
Civitaiとは?無料での使い方・料金・2サイト分離後の商用利用まで(2026年版)
この記事のポイント Civitaiは Stable Diffusion 系のモデル・LoRAが世界最大規模で集まる共有プラットフォームです。閲覧とダウンロードは無料。お金がかかるのはサイト内で生成するときだけで、そこにBuzzという独自ポイントがいります。会員プランはBronze $10/Silver $25/Gold $50の3段。そして2026年4月15日、サイトそのものが2つに分かれました。健全コンテンツ専用になった本体のcivitai.comと、従来どおりのcivitai.redです。この分離でカード決済が本体に戻り、「去年の使い方」が根本から変わりました。登録から探し方、料金、規約変更の要点、商用判定、危ないモデルの避け方まで、2026年7月時点の情報でひとつずつ整理します。
Civitaiを「ただのモデル置き場」だと思っているなら、それはもったいない使い方です。世界中のクリエイターがLoRA・Checkpoint・Workflowを毎日アップロードしていて、Stable Diffusionまわりの素材はここに集まります。GitHubでもありYouTubeでもある中心地。そう言うとイメージが近いはずです。
ただ、便利さの裏には落とし穴もあります。商用NGのモデルが普通に混ざっているし、ライセンスを読まずに納品して後で揉める人が後を絶ちません。しかも2026年4月にはサイト自体が2ドメインに分離し、支払い方法もアクセス先も大きく動きました。
古い解説記事の手順は、もう半分通用しません。基本のモデル探しから、分離後の最新事情、商用判定、危険回避まで、つまずきやすいところを順に潰していきましょう。
CivitaiとはStable DiffusionのGitHub的存在

Civitaiとは、Stable Diffusion系の画像生成モデル・LoRA・Workflowを無料で公開・ダウンロードできるコミュニティサイトです。LoRA(既存モデルに特定の絵柄やキャラを上乗せする軽い追加ファイル)やCheckpoint(絵柄の土台になるベースモデル)が、ユーザーの手で日々アップロードされています。アニメ調、写実調、水彩風と作風はバラバラ。AIアートの「見た目」を決める素材ハブ、という立ち位置です。

トップページにはモデルだけでなく、生成画像・動画・記事・チャレンジ企画が並びます。2026年には音楽のCivitai Radioや3Dモデル生成のテストも始まっていて、守備範囲は年々広がっています。それでも中核は変わらず「モデルとLoRAの調達先」。ここがブレないから使い続けられます。
似たサービスにHugging Faceがありますが、性格はかなり違います。並べてみると、こうです。
| 項目 | Civitai | Hugging Face |
|---|---|---|
| 主な中身 | LoRA・Checkpointなど画像生成素材 | 研究・汎用モデル全般 |
| 探し方 | サンプル画像から逆引き | モデル名・タスク検索中心 |
| 商用利用 | モデルごとにLicense欄で個別設定 | リポジトリごとに個別 |
| 料金 | 閲覧・DLは無料 | 基本無料(一部有料) |
つまり、Hugging Faceは研究者寄りで、モデル名から探す世界。いっぽうCivitaiは作例ありきで、サンプル画像を眺めながら「この絵柄が欲しい」と逆引きできます。実用ビジュアルに振り切っているのが強みです。
ComfyUI やStable Diffusion WebUIで絵を作るなら、モデルの調達先は実質ここ一択。まだ生成環境そのものを選んでいないなら、ComfyUIとStable Diffusionの比較記事 や Stable Diffusionの始め方ガイド を先に読んでおくと、Civitaiで何を落とせばいいかの判断が早くなります。
ただし2026年のCivitaiを語るには、まずサイトが2つに分かれた話から始めないといけません。
civitai.comとcivitai.redの分離で何が変わった?
