手元にキャラのイラストが1枚ある。これを動かしてみたい。でも、アニメーション制作ソフトを一から覚える時間はない。アニ名人は、その区間だけを切り取ったサービスです。
画像を1枚放り込み、シーンを1行書いて、ボタンを押す。それだけで数十秒のセルアニメ風カットが返ってきます。海外製の動画AIを日本語UIでラップしただけのサービスとは、設計思想が少し違います。
アニ名人とは?イラスト1枚からセルアニメ風動画を作れる日本製サービス

アニ名人とは、テキストや画像を素材にして、セルアニメ風のショート動画を生成できる日本発のWebサービスです。運営は屋号Chelate AI Works(小野真五氏)で、利用規約の制定日は2026年7月8日。比較的新しいサービスです。
できることは3つに分かれています。動画を作る、画像を作る・直す、そしてキャラクターを入れ替える。3つ目が少し変わっていて、ダンス動画などの動きとカメラワークをそのまま残したまま、主役だけを自分のキャラ画像に差し替えられます。
生成エンジンは自社製ではありません。BytePlusが提供するByteDanceのSeedance / Seedream、MiniMaxのHailuo系、OpenAIのGPT Imageを、用途ごとに切り替えて呼び出す構成です。予備系としてfal.aiも併用すると利用規約に明記されています。
つまり、画質そのものはベースモデルの実力。アニ名人の価値は、その上に載っている「日本語でアニメを作るための型」の部分にあります。画風の指定を書かなくてもセルアニメ調に寄せてくれる、セリフを { } で囲むだけで喋らせられる、といった作法がサービス側に埋め込まれています。
UIは日本語・英語・韓国語の3言語。スマホのブラウザからそのまま使え、iPhoneはホーム画面に追加すると生成完了の通知を受け取れます。
キャラクターそのものの設定づくりから入りたい人は、AIキャラのプロンプト設計ガイドを先に読むと、この後のプロンプトの話が一気に頭に入ります。
料金はいくら?コイン単価とチャージの全パターン

料金は月額固定ではなく、前払いのコイン制です。公式の換算レートは1コイン=0.5円。都度チャージと月額プランの2系統があります。
まず都度チャージの一覧です。買い切りで、使い切ったらまた買う形になります。
| パック | 価格(税込) | もらえるコイン | 1コインあたり |
|---|---|---|---|
| おためし | 480円 | 1,500 | 約0.32円 |
| スターター | 980円 | 1,800 | 約0.54円 |
| スタンダード | 2,980円 | 6,000 | 約0.50円 |
| クリエイター | 5,980円 | 12,600 | 約0.47円 |
| プロ | 9,800円 | 21,600 | 約0.45円 |
つまり、おためしパックの単価が突出して安く、2番目に安いプロの1.4倍おトクという妙な形になっています。初回だけの枠なので、試すなら480円から入るのが素直です。
月額プランは、2か月目以降にもらえるコインが増える仕組み。初月は都度チャージと同じ枚数で、翌月から約15%上乗せされます。
| 月額プラン | 月額(税込) | 初月コイン | 2か月目以降 | 実質単価 |
|---|---|---|---|---|
| スタンダード | 2,980円 | 6,000 | 7,000 | 約0.43円 |
| プロ | 5,980円 | 12,600 | 14,600 | 約0.41円 |
| マスター | 9,800円 | 21,600 | 24,600 | 約0.40円 |
| アルティメット | 19,000円 | 41,870 | 49,000 | 約0.39円 |
特定商取引法に基づく表記でも、都度チャージ980円〜9,800円、月額プラン2,980円〜19,000円と記載されています(2026年9月時点)。7,000〜47,000コインの範囲を1,000枚刻みで選ぶカスタムプランもあります。
注意点が2つ。コインの有効期限は付与日から180日で、期限切れの延長や再付与はできません。そして購入後の返金は原則不可。ただし生成に失敗したときは、消費したコインが自動で戻ります。
購入上限は1日2万円・月10万円。18歳未満は保護者の同意が必要です。
動画1本は何コイン?モデル別・解像度別の実額早見表
消費コインは「1秒あたりの単価 × 秒数」で決まります。モデルと解像度で単価が変わるので、ここが実質的な料金表です。
| モデル | 480p | 720p | 1080p | 4K |
|---|---|---|---|---|
