Sakana AI、「Sakana Chat」に「Fugu Max」を搭載 会話を引き継ぐメモリー機能を追加
- 「Sakana AI」は「Sakana Chat」を更新し、最新「Fugu Max」とメモリー機能を追加しました。
- 本日から提供が始まっており、追加の設定なしですぐに動作します。
- 「Sakana Chat」を利用するすべてのユーザーが対象です。

「Sakana AI」は本日、「Sakana Chat」のアップデートを公開しました。新モデル「Fugu Max」を全ユーザーに提供し、会話の内容を覚えるメモリー機能を追加しました。
「Fugu Max」は、多様なオープンモデル(公開されているAIモデル)を束ねたモデルです。指示文の内容に応じて最適なモデルへ処理を割り振り、最先端のモデルに匹敵する性能を発揮します。利用者は追加の設定をすることなく、モデル選択で切り替えるだけで使えます。
新機能のメモリーは、「Namazu」と「Fugu Max」のどちらでも利用できます。役割や文体の好みなど、一度伝えた内容を次回以降の会話に引き継げます。記憶した内容は設定画面からいつでも確認でき、機能を無効にもできます。なお、記憶されるのは今回のアップデート以降の会話で、過去の会話は対象になりません。
業務で使う際も、会話のたびに自身の役割や文体の好みを説明し直す手間がなくなります。一度伝えた前提を引き継いだ状態で、最新のモデルを使った対話を進められます。
ざっくり言うと、AIがこちらの好みを覚えてくれるようになり、毎回自己紹介を繰り返す必要がなくなりました。
たとえるなら、会話のたびに仕事の前提を一から説明しなければならなかった新人社員が、こちらの役割や文体の好みをしっかり記憶して動いてくれるようになった形です。

チャットを開くたびに前提条件を一から打ち込む作業は、筆者もちょっと億劫に感じていました。
ただ、複数のモデルを束ねる「Fugu Max」の賢さだけでなく、利用者の手間を減らすメモリー機能の追加はかなり実用的だと思います。競合の大手チャットサービスでも会話の記憶が標準になりつつあり、各社とも利用者の個別環境に寄り添う方向へ進む気がしています。定例の報告書作成や文章の添削など、決まった型で頻繁に対話する人なら、日々の作業負担をぐっと減らせるはずです。これは助かります。
一方、現時点では過去の会話ログを後から記憶に反映させることはできません。そこで筆者としては、秋以降の機能更新で過去ログの取り込みや記憶内容の個別編集が追加されるかを見届けたいところです。
「Sakana Chat」を仕事で日常的に使っている人は、毎回自分の役割や好みの文体を説明することなく、すぐに本題の作業へ入れるようになります。
出典: Sakana AI Blog ↗