2026年4月15日、Civitaiは2つのドメインに分かれました。公式発表「Two Front Doors」(2026年4月)によれば、狙いは決済手段の回復です。
- civitai.com: 健全(SFW)コンテンツ専用の本体。クレジットカード決済・会員プラン・クリエイター報酬プログラムはこちら
- civitai.red: 従来のCivitaiの全コンテンツを引き継いだ側。支払いは暗号資産のみ
- civitai.green: 役目を終えてcivitai.comへ自動転送(301リダイレクト)
背景を短く言うと、成人向けコンテンツが同じドメインにある限り、カード会社が決済を引き受けてくれなかった。そこで健全版の実験サイトだったCivitai Greenを本体アドレスに昇格させ、残りをcivitai.redへ移した。これが分離の正体です。
利用者にとって大事なのは、アカウント・Buzz・投稿はすべて共通という点。2つのサイトは同じデータベースを別の窓から見ているだけで、登録し直しや引っ越し作業は不要です。公式FAQも「1アカウントで両ドメイン」と明言しています。
実務的な結論はシンプルです。健全用途しかないなら、civitai.comだけ使えばいい。カードも会員プランも使えて、職場で開ける画面だけが表示されます。この記事も以降はcivitai.com側を前提に進めます。
この分離を踏まえたうえで、実際の始め方を見ていきましょう。登録は拍子抜けするほど簡単です。
ステップ1: 登録する|メールアドレスだけで3分

登録は驚くほど軽いです。メールアドレスがあれば3分で終わります。閲覧だけなら登録なしでも可能ですが、ダウンロード履歴やお気に入り機能を使うなら作っておくのが得。
- civitai.com にアクセスする
- 右上「Sign In」→ Google / Discord / GitHub / メールから選ぶ
- ユーザー名を決める
- プロフィール設定で表示フィルタを確認する
SNSと紐付けたくなければ、メール認証だけで完結します。2026年6月にはログイン基盤が刷新され、civitai.comとcivitai.redの間でシングルサインオンが効くようになりました(公式Changelog・2026年6月)。一度登録すれば、どちらのドメインでも同じアカウントが使えます。
ここで横着しないでほしいのが2要素認証です。あとで触れるBuzz(サイト内ポイント)が貯まると、アカウントは乗っ取りを狙われる側になります。最初に有効化しておくのが、結局いちばん楽。
なお、かつて職場用の入り口として案内されていたcivitai.greenは、いまのcivitai.comそのものになりました。現在の本体は表示コンテンツがPG相当までに制限されているので、以前のような表示設定の悩みはほぼ消えています。
アカウントができたら、次はお金の話です。どこまで無料で使えるのかを先にはっきりさせておきましょう。
Civitaiの料金は?無料で十分なケースと課金が要るケース

先に答えを言います。閲覧もダウンロードもタダです。お金がかかるのは、サイト上で画像や動画を生成するときだけ。その生成に使う独自ポイントが「Buzz」で、会員プランはこのBuzzの供給量とストレージで差がつきます。
会員プランは4段。内容はこうです(2026年7月時点・公式Civitai Education)。
| プラン | 月額 | 月のBuzz付与 | 主な特典 |
|---|---|---|---|
| Free | $0 | — | 閲覧・ダウンロード・LoRA学習・基本機能すべて |
| Bronze | $10 | 10,000 | 購入Buzz +5%、活動報酬1.5倍、Vault 100GB |
| Silver | $25 | 25,000 | 購入Buzz +10%、活動報酬2.5倍、Vault 250GB |
| Gold | $50 | 50,000 | 購入Buzz +20%、活動報酬4倍、Vault 500GB |
つまり、自分のPCやクラウドのComfyUI・WebUIでモデルを回す人は、正直Freeで困りません。落として手元で生成するぶんには課金不要だからです。逆に、GPUを持たずにサイト内生成へ頼る人や、付与Buzzと保管容量をまとめて確保したい人は、Bronze〜Silverが現実的なラインになります。
Buzzの3色を整理する
Buzzは2025年10月から3色制です。色ごとに入手方法と使い道が違います。
- Blue(青): ログインボーナスや投稿への反応など、活動で無料に貯まる。両ドメインで使える
- Yellow(黄): 暗号資産で買う生成用ポイント。civitai.red側の課金手段
- Green(緑): クレジットカードで買える生成用ポイント。civitai.com側の課金手段
