで使える?|月5,000回補完とSOLOが$0
無料枠の柱は「月5,000回のコード補完」と「SOLO/Builderモードの利用」だ。ここが$0で回るのが、Traeが選ばれる最大の理由になっている。

補完5,000回は、毎日コツコツ書く個人開発者ならまず足りる量だ。加えてSOLOモードやBuilderといったエージェント機能も無料で触れる。「AIエージェントに丸投げでアプリを一本作らせる」体験を、課金ゼロで味わえる。
しかも無料でClaude 4.6 SonnetやGPT-5.4といった上位モデルにアクセスできる。多くの競合は上位モデルを有料の壁の向こうに置くので、ここは明確な差別化点だ。
ただし無料枠には「高速リクエスト」と「低速リクエスト」の区別がある。高速枠を使い切ると、応答が目に見えて遅くなる。体験を保ちたいなら、混雑帯を避けるか有料へ上げる判断になる。
2026年2月のトークン従量制|「枠が一夜で溶けた」問題
2026年2月の改定で、Traeは回数ベースからトークン(利用枠)ベースへ課金方式を切り替えた。これが既存ユーザーの体感を大きく変えた。
改定前のProは月$10で「高速リクエスト600回+無制限の低速リクエスト」だった。中程度の使い方なら3週間以上は余裕で持った、という声が多い。
改定後はトークン消費に紐づくため、大きめのコードベースをエージェントに何度も読ませると枠の減りが一気に早まる。SOLOモードのように長い文脈を扱う機能ほど、消費が重くなりやすい。
つまり「使い方次第でコスパが激変する」設計に変わった。軽い補完中心なら従来どおり快適で、エージェントを長回しするヘビー用途では枠管理が要る。自分の使い方がどちら寄りかで、選ぶプランが変わってくる。
使えるAIモデル|Claude 4.6・GPT-5.4・Gemini・DeepSeek
Traeの強みは、複数の最上位モデルを切り替えて使える点にある。1つのエディタ内で、タスクごとに得意なモデルを選べる。
対応モデルの主な顔ぶれと使い分けの目安を、下表にまとめた。実際の提供モデルは随時入れ替わるので、最新はアプリ内のモデル一覧で確認してほしい。
| モデル | 提供元 | 得意分野の目安 |
|---|---|---|
| Claude 4.6 Sonnet | Anthropic | 長文脈の実装・リファクタリング |
| GPT-5.4 | OpenAI | 汎用コーディング・エージェント制御 |
| Gemini 2.5 Pro | 大規模コンテキスト・マルチモーダル | |
| DeepSeek R1 | DeepSeek | 推論タスク・コスト効率 |
上位モデルを無料枠でも試せるのは、繰り返すが大きい。まずFreeで各モデルの手触りを比べ、自分の書き方に合うものを見つけてから課金する、という進め方ができる。
実装はClaude 4.6、下調べはGemini、というようにタスクで切り替えると、限られた枠を効率よく使い切れる。
他のAI IDEと比較|Cursor・Cline・Windsurfとどう違う
結論、コスパ重視ならTrae、深いコードベース理解ならCursor、拡張機能として使うならClineだ。目的で選ぶのが正解になる。
主要ツールとの立ち位置の違いを、下表で整理した。価格は個人向けの代表プランの目安だ。
| ツール | 形態 | 個人向け料金 | 強み |
|---|---|---|---|
| Trae | 独立IDE(VS Codeフォーク) | 無料〜$10 | 無料枠の太さ・SOLOモード |
| Cursor | 独立IDE | $20/月 | 深いコードベース索引・完成度 |
| Cline | VS Code拡張 | 従量(BYOK) | 自前APIキーで透明な課金 |
| Windsurf | 独立IDE | 無料枠あり | エージェント体験のなめらかさ |
Cursorはコードベース全体の索引が強く、大規模プロジェクトでの精度で一歩リードする。ただ月$20で、Traeの倍だ。「Cursorがやることを無料で」というのがTraeの売り文句だが、索引の深さでは差が残る。
Clineは自分のAPIキーを挿して使う従量課金型で、コストが透明な代わりに使うほど積み上がる。手軽さと初期コストゼロを取るならTrae、課金の透明性を取るならCline、という住み分けだ。
Traeのインストールと使い方|最初の一歩
