ChatGPTの発表内容
OpenAIは、WebサイトのPHP脆弱性を調査するツールをGitHubで公開しました。OpenAI Codex向けのスキルとして、ChatGPTと連携させて利用します。
用意されたスキルは、URLだけで調べるものとサーバー環境から調べるものの2種類です。調査結果は、問題がない状態、脆弱性が残る状態、判定不能の3つに分類して表示します。機械処理に適したJSON形式での出力にも対応します。
このツールは、HTTPヘッダーの情報やコマンドで出力されるバージョン情報を読み取って判定します。リダイレクトの追従やWebページの本文の確認は行いません。ヘッダー情報が非公開に設定されている場合は判定不能となります。
自社サイトのURLを指定するだけで、脆弱性の影響を受けるバージョンか確認できます。サーバーに直接入らなくても、外部から手軽にPHPのバージョン状態を把握する作業に役立ちます。
つまり、どういうこと?
ざっくり言うと、自社のホームページが危険な状態になっていないかを、住所を伝えるだけで外から見回って教えてくれる見張り番のような機能です。難しいプログラムを動かさなくても、指示を出すだけでPHPのバージョンが安全な基準を満たしているか素早く確かめてくれます。
編集部の見方

セキュリティの確認作業をAIのスキルとして配布する試みは、かなり実用的です。ヘッダーの確認に機能を絞った点も割り切りを感じます。実に明快です。
ただ、ヘッダー情報を隠しているサーバーでは判定不能になるため、これだけで万全とは言えません。確実を期すなら、サーバーにログインして直接バージョンを確かめる従来の手順と組み合わせるのが無難だと筆者は思います。
一方、外部のコード貢献を受け入れない方針からも、OpenAIが公式ツールとしての品質維持を優先している様子がうかがえます。次は公式のセキュリティパッチ配布に合わせた検出パターンの更新タイミングを確かめたいところです。
誰に関係するか
自社サイトのPHP環境を管理している人は、URLを指定するだけで脆弱性の影響を受けるバージョンかどうかを確認できるようになります。
出典: GitHub ↗