| Seedance 2.0 Mini | 20 | 42 | - | - |
| Seedance 2.0 Fast | 32 | 68 | - | - |
| Seedance 2.0 | 40 | 86 | 192 | 440 |
| Seedance 2.5 | 60 | 130 | - | - |
| Wan 3.0 | 32 | 65 | 129 | - |
| Wan 3.0 Prime | 43 | 88 | 176 | - |
| MiniMax H3 | - | 45 | 74 | - |
数字は1秒あたりのコイン数です。表に空欄がある解像度を選ぶと、Seedance 2.0の単価が適用されます。Miniのまま1080pを選んでも安くならない、という落とし穴。
円に直すとこうなります。5秒のカットを1本作る前提です。
| モデル | 480p 5秒 | 720p 5秒 | 720p 5秒の円換算 |
|---|---|---|---|
| Seedance 2.0 Mini | 100コイン | 210コイン | 約105円 |
| Seedance 2.0 Fast | 160コイン | 340コイン | 約170円 |
| Seedance 2.0 | 200コイン | 430コイン | 約215円 |
| Seedance 2.5 | 300コイン | 650コイン | 約325円 |
| Wan 3.0 | 160コイン | 325コイン | 約163円 |
| MiniMax H3 | - | 225コイン | 約113円 |
つまり、いちばん安いMiniの480pなら1本50円。最上位のSeedance 2.0で4K・5秒を回すと2,200コイン、1,100円相当まで跳ね上がります。10倍以上の開きがある以上、構図やプロンプトの試行錯誤は480pで回して、決まってから高解像度で本番を撮るのが正解です。
画像生成も同じコイン制です。Seedreamはどの比率でも1枚25コイン(約13円)、GPT Imageは比率によって33〜58コイン、編集は46〜71コイン。日本語の漢字をきれいに入れたいときはGPT Image、量産したいときはSeedream、という住み分けになります。
無料コインは80枚。480p・4秒のMiniがちょうど1本分です。招待コードを入れてからLINEでログインすると120枚になるので、初回は2本試せる計算になります。
イラスト1枚でセルアニメ風動画を作る5ステップ
ここからは実際の手順です。所要時間は、生成待ちを含めて5分前後を見ておけば足ります。
ステップ1: LINEでログインして無料コインを受け取る
ログイン方法はGoogleとLINEの2つ。無料コインの付与はLINEログイン限定です。Googleはアカウントを量産しやすいため対象外、と公式に明記されています。招待コードを持っているなら、コードを入れてからログインしてください。後から入れても増量されません。
ステップ2: フォーマットとモデルを決める
画面上部の「動画作成」を選び、モデルを選びます。最初の1本はSeedance 2.0 Mini、解像度480p、長さ4〜5秒で十分。アスペクト比はSNS向けなら9:16、YouTube横型なら16:9です。
16秒以上の長尺を作れるのはSeedance 2.5だけで、最大30秒まで対応します。
ステップ3: イラストを素材としてアップロードする
素材欄に画像をドラッグします。1回の生成で画像9枚・動画3本・音声3本まで、合計12ファイルまで添付できます。キャラを毎回使い回すなら「アニ名人キャラバンク」に保存しておくと呼び出しが早くなります。
AIで作ったイラストやCG調の絵をそのまま渡すと、動きまでCGっぽく引っ張られます。その場合は素材の下にある「画風リセット」をONに。服装・髪型・ポーズを保ったまま、絵柄だけセルアニメ風に描き直してから動画化されます。追加料金は1枚30コイン。
ステップ4: シーンを1行書く
「アニメ生成アシスト」がONなら、画風・カット数・セリフを選ぶだけでプロンプトが自動で組み立てられます。自由に書きたいならOFF。書き方の型は次の章で詳しく扱います。
素材を指すときは @Image1 のように書きます。番号はアップロードした順番です。
ステップ5: 生成してダウンロードする
同じ設定で最大3本まとめて生成できます。当たりを引く確率を上げたいなら、3本同時が効率的。
できあがったら必ずダウンロードしてください。生成物は30日で自動削除されます。ここを忘れると、気に入ったカットが黙って消えます。
プロンプトはどう書けば絵が崩れない?
