Webex AI Assistantは、Ciscoが提供するビデオ会議・コラボレーション基盤Webexに組み込まれた生成AIアシスタントです。ヘルプセンターでは「Cisco AI Assistant」の名称で案内されており、会議、メッセージ、通話、コンタクトセンターを横断して要約や回答を返します。
会議での機能
会議中はAI Assistantパネルから「Catch me up(直近15分の要約)」「Was my name mentioned(自分の名前が出た場面の要約)」「What are the action items(アクションアイテムの要約)」を選べ、会議の内容について質問もできます。質問と回答は本人にしか見えず、会議後には保存されません。録画をしなくても会議後に要約と文字起こしが作られ、クラウド録画をした場合は章立て、要約メモ、アクションアイテム付きの録画が主催者にメールで届き、主催者が編集してから共有できます。各章にはタイムスタンプが付きます。
要約は既定でオフになっており、開始・停止できるのは主催者と共同主催者だけという初期設定です。録画・要約・文字起こしの前には参加者全員の同意が求められます。
会議以外の機能
スペース内のメッセージ要約と未読のまとめ、Webex Callingの通話要約、メッセージの翻訳と語調の変更、Vidcast動画の自動章立てにも対応します。Ask AI Assistantでは「今日の予定は」「今日見逃したことは」といった質問に、メッセージ・会議・文字起こし・カレンダーをもとに答え、回答には元情報へのリンクが付きます。コンタクトセンター向けには、通話やチャットの要約、オペレーターへの返答候補やナレッジ記事の提示、燃え尽きの兆候の検知があります。
対応言語と料金
会議の要約と文字起こしは、リアルタイム翻訳ライセンスなしで15の話し言葉に対応し、ライセンスがあれば120以上の字幕言語を使えます。無料アカウントでは既定で5言語です。ヘルプセンターや料金ページは日本語でも提供されています。日本の料金ページでは、無料のWebex Freeとは別に、問い合わせ制のEnterpriseプランに「AI Assistant included」と明記されています。会議の要約機能はWebex Suite会議プラットフォームでのみ使えます。


