発表の内容

株式会社STANDSは、AI接客サービス「Onboarding Pulse」を正式リリースしました。音声やテキストで顧客の要望を聞き、商品やサービスの提案から案内、予約、業務処理まで支援するサービスです。

Onboarding Pulseは、自然な対話を通じて顧客の希望や不安を整理し、用途や予算、利用環境などの条件を提案に使える情報へ変換します。商品情報と照合し、複数の候補をおすすめ理由とともに提示します。

対応領域は相談・提案型サービス、小売店スタッフ、展示会スタッフ、飲食店スタッフなどです。店舗のタブレットやサイネージに置く店舗設置型、顧客のスマートフォンで使うQR起動型、Webサイト型の3つの提供方式を選べます。

機能として、音声対話接客、多言語リアルタイム接客、商品レコメンド、商品データ・フロアマップ連携、会話ログ・インサイト分析などを備えます。POS、在庫、予約、カレンダーなどとはAPIを通じた接続を検討できます。

つまり、どういうこと?

ざっくり言うと、売り場に立つ案内係をソフトウェアで用意する話です。客が話しかけると、用途や予算、使う場所を会話で聞き取り、条件に合う商品を理由つきで並べます。選んだ商品の売り場まで案内します。

置き方は3通りです。店のタブレットに映すか、店頭のQRコードから客のスマホで開くか、自社サイトに埋め込むか。話した内容は記録として残り、客が何を重視して何で迷ったかを後から見られます。

編集部の見方

読んでいて引っかかったのは、提案の精度より会話ログの分析に多くの説明が割かれていることです。接客の置き換えというより、店頭で消えていた「なぜ買わなかったか」を拾う装置。筆者にはそちらが本命に見えます。

提供方式が3つあるのはかなり現実的です。タブレットを置く予算が無くても、店頭にQRコードを貼るだけで始められます。小さく試してから広げるやり方は、この手のサービスで標準になりそうです。

ただ、料金は要件ごとの個別見積もり。多言語対応もPOS連携も一度に欲張ると、効果を測る前に話が重くなります。訪日客の多い飲食店なら、まずは多言語の案内だけに絞るのが早いと思います。

秋の展示会シーズンで、ブースにこの手のAI接客を置く出展社がどれだけ出てくるかを見たいです。

誰に関係するか

小売店、展示会、飲食店、ホテルなどで接客や案内を担う事業者に関係します。