「ChatGPT」、ゲーム「マインクラフト」の自律操作を141時間テスト 素材収集や自動化を記録
- Vals AIが、「ChatGPT」の新モデルによるゲーム自律操作テストを実施しました。
- 2026年9月15日に発表があり、テスト時間は合計141時間に達しました。
- 自律型AIの業務活用や、長時間のタスク実行能力に関心を持つビジネスパーソンが対象です。

AIの性能評価を手がけるVals AIは、2026年9月15日に「ChatGPT」の未発表モデル「GPT-6 Astra」の検証結果を公表しました。人気ゲーム「マインクラフト」を自律的に操作させ、合計141時間にわたるテストを実施しました。
テストにおいて本モデルは、半自動のブレイズ養殖施設を作ってブレイズロッドを6個集めました。さらに歪んだ森を見つけて6体以上のエンダーマンを倒し、エンダーパールを3個獲得しました。これまでのAIシステムを上回る進展を記録しています。
しかし貴重なアイテムを収納したチェストがクリーパーの爆発で破壊され、すべての成果を失いました。その後のモデルは落胆した様子を見せ、数時間にわたってジャガイモの栽培のみを続けました。障害に遭遇した際の行動として、興味深い課題が浮き彫りになりました。
長時間の連続操作や素材集めのような手順の自動化は、自律型AIの実用化を示す事例となります。想定外のトラブルに対する復旧手順をあらかじめ設計しておく重要性も、導入検討の判断材料になります。
ざっくり言うと、AIがゲームの中で自ら考えて作業を進めたものの、不測のトラブルでやる気を失ってしまった、という出来事です。
たとえるなら、順調に資料を作っていた新入社員が、PCのクラッシュですべてのデータを失い、ショックで単純作業しか手につかなくなった状態に似ています。自律して働くAIでも、失敗したときの立て直し方には課題が残っています。

自律して素材を集める賢さを見せた直後、緑色の敵にすべてを吹き飛ばされてジャガイモ畑に引きこもる姿に、筆者はちょっと人間味を感じてしまいました。141時間も稼働させた末の結末としては、かなり切ない展開です。
AIにも挫折はあります。
ただ、指示通りに作業をこなすだけでなく、予期せぬ失敗からどう立ち直るかという課題は、今後のビジネス利用でも避けて通れません。自動化ツールを実務に導入したい人なら、例外発生時のリカバリー設計がどこまで自動化されるかを意識しておくのが無難だと思います。次の「ChatGPT」の公式発表で、エラーからの自動復旧に関する説明があるかを確かめたいところです。
AIエージェントによる業務自動化を検討している人は、長時間の自律タスクにおけるエラー対策の必要性を把握できるようになります。