公式のプロンプトガイドが示している基本形は「誰が・どこで・何をする」を1行、これだけです。「かっこいい戦闘シーン」では足りず、「黒いコートの少年が、雨の夜の路地で剣を構えて走り出す」まで書く。画風は書かなくてかまいません。サービス側が自動でアニメ調を付けます。
崩れる原因のほとんどは、詰め込みすぎです。
| よくある失敗 | 直し方 |
|---|---|
| 動作を4つ入れる(走って振り返って手を振って笑う) | 1カットに動作は1〜2個まで |
| カメラ指示を並べる(寄って引いて回って) | カメラ指示は1つだけ |
| 「〜しないで」を複数入れる | 肯定形に言い換える(線は細くきれいに) |
| 人物の呼び方が途中で変わる | 冒頭で「少女=@Image1」と決めて最後まで通す |
つまり、情報量を増やすより、1カットの要求を減らすほうが画は安定します。
記法は3つ覚えれば足ります。セリフは { } で囲む、効果音は < > で囲む、素材は @Image1 @Video1 @Audio1 で呼ぶ。カットを分けたいときは「カット1:〜」「カット2:〜」と起きる順に並べるだけです。
モデルごとの癖もはっきりしています。Seedance 2.0系は「0〜3秒で」といった秒数指定を無視しがちで、2.5だけが時間指定に対応します。Wan 3.0 は「プロンプトを自動でくわしくする」をONにすると短い1行でも仕上がります。MiniMax H3 は箇条書きより情景描写の文章が得意で、[pan] [zoom] [static] というカメラ記法が使えます。
この「指示の出し方で結果が決まる」感覚は、キャラクターAI全般に共通します。会話系で同じ悩みにぶつかっている人は、Nomi AIの使い方ガイドの設定パートが参考になります。
3つのフォーマットの使い分けと、画風リセットの使いどころ
アニ名人の入口は3つあります。目的が違うので、迷ったらこの表で判断してください。
| フォーマット | 入力するもの | 向いている用途 |
|---|---|---|
| 動画作成 | テキスト、または画像・動画・音声の素材 | 新規のカットを作る。通常・動画編集・動画延長の3モード |
| 画像作成/編集 | テキスト、または直したい画像 | キャラ設定画、キャラクターシート、素材の修正 |
| キャラ入れ替え | モーション動画(15秒まで)+キャラ画像 | 既存の動きを保ったまま主役だけ差し替える |
つまり、ゼロから作るなら動画作成、素材を整えたいなら画像作成、動きを借りたいならキャラ入れ替え、という分担です。
動画作成の中にある3モードも押さえておく価値があります。通常モードは新規生成。動画編集モードは、アップした動画から通行人を消す、服の色を変える、字幕を消すといった修正ができます。動画延長モードは続きのカットを作るモードで、元動画とはつながず続きの部分だけが生成されます。
画風リセットは万能ではありません。絵柄を描き直す処理なので、目の色・髪の色・ほくろ・アクセサリーといった細部が変わることがあります。残したい特徴はプロンプトに明記してください。たとえば「@Image1の少女。目は青色、髪は銀色、右目の下にほくろ。ゆっくり振り返って微笑む」のように書きます。
なお動画素材には画風リセットを使えません。静止画専用の機能です。
7つのモデルはどれを選べばいい?
