発表の内容

Appleは来年初頭に、新型「iPad」を最大3機種投入します。対象は標準モデルの「iPad」と「iPad Air」、「iPad Pro」の全域にわたります。

標準モデルの「iPad」は「A19」プロセッサと8GBのメモリを搭載し、Apple Intelligenceに対応します。独自の「N1」チップや「C1X」モデムも備え、Wi-Fi 7や5G通信の高速化とともにバッテリー消費を抑えます。

「iPad Air」には新たに有機ELディスプレイを採用します。最上位の「iPad Pro」はプロセッサを刷新し、AI処理で生じる熱を抑えるため内部を冷やすベイパーチャンバー (金属製の冷却部品) を内蔵します。

標準モデルでも高度なAI処理や高速な無線通信を扱えるようになり、業務でのタブレット活用の幅が広がります。

つまり、どういうこと?

ざっくり言うと、一番手頃な普通の「iPad」でも高度なAI機能が使えるようになり、通信も速くて電池が長持ちするようになります。

さらに上位の「iPad Air」は画面がくっきり綺麗な有機ELになり、最上位の「iPad Pro」はAI処理で熱くならないよう冷やす板を組み込んで処理能力を上げます。

編集部の見方

一番下の標準モデルにまで「A19」と8GBメモリを積み、Apple Intelligenceを動かせるようにしてきた点に筆者は驚きました。廉価版をあえて差別化せず、自社AIの利用者を一気に広げる構えです。

出し惜しみなしの全面刷新。

ただ、買い替えの判断は用途次第になりそうです。文書作成やメール確認などの普段使いなら、高い「Pro」を選ばずとも新型の標準モデルだけでかなり快適にこなせるはずです。

一方、最上位の「iPad Pro」にベイパーチャンバーまで積むあたり、タブレットでのAI負荷がどこまで重くなるのかはちょっと気になります。来年初頭に登場する実機の冷却性能とバッテリー持ちの検証を待ちたいところです。

誰に関係するか

業務でタブレットを使う人は、標準モデルの「iPad」でもApple Intelligenceによる作業支援を受けられるようになります。

複数の発表・報道をもとに編集部が事実関係を確認して執筆しています。