「ChatGPT」のOpenAI「GPT-6 Astra」がコーディング67点 首位「Fable 5.1」に届かず
- Artificial Analysisが、OpenAIの「GPT-6 Astra」の評価結果を公開しました。
- 料金は「GPT-5.6 Sol」の2.5倍で、出力は20ドルから50ドルに上がりました。
- コーディングの評価は67点で、首位「Fable 5.1」の70点には届きませんでした。

AIモデルの性能を独自に測っているArtificial Analysisが、OpenAIの新モデル「GPT-6 Astra」の評価結果を公開しました。コーディングを自動で進める能力を測る指標で、67点を記録しました。
この67点は、「Claude Opus 5」やMetaの「Muse Spark 1.3」とほぼ同じ水準です。首位は「Fable 5.1」の70点でした。費用の面では、「Fable 5」と同じ点数を半分以下の費用で出しています。
トークンの使用効率は「GPT-5.6 Sol」より70%高くなりました。コーディングの検証では3分の1、「Claude Opus 5」と比べると5分の1のトークン量で済みます。ただし料金は一律で2.5倍になりました。入力は4ドルから10ドル、出力は20ドルから50ドルへ、いずれも百万トークンあたりの価格です。
総合的な知能の指標では61点で、「GPT-5.6 Sol」と並びました。「Claude Fable 5.1」より5点低い数値です。事実と異なる内容を答える割合は92%から51%に下がり、同時に正確さも4ポイント上がりました。
仕事で使う人にとって大きいのは、同じ作業を少ないトークンで終えられる点です。ただし最上位の設定では、作業ごとの費用が従来より75%高くなります。長い文書の読み取りや顧客対応の指標では、2〜3ポイント下がった項目もあります。
つまり、同じ作業をより少ない手数で終えられるようになった代わりに、単価が上がったモデルです。コーディングの検証では「GPT-5.6 Sol」の3分の1のトークン (AIが読み書きする文字のかたまり) で済みます。
ただし1トークンあたりの値段が2.5倍になったので、最上位の設定では作業1件あたりの費用が75%高くなります。
トークンを節約できるようになった直後に価格を2.5倍にするのは、さすがに強気です。効率は70%上がりましたが、最上位の設定では1件あたり75%高くつきます。差し引きゼロどころかマイナス。
ただ、コーディングの67点は「Claude Opus 5」と並ぶ水準で、首位「Fable 5.1」の70点との差も3点です。事実と違う内容を答える割合が92%から51%まで下がった点は、調べものや下書きを任せている人にとって効いてきそうです。
一方、長い文書の読み取りや顧客対応の指標は2〜3ポイント下がりました。コードを書かせるのが主な用途なら乗り換える価値はありますが、長文を読ませる仕事が中心の人は「GPT-5.6 Sol」を残しておくほうが安全です。
70点の「Fable 5.1」を追う次の更新で、OpenAIがこの価格のまま来るのかを見たいところです。
AIにコード作成を任せている人は、同じ作業をより少ないトークンで終えられるようになります。