導入はシンプルだ。公式サイトからインストーラーを落とし、VS Codeの設定をインポートすれば、ものの数分で書き始められる。

最初のセットアップは、おおむねこの流れになる。
- 1. ダウンロード:公式サイトからOS別インストーラーを取得
- 2. 設定インポート:VS Codeの拡張・キーバインドをワンクリック移行
- 3. モデル選択:Claude 4.6やGPT-5.4など使うモデルを指定
- 4. モード選択:補完中心かSOLO/Builderか、用途で切り替え
まずはFreeで補完とSOLOを触り、枠の減り方と応答速度を体感するのがいい。自分の使い方が「軽い補完中心」か「エージェント長回し」かが見えてから、LiteかProへ上げる判断をすれば失敗しにくい。
日本語での指示にも対応しており、自然言語でタスクを渡せる。VS Code経験者なら、学習コストはほぼゼロと考えていい。
プライバシーの懸念|ByteDance製をどう捉えるか
Traeを業務で使う際、避けて通れないのがByteDance製という論点だ。コードという機微な資産を、どこのサーバーに渡すかは慎重に判断すべきだ。
TikTokを巡るデータ管理の議論もあり、企業によっては中国系企業のツール利用を社内ポリシーで制限している。エディタはコード全体をAIに送る前提の道具なので、対象が業務コードなら影響は小さくない。
現実的な線引きはこうだ。学習用・個人開発・OSSなど公開前提のコードなら、無料枠の恩恵を素直に取りに行っていい。一方、社外秘のコードや顧客データを含むリポジトリは、社内の情報セキュリティ方針を確認してからにすべきだ。
「無料だから」で機微なコードを流し込むのは避けたい。得られる価値とリスクを、対象コードの性質ごとに天秤にかける。それだけで判断はだいぶクリアになる。
編集部の評価|Traeは「無料の入口」として一択
編集部の見立てでは、Traeは「AI IDEを初めて本気で触る個人」にとって現状ほぼ一択の入口だ。無料でClaude 4.6まで届く体験は、正直この価格帯では破格と言っていい。
刺さる層とそうでない層が、はっきり分かれる。
- 強く勧める:学生・個人開発者・AIコーディング初挑戦の人
- 条件付きで勧める:コスト最優先の小規模チーム(枠管理前提)
- 慎重に:機微なコードを大量に回す企業(プライバシー+従量制)
2026年2月の従量制移行で「Proの枠が持たない」という不満が出たのは事実で、ヘビーユーザーにとっては微妙な変更だった。ここは正直、旧プランのコスパを惜しむ声に共感する。
それでも、無料でここまで触れる価値は揺らがない。まずFreeで自分の使い方を見極め、必要ならPro($10)へ。深いコードベース理解が要るならCursor、透明な従量課金ならCline、と用途で足せばいい。入口としてのTraeは、いま最も重宝する一本だ。
よくある質問(FAQ)
Q. Traeは本当に無料で使えますか?
はい。Freeプランで月5,000回のコード補完、SOLO/Builderモード、そしてClaude 4.6 SonnetやGPT-5.4などの上位モデルまで$0で使えます。ただし高速リクエスト枠を使い切ると応答が遅くなります。
Q. Traeの有料プランはいくらですか?
Lite $3/Pro $10/Pro+ $30/Ultra $100の4段階です(2026年2月24日改定)。個人ならPro $10が目安で、Cursorの$20に対して半額。新規は初月$3などの割引が付くことがあります。
Q. TraeとCursorはどちらがいいですか?
コスパ重視ならTrae、大規模コードベースの深い理解が要るならCursorです。Traeは無料枠が太くSOLOモードが強み、Cursorはコードベース索引の精度と完成度で一歩リードします。
Q. ByteDance製ですが業務で使って大丈夫ですか?
対象コードの性質次第です。学習・個人開発・公開前提のコードなら問題は小さいですが、社外秘コードや顧客データを含むリポジトリは、社内の情報セキュリティ方針を確認してから判断してください。
Q. 2026年2月の料金改定で何が変わりましたか?
回数ベースからトークン(利用枠)ベースの従量制へ変わりました。軽い補完中心なら影響は小さい一方、SOLOモードで大きなコードベースを長回しすると枠の消費が早く、旧Proより持たないと感じるユーザーが出ています。