選択肢が7つもあると手が止まります。用途別の結論を先に置きます。
コスト重視のラフ出しならSeedance 2.0 Mini一択です。480p・5秒で100コイン、50円。構図のアタリを取る段階で他を選ぶ理由がありません。
仕上げに使うのはSeedance 2.0かWan 3.0。1080pを出せるのはこの2つとWan 3.0 Prime、MiniMax H3だけで、Wan 3.0の1080pは1秒129コインと、Seedance 2.0の192コインより3割ほど安く収まります。画質と価格のバランスではWan 3.0が強い。
長尺が必要ならSeedance 2.5しかありません。16秒を超えられるのはこのモデルだけで、最大30秒。ただし720pで30秒を回すと3,900コイン、約1,950円です。尺は正義ですが、財布には正直きつい。
音を必ず一緒に出したいならMiniMax H3。音声が常に同時生成される設計です。720p単価45コインは全モデル中でも安い部類で、検閲が緩めという注記も付いています。
Wan 3.0 Primeは2倍速をうたうモデル。同じ1080pでWan 3.0の129コインに対し176コインなので、時間を金で買う選択肢です。
ここまでの整理: 試行はMiniの480p、仕上げはWan 3.0の1080p、長尺だけSeedance 2.5。この3枚の使い分けで、大半の制作は回せます。
動画素材を入れると、入力秒数も課金対象になります。係数は0.6倍が基本で、Wan 3.0とMiniMax H3だけは1.0倍。キャラ入れ替えで15秒のダンス動画を使うと、その分が上乗せされる点は計算に入れておいてください。
他社モデルの実力そのものが気になるなら、SeedanceやHailuo AIの単体ページで素の仕様を確認できます。
都度チャージと月額プラン、どちらが得か
単価だけ見れば月額プランが勝ちます。スタンダードで比べると、都度チャージは1コイン0.50円、月額は0.43円。差は14%ほどです。
ただし判断材料はもう1つあります。保存期間です。
| 項目 | 都度チャージ | 月額プラン |
|---|---|---|
| 生成物の保存期間 | 30日 | 1年(加入中) |
| キャラ作成機能 | 使えない | 使える(@キャラ名で呼び出し) |
| 支払い方法 | カード / PayPay | カードのみ |
| 単価(スタンダード相当) | 約0.50円 | 約0.43円 |
つまり、月に何本も作るなら月額プラン、たまに1本作るだけなら都度チャージ。境目は「作品を残したいかどうか」です。
キャラ作成はプラン限定の特典で、気に入ったキャラを保存しておけばプロンプトに @キャラ名 と書くだけで呼び出せます。同じキャラで連作するチャンネルを回すなら、この機能だけでも加入の理由になります。
解約はマイページからいつでも可能で、次回更新日以降の請求は止まります。解約後も付与済みのコインは有効期限まで使えるので、やめ際で損をしにくい設計です。
制作の手前にある作業をどこまでAIに任せるかという話は動画に限りません。実装作業まで丸ごと委ねる流れについては、Devinの実力を検証したガイドが同じ論点を扱っています。
商用利用・著作権・保存期間で気をつける3点
利用規約は短く、要点がはっきりしています(2026年9月11日改定版)。
商用利用は可能です。生成された動画・画像はユーザーが利用でき、SNS投稿も商用利用も認められています。クレジット表記は任意で、なくても利用条件に影響しないと明記されています。
ただし保証はありません。運営者は生成物の独自性も、第三者の権利を侵害していないことも保証しないと書かれています。AI生成物の性質上、似た出力が他のユーザーに出る可能性にも言及があります。人の創作的寄与が薄い場合、著作権が発生しないケースがあることにも触れられています。
禁止事項で実務上ひっかかりやすいのは、既存アニメキャラクターの複製・翻案を目的とした生成と、実在人物の写真を本人の同意なく使う行為です。キャラ入れ替え機能は仕組み上ここに触れやすいので、素材の出どころには気をつけてください。