覚え方は「無料で貯まる青、カードの緑、暗号資産の黄」。GreenとYellowは相互変換できません。カードで買ったポイントが成人向け生成に流れる経路を、カード会社が認めないためです(公式FAQ・2026年4月)。
会員プランの購入はcivitai.com側のみ。ただし優先生成などの会員特典は、civitai.red側でもそのまま効きます。サイト内生成には2026年5月からまとめ割引も入り、1回12枚のバッチ生成で最大25%安くなりました(公式Changelog)。
判断の目安はこうです。ローカル生成派は無料のまま。サイト内生成派で月に数千枚単位なら、Buzz付与だけでBronzeの元が取れます。迷ったらまず無料で1週間触ってから決めれば十分。
料金の仕組みが「なぜこんなに複雑なのか」と感じたはず。その理由は、ここ1年の規約と決済の変遷にあります。
利用規約はどう変わった?2025〜2026年の変更まとめ
ここ1年で動いたのは、機能よりも「お金の入り口」と「サイトの構造」、そしてコンテンツ基準です。時系列で並べると流れがつかめます。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2025年5月 | カード会社の決済引き上げで、本体のカード直接購入が停止 |
| 2025年5月 | 実在人物の容姿を再現するモデル・画像を全面削除 |
| 2025年8月 | 健全版の実験サイトCivitai Greenが登場 |
| 2025年10月 | Buzzが3色制(Blue/Yellow/Green)に |
| 2026年4月15日 | civitai.com(SFW)とcivitai.red(従来型)に分離。カード決済が本体に復活 |
| 2026年5月26日 | 利用規約を改定。コンテンツ基準と権利まわりを明文化 |
表の上半分は、前のセクションで見た決済問題の顛末です。下半分の規約改定で、日本のユーザーに関わる変更点は主に3つ。
ひとつめは、実在人物モデルの全面禁止です。有名人か一般人かを問わず、実在の人物の容姿にもとづくモデル・画像は削除対象になりました(公式ポリシー発表・2025年5月)。健全な用途でも例外なし。人物LoRAを扱っていた人には大きな転換点です。
ふたつめは、公開設定にしたコンテンツの扱い。2026年5月改定の利用規約では、公開投稿は他ユーザーへ広範な利用・再配布・二次創作の権利を自動許諾する建て付けになっています。自作LoRAを「配りたくはないが見せたい」人は、公開範囲の設定を慎重に。
みっつめは、モデレーション基準の厳格化です。禁止コンテンツはぼかしや黒塗りなどの修正を施しても削除対象になると明記されました。規約の準拠法は米デラウェア州法で、運営の賠償上限も低く設定されています。トラブル時に日本から法的に争うのは現実的でない、と理解しておくのが安全です。
ここまでの整理: 無料でダウンロードして手元で生成するだけなら、規約変更の影響はほぼゼロです。影響が出るのは「サイト内で課金生成する人」「自作モデルを公開する人」「人物系LoRAを扱っていた人」の3者。自分がどれに当たるかだけ確認しておけば、この章は卒業です。
規約の話はここまで。ここからは本題の「良いモデルの見つけ方」に入ります。Civitaiの真価はここからです。
モデルの探し方|サンプル画像から逆引きするのが正解

Civitaiの検索体験は独特です。テキスト検索ではなく、サンプル画像を眺めながら気に入った絵柄のモデルを引き当てる。この使い方が圧倒的に効率がいいです。
検索のコツはこう。
- Modelsタブで
CheckpointLoRAEmbeddingなどの種類をフィルタ - Base Modelで
SDXL 1.0IllustriousPonyFLUX.1を絞る - Sortを
Most DownloadedかHighest Ratedにすると地雷を避けやすい - 気になる画像をクリック → 生成に使われたモデル・LoRA・プロンプトが全部見える
つまり、最後の逆引き機能が破格に便利ということ。「この絵柄を出したい」と思ったら、画像を起点に、使用モデル・LoRA・プロンプト(AIへの指示文)・サンプラー・Seedまで丸ごとコピーできます。
Base Model選びは2026年時点でこう考えると整理しやすいです。アニメ・イラスト系はSDXL派生のIllustriousとPonyが二大勢力。写実系はFLUX.1系が強く、サイト内生成ではFlux.2 KleinやZ-Imageといった新世代も選べます(公式Changelog・2026年)。SD 1.5は資産こそ膨大ですが更新は細っていて、新規プロジェクトでは選ばないほうが無難。
どの土台を選ぶかで使えるLoRAも変わります。まずBase Modelの方針を決めてから素材を漁ると無駄がありません。FLUX系を軸にするか迷っているなら、FLUX.1の解説記事 が判断材料になります。
