Suno、音楽制作機能「Suno Studio」にコンプレッサーを追加 「Premier」向けに提供
- ブラウザ上で動く楽曲編集機能「Suno Studio」に、音の強弱を整えるコンプレッサー機能が加わりました。
- 有料プラン「Suno Premier」の加入者向けに追加料金なしで提供されます。
- 自前の音声を録音または読み込んで、全体の音圧を整えたい人が対象です。

「Suno」は、ブラウザ上で動作する楽曲制作機能「Suno Studio」にコンプレッサーを含む音響効果を追加しました。有料プランである「Suno Premier」の契約者に向けて提供されます。
コンプレッサーは、音の強弱の幅(ダイナミックレンジ)を狭める機能です。大きな音を自動で抑えつつ全体の音量を引き上げ、埋もれがちな小さな音を聴き取りやすく整えます。画面には信号の状態を視覚的に確かめられるメーターも備わっています。
設定項目には、圧縮を始める音量を決める「スレッショルド」や、圧縮の比率を指定する「レシオ」が用意されています。たとえば4対1の比率に設定すると、基準値を超えた4dBの音量を1dBに抑えられます。音の反応速度を決めるアタックや、元の状態に戻る速さを決めるリリースも調整できます。
自前の音声をタイムラインに録音したり取り込んだりした際に、音の強弱を整えて楽器や歌声に負けない音作りができます。リズムに合わせて音量を周期的に変化させる「サイドチェイン」と呼ばれる手法にも対応します。
ざっくり言うと、音の大きすぎる部分を自動で抑えて小さい部分を持ち上げ、全体の音量を均一に整える道具です。たとえるなら、書類の文字サイズがバラバラなときに、見出しを少し抑えつつ小さすぎる注記を拡大して、全体の読みやすさを揃える作業に似ています。自前で録音した歌声や楽器の音が小さくて聞き取れなくなる失敗を防げます。

AI任せから本格的な音作りへ。生成ボタンを押すだけの音楽制作サービスから、細かなミキシングまでブラウザ上で完結させる本格的な制作環境へと舵を切った印象です。
ただ、プリセット任せではなくスレッショルドやレシオを自分で細かく追い込める設計は、楽曲を本気で仕上げたい人ならかなり重宝します。外部で録音した生音を取り込んで鳴らす場合、音圧の調整は避けて通れません。無料枠ではなく上位の「Premier」限定にした点も、本気で曲を作る層に絞った判断だと筆者は受け止めました。
一方、今回の記事で予告されたサイドチェインの解説や、今後追加されるであろう他のエフェクト群の顔ぶれが次の注目点になります。9月に予告された次世代モデル「v6」の提供開始に合わせて、スタジオ機能がどこまで本格的なDAWに近づくかを見届けたいところです。
「Suno Studio」に外部から録音した音声を取り込んで曲を制作している人は、音のばらつきを抑えて他の楽器に埋もれない聴き取りやすい楽曲を作れるようになります。
出典: Suno Blog ↗

