ClinicalKey AIは、Elsevier(エルゼビア)が提供する、診療現場での意思決定を支えるための生成AI検索ツールです。自然な言葉で臨床上の疑問を入力すると、信頼できる医学コンテンツを検索・要約し、根拠となる文献へのリンク付きで回答します。
主な機能
回答の材料は、ACCやESMOなど主要医学会の診療ガイドライン、The LancetやNew England Journal of Medicineなどの医学雑誌、Braunwald’sやGoldman-Cecil Medicineといった医学参考書、医薬品情報です。全文かつ著作権処理済みの知識ベースは毎日更新されます。仕組みはRAG(検索拡張生成)で、意味の近い文書をベクトル検索で集めてから要約するため、リアルタイムの引用検証で回答と出典の食い違いを確かめます。年齢・併存疾患・服薬中の薬といった患者背景を指定して回答を絞り込めるほか、複雑な文献を要約する「Reading Assistant」、クエリ履歴を管理するプライバシーパネル、音声入力に対応したモバイルアプリもあります。
導入の形
SMART on FHIRのシングルサインオンで電子カルテ(EHR)内から使え、API連携でほかの臨床システムにも組み込めます。一部の認定団体ではCMEやMOCのクレジットも取得できます。
料金と注意点
料金は公開されておらず、医療機関単位で契約して導入します。英語ページでは個人向けに90日間の無料トライアルがありますが、日本の製品ページには個人契約は日本では利用できないと書かれています。日本では施設として導入し、担当者に相談する流れになります。


