Amazon Bedrockの発表内容

「Amazon Bedrock」は、提供中のすべての「Claude」モデルで構造化出力に対応しました。利用者は事前に定めた形式に沿ったJSON(データ記述形式)を直接受け取れます。

今回の機能は、文章を生成する段階で指定の形式を強制します。そのため、形式の崩れによるやり直しや、結果を整える追加プログラムが不要になります。初回のみ構文の準備に少し時間がかかりますが、結果は24時間保存され、次回から素早く応答します。

応答全体の形を制御する機能と、外部ツール連携の引数を厳密にする機能の2つを用意しています。大量処理を一括で行うバッチ処理や、複数拠点をまたぐ推論、リアルタイム配信でも使えます。

決算書からの項目抽出や電子カルテの整理、契約書の条項確認といった業務を正確に自動化できます。必要な項目だけを出力するため、データ量が減り、大量処理では推論費用の削減につながります。

つまり、どういうこと?

ざっくり言うと、AIが回答を作るときに「決めた枠からはみ出せない」ようにする仕組みです。たとえるなら、白紙に自由に書かせるのをやめて、最初からマス目の入った申請書を渡すようなものです。

枠外の余計な文字を出力しなくなるため、読み取りエラーによる処理のやり直しや、後から手作業で整える手間がなくなります。

編集部の見方

筆者は、指定外の項目を出さないことで出力文字数を減らし、推論費用を抑えられるという説明に思わず膝を打ちました。出力の崩れを防ぐだけでなく、利用料金まで下がるのはかなり嬉しい仕様です。手作業での修正やプログラムの組み直しから解放されます。

まさに文句なしの一択。

ただ、初回の構文変換で少し待たされる仕様には注意がいります。業務で頻繁に形式を書き換える使い方だと、キャッシュが切れて処理の遅延が気になるかもしれません。社内システムへの組み込みを考えている人なら、事前の検証が欠かせない印象です。

誰に関係するか

「Claude」を使って決算書や契約書のデータを抽出している人は、形式の崩れを修正する手間なくそのまま業務システムへ取り込めるようになります。