Midjourney、画像編集モデルを改善 選択ピクセルのみ変更し画質低下を防止
- 画像の編集モデルを改善し、選択したピクセルのみを変更して画質の劣化を抑えられるようにしました。
- Webサイト「alpha.midjourney.com」上で、高速モデルの実験とあわせて公開しています。
- 画像の細かい部分修正や、タイルの繰り返しパターンを生成する「V8.1」「V8.2」の利用者が対象です。

米Midjourneyは、画像生成サービスの編集モデルや操作画面の機能を更新しました。Webサイト「alpha.midjourney.com」上で、高速モデルの実験とともに各機能の提供を始めています。
今回の更新では、インペインティング(画像内の部分修正)とアウトペインティング(画像の拡張描画)の処理を見直しました。指定した領域のピクセルだけが書き換わるため、全体の画質を落とさずに何度でも修正を重ねられます。また、連続パターンを作るタイル機能についても、「V8.1」および「V8.2」において継ぎ目が目立たず滑らかにつながるよう調整しました。
操作画面のスタイル用サイドバーには「Live previews」機能を追加しました。入力した最新の指示文(プロンプト)に対し、お気に入りやおすすめの作風を適用した見本が一覧で並びます。表示された見本の縮小画像(サムネイル)をクリックするだけで、その作風を指定して新しい画像を生成できます。
修正を繰り返しても画像の品質が落ちないため、生成した素材の細部調整に手戻りなく取り組めます。また、一覧画面で見本を確認しながら作風を選べるため、イメージに合う画像を短時間で探せます。
つまり、画像の直したい部分だけをピンポイントで塗り直せるようになった、ということです。
これまでは修正を重ねるたびに画像全体が荒れてしまう課題がありましたが、指定した箇所以外は一切触らない仕組みになりました。直したい部分にだけ修正液を塗り、残りのきれいな部分はそのまま残せる状態に近いです。

現場待望の改善。部分修正を数回繰り返すだけで輪郭がぼやけてしまう現象は、画像生成を使う誰もが直面する壁でした。今回の更新で選択箇所以外のピクセルを固定する制御へ踏み込んだ点に、筆者は強く惹かれました。
ただ、業務でバナーや資料用のイラストを自作している人なら、編集作業のストレスはかなり減ります。作風の一覧表示も合わさったことで、指示文を試行錯誤する手間が省けるからです。
一方、タイルの継ぎ目処理が「V8.1」や「V8.2」で向上したように、今後は背景パターン素材の制作でも重宝されそうです。正式版となる「V8」系の次期アップデートで、これらの編集機能が標準環境へどのように統合されるかを見届けたいところです。
画像の一部を細かく修正している人は、元の画質を落とさずに納得いくまで作り直せるようになります。

