ChatGPTの発表内容

OpenAIは、「ChatGPT」の安全機能に関する欠陥を9月に修正しました。外部への不正なデータ送信を防ぐ機能が迂回される状態でした。

調査企業のCheck Point (セキュリティ企業) がこの回避方法を発見しました。「ChatGPT」に備わる「Lockdown Mode (意図しない外部データ送信を止める保護機能)」を通り抜ける手法です。

従来のデスクトップ向けアプリ「ChatGPT Classic」では、利用者が画面をクリックしなくても攻撃が成立する状態でした。攻撃によって会話履歴が外部へ送信される危険がありました。

OpenAIによる修正が完了したため、利用者は会話履歴が勝手に抜き取られる心配なく業務で「ChatGPT」を使えます。

つまり、どういうこと?

ひらたく言うと、オフィスの出入り口にあるセキュリティゲートの横を、誰にも気づかれずにすり抜けられる抜け穴が見つかり、塞がれました。

本来は外に出てはいけない会話の記録が、勝手に盗まれる恐れがありました。9月の修正により、現在は安全に通信できる状態に戻っています。

編集部の見方

怪しいリンクを踏んでいないのに情報が漏れる仕組みだった点には、筆者もかなり背筋が寒くなりました。画面のクリック操作すらいらない攻撃は、業務で日常的にアプリを開いている側からすれば防ぎようがありません。

クリック不要の怖さ。

業務のやり取りを預けている人なら、守るための機能が破られる事態はちょっと見過ごせません。今回は9月に修正されたとはいえ、デスクトップ連携が進むほど同様の手法が増えそうです。アプリ本体の防御の堅牢さがツール選びの基準になると考えています。

冬に控える各社の次期セキュリティ改定で、デスクトップ向けアプリの通信遮断機能がどう強化されるかを見届けたいところです。

誰に関係するか

デスクトップ版の「ChatGPT」で業務のやり取りをしている人は、会話履歴が勝手に外部へ送信される危険なく安全に作業できるようになります。

出典: OpenAI ↗/ Notebookcheckも報道