保存期間は3点目で、いちばん事故が多いところ。生成から30日で自動削除、月額プラン加入中は1年です。プランが切れた場合、30日を過ぎたものは契約終了日の10日後に消えます。削除された生成物の復元・補償はできないと明記されているので、気に入った1本はその場でダウンロードする習慣を付けてください。
投稿するとコインが戻る2つの還元プログラム
ここがアニ名人のいちばん尖った部分です。作った動画を公開すると、コストが戻ってきます。
サイト内の「みんなのお手本」に公開申請して承認されると、その動画の生成に使ったコインが全額返金されます。プロンプトも一緒に公開される条件付きですが、実質的に制作費がゼロになる仕組み。作例を共有してもいい内容なら、使わない手はありません。
もう1つがクリエイター支援プログラムで、2つのコースから1つを選ぶ形です。
招待コードコースは、自分専用のコードを発行してもらい、そのコードで登録した人がチャージするたびに金額の15%相当のコインが付与されます。承認から3か月、1人につき5,000コインまで。コードを入れた側もLINE登録時の無料コインが40枚増えるため、視聴者に入力してもらう動機があります。
動画内表記コースは、「※この動画はAIツール「アニ名人!」で制作しています」を動画内に常時表示した場合に、公開30日時点の再生数×0.02コインが付与されます。上限なし。10万再生で2,000コイン、約1,000円相当という計算です。固定コメントやキャプションの表記は対象外で、映像内に入っていることが条件になります。
どちらも適用期間は承認日から3か月。申請はメールで、希望コースと既存アカウントのURL、または「どんなアカウントにするか」の設計案を送る形式です。
正直に言えば、動画内表記コースの0.02コイン/再生は単体で食えるレートではありません。狙うべきは招待コードコースのほうで、視聴者がツールを買う導線を作れる人ほど得をする設計になっています。
他のAI動画ツールと比べたときの立ち位置
アニメ以外も含めた汎用の動画AIとは、狙っている場所が違います。RunwayやKling AIは実写寄りの映像表現まで含めた総合ツールで、英語UIが基本。対するアニ名人は、日本語UI・セルアニメ調・コイン従量課金という3点に絞り込んでいます。
日本語で作る前提のツールとしては、Vrewのような編集寄りのソフトやCapCutとも競合しません。あちらは撮った素材を整える道具で、こちらは素材そのものを生む道具です。組み合わせて使うのが自然な形になります。
同じ「日本語で気軽に動画を作る」の文脈では、Aniniの解説記事も読み比べる価値があります。どちらも入口の軽さを売りにしていますが、アニ名人はキャラ入れ替えと画風リセットという、アニメ制作に特化した機能で差を付けています。
カテゴリ全体の地図を先に見たい人は、AI動画生成カテゴリとAI動画生成ツールの一覧から入るのが早道です。
弱点もはっきりしています。第三者認証(SOC2 / ISO27001等)の記載がなく、一般公開のAPIも見当たりません。業務システムに組み込む用途には向かず、個人クリエイターと小規模チームの制作道具、という位置づけになります。
AI PICKS編集部の判定
公開情報を突き合わせた見立てとして、アニ名人は「日本語でアニメ調のカットを、安く、迷わず量産したい人」には一択の選択肢です。
評価できる点は3つ。第1に価格の透明さで、1秒あたりのコイン単価がモデル別・解像度別に全部開示されています。従量課金のツールで、ここまで事前に計算できるサービスは多くありません。第2に、おためし1,500コイン480円という入口の単価が破格であること。第3に、公開申請でコインが全額戻る仕組みです。作例を出せる人ほど制作費が下がる構造は、うまい設計だと思います。
正直イマイチなのは運用面です。生成物が30日で消える点は、月額プランに入らない限り避けられません。ダウンロードを忘れた時点で作品が失われる設計は、初心者ほど痛い目を見ます。第三者認証の記載がなく、運営が個人事業の屋号である点も、法人利用の判断材料としては弱い。
それでも、480p・5秒が50円で回せる試行コストは重宝します。プロ向けの制作基盤ではなく、個人が「動くキャラ」を手に入れるための道具として見れば、価格対効果は圧倒的です。まずは無料コイン80枚で1本、合わなければそこで終われます。
よくある質問(FAQ)
