発表の内容

Appleは2026年11月3日、「iOS 27.3」などのベータ版で「Siri AI」を全開発者向けに公開しました。開発者は自社アプリの機能や情報をSiri AIに直接組み込めます。

外部アプリとの連携には「App Intents (アプリの機能をOSから呼び出す仕組み)」を使います。画面上の内容の認識や文脈理解に対応し、利用者が自分の言葉で話しかけるだけで注文や予約を実行できます。複数の動作をまとめるスキル機能も備えます。

「メール」「メモ」「リマインダー」などのApple製アプリでも先行導入されています。利用者は「先週訪れたカフェを探す」「1年以上開いていないファイルを整理する」といった指示を出せます。対応言語は日本語や英語を含む6言語です。

一般公開は数か月後を予定しており、春にはApp Storeへのアプリ申請を受け付けます。業務アプリを扱う人は、音声操作による配送確認や予約といった処理を自社サービスに組み込めるようになります。

つまり、どういうこと?

ざっくり言うと、iPhoneのSiriに「いつもの店でいつもの弁当を頼んで」と頼むだけで、アプリを開かずに注文が完了する仕組みです。これまではApple純正の簡単な操作しかできませんでしたが、今後は出前や宿の予約といった外部サービスの作業も、秘書に口頭で頼むような感覚で任せられるようになります。

編集部の見方

筆者は、サーバー側モデルを使う一部機能に将来的な有料化が明記されている点に少し引っかかりました。日ごとの利用上限が設けられているため、どの程度の実務負荷に耐えられるのかは気になるところです。

本格普及への試金石。

ただ、日本語が初期から含まれている一方で、欧州では規制の影響で提供が見送られており、地域による機能差はかなり残りそうです。日常業務の自動化を狙う開発者なら、春のApp Store申請受付に向けて冬の間に試作品を組んでおくのが得策です。まずは11月4日から開催される説明会での具体的な技術開示に注目したいところです。

誰に関係するか

業務アプリやWebサービスを運営している人は、Siri AIを通じて音声での注文受付や予約確認を自動で実行できるようになります。

出典: Apple ↗/ 9to5Macも報道