FLUXの発表内容

Black Forest Labsが、ロボット制御向けのAIモデル「FLUX 3 Action」を公開しました。画像生成で知られる「FLUX」シリーズのマルチモーダルモデル「FLUX 3」から派生した世界行動モデルです。

このモデルは、ロボット制御用オープンソースライブラリ「LeRobot」の世界モデル群に対応モデルとして加わりました。「LeRobot」はPyTorch(機械学習用の基盤ソフト)上で動作し、実世界のロボット制御に必要なモデルや学習ツールを提供します。

「LeRobot」は低価格なロボットアーム「SO-100」から人型ロボット「Unitree G1」まで多様な機体に対応します。シミュレーション環境での評価スクリプトも備えており、統一したインターフェースで動作を検証できます。

ロボット制御システムの導入を検討している現場では、統一された仕組みを使って「FLUX」の技術を機体の動作検証に組み込めます。個別ハードウェアごとの制御プログラムを大幅に書き直すことなく、最新のモデルを試せます。

つまり、どういうこと?

ざっくり言うと、画像を作るAIとして有名だった「FLUX」が、ロボットの頭脳として手足を動かす指示を出せるようになりました。

たとえるなら、絵を描く練習をしていた新人が、工場の組み立てラインで作業手順を覚えるような変化です。共通の規格で動くため、ロボットの種類が変わっても同じ頭脳で操作を指示できます。

編集部の見方

「FLUX」といえば画像生成AIの代表格という印象が強かったため、ロボット制御という物理世界への進出にはかなり驚きました。画面の中のピクセル操作から、現実のアームを動かす領域へ一気に踏み出しています。

二次元から物理空間へ。一方、ロボット制御の現場にどこまで定着するかは、既存の産業用ロボットとの連携実績次第になりそうです。画像生成で圧倒的な支持を集めたモデルだけに、物理空間でも高い精度を出せるかどうかが今後の普及を左右します。

ただ、自社でロボットの自動化を試したい人なら、まずは「LeRobot」のシミュレーション環境で挙動を確かめてみるのが良策です。

誰に関係するか

ロボットの自動化や動作制御を開発している人は、「LeRobot」を通じて「FLUX」のモデルを自社機体の動作学習に組み込めるようになります。

出典: GitHub ↗/ GIGAZINEも報道