Q. アニ名人は無料で使えますか?
LINEでログインすると80コインがもらえます。Seedance 2.0 Miniの480p・4秒でちょうど1本分です。招待コードを入れてからログインすると120コインになり、2本試せます。Googleログインは無料コインの対象外です。
Q. いちばん安く動画を作る組み合わせは?
Seedance 2.0 Mini・480p・4秒で80コイン、約40円です。構図やプロンプトの試行はこの設定で回し、決まってからWan 3.0の1080pで撮り直すと総額を抑えられます。1080pをMiniで選んでも単価は下がらないので注意してください。
Q. 作った動画は商用利用できますか?
できます。利用規約で、生成された動画・画像はユーザーが利用でき、SNS投稿・商用利用が可能と明記されています。ただし第三者の権利を侵害していないことの保証はないため、既存キャラクターの再現や実在人物の使用は避けてください。
Q. コインの有効期限はありますか?
付与日から180日です。期限を過ぎたコインは失効し、延長も再付与もできません。前払式支払手段の適用除外要件に合わせた設計だと規約に説明があります。まとめ買いするときは、半年で使い切れる量かどうかを先に考えてください。
Q. 生成に失敗したらコインは戻りますか?
自動で返還されます。画風リセットを付けたまま失敗した場合も、追加分を含めて全額戻る仕組みです。
Q. 何秒までの動画を作れますか?
通常は最大15秒前後、16秒を超える長尺に対応するのはSeedance 2.5だけで、最大30秒です。キャラ入れ替えの場合は、長さが元のモーション動画に自動で合わせられます(15秒まで)。
Q. スマホだけで完結しますか?
ブラウザから使えるので、スマホだけで生成からダウンロードまで完結します。ただしアプリ版からはコインを購入できません。チャージはスマホのブラウザで公式サイトを開いて行う必要があります。
Q. 同時に何本まで生成できますか?
同時進行は3本までです。同じ設定でまとめて3本生成する機能もあるので、当たりを引く確率を上げたいときはこれを使ってください。
あわせて見たいツール・カテゴリ
アニ名人の周辺を押さえておくと、用途に合わないときの逃げ道が作れます。
- Seedance : アニ名人が内部で呼び出しているベースモデル。素の仕様と得意分野を確認できます
- Kling AI : 実写寄りの動きに強い動画AI。アニメ調以外も作りたいときの比較対象
- Runway : 編集機能まで含んだ総合的な動画生成環境。制作規模が大きくなったら
- Hailuo AI : MiniMax系のモデルを直接使いたい場合の選択肢
- Vrew : 生成したカットに字幕やカット編集を加える日本語の編集ツール
- AI動画生成カテゴリ : 用途別にツールを絞り込める入口
- AI動画生成ツール一覧 : 価格帯と機能で横並びに見たいとき
- AI画像生成カテゴリ : キャラ設定画を先に作り込みたいとき
キャラクターに喋らせる方向へ広げたい人は、AIとの会話アプリの現在地も合わせて読むと、映像と会話のどちらに時間を割くべきか判断しやすくなります。
次に読むならこれ。AIキャラのプロンプト設計ガイドです。アニ名人で思いどおりの画が出ない原因のほとんどは指示文の書き方にあるので、生成コストを1本分減らせます。
各ツールの公式サイト(一次情報)
料金・機能・対応範囲は各社公式が一次情報です。本記事は公開時点の検証に基づきますが、最新かつ正確な条件は必ず各公式ページで確認してください。
- Seedance — 公式サイト(AI PICKSの詳細)
- Kling AI — 公式サイト(AI PICKSの詳細)
- Runway — 公式サイト(AI PICKSの詳細)
- Hailuo AI — 公式サイト(AI PICKSの詳細)
- Vrew — 公式サイト(AI PICKSの詳細)