狙いのモデルが見つかったら、いよいよダウンロードです。Civitaiの主役、LoRAから手順を見ていきます。
ステップ2: LoRAをダウンロードして使う
LoRA(Low-Rank Adaptation。ベースモデルに特定の絵柄・キャラ・ポーズを上乗せする軽いファイル)は、Civitaiの主役と言っていい存在です。容量は数十〜数百MBと軽く、出し入れが気楽なのがいいところ。
ダウンロードと配置
- モデルページ右側の
Downloadボタンを押す - 拡張子
.safetensorsのファイルを選ぶ(.ckptは古い形式なので避ける) - WebUI/ComfyUIの
models/Lora/フォルダに置く
たったこれだけです。一部のモデルはログイン必須になっているので、登録を済ませておくとつまずきません。
プロンプトでの呼び出し
masterpiece, 1girl, blue hair, <lora:loraname:0.8>
<lora:ファイル名:強度> の形式で書きます。強度はふつう0.6〜1.0の間で調整。複数のLoRAを併用すると相互作用で破綻しやすいので、最初は1つから試すのが安全です。
Trigger Wordを忘れない
多くのLoRAには「Trigger Word」と呼ばれる起動キーワードがあります。モデルページの Trained Words 欄に必ず書いてあって、これをプロンプトに入れないと効果が出ません。地味ですが、ここを見落として「LoRAが効かない」と悩む人がいちばん多い。
LoRAの仕組みや自作まで踏み込みたいなら、LoRA入門ガイド が次の一歩に向いています。落としたLoRAをどのツールに載せるか迷うなら、用途別の地図として 画像生成AIツールおすすめ比較 も参考になります。
LoRAを使いこなすには、土台であるCheckpointとの関係を押さえておく必要があります。ここを混同すると素材選びで迷子になるので、一度整理しましょう。
Checkpointモデルとの違いと使い分け
CheckpointはAI画像生成の「土台」、LoRAは「上に塗るフィルター」。そう考えると分かりやすいです。Checkpointは容量も2〜7GBと重く、絵柄の根本を決める存在です。
| 種類 | 役割 | 容量目安 | 使い方 |
|---|---|---|---|
| Checkpoint | ベースモデル | 2〜7GB | WebUI上部で1つだけ選択 |
| LoRA | スタイル追加 | 数十〜数百MB | プロンプト内で複数併用可 |
| Embedding | 単語1個分の概念 | 数KB〜 | プロンプトに名前を書くだけ |
| VAE | 色味・質感の補正 | 数百MB | 設定画面で指定 |
つまり、Checkpointは同時に1枚しか使えないので、絵柄の方向性が変わるごとに切り替える必要があります。アニメ系・実写系・3D風など、目的別に2〜3個そろえておくと作業効率が一気に上がります。
素材がそろったら、公開前・納品前に必ず通るべき関門があります。商用利用の判定です。ここが一番、事故が多い。
商用利用はどう確認する?License欄を必ず見る
「Civitaiで落とせた=商用OK」ではないので気をつけてください。落とせることと、売っていいことは、まったく別の話です。
モデルページの License 欄には、次の許可項目が並んでいます。
- Use the model without crediting the creator(クレジット表記なしの利用可否)
- Sell images they generate(生成画像の販売可否)
- Run on services that generate images for money(商用生成サービスでの利用可否)
- Sell this model or merges using this model(モデル本体・マージ品の販売可否)
各項目に許可・不許可が表示されます。商用案件で使うなら「Sell images they generate」が許可されたモデルだけを選ぶ。これが基本ルールです。
加えて、元になっているライセンスもチェック。CreativeML Open RAIL-M FLUX.1 [dev] Non-Commercial など、ベース側にも制約があります。だからCheckpoint側のライセンスとLoRA側のライセンス、両方を確認する必要があります。
とくに FLUX.1 [dev] は非商用ライセンスで、生成物の商用利用に制限があります。これを知らずに商用納品して、後でトラブルになるケースが後を絶ちません。商用案件にはFLUX.1 [schnell] かSDXL系のオープンなモデルを選ぶのが現実解です。
生成画像そのものの権利関係が不安な人は、AI画像の著作権ガイド も合わせて読んでおくと安心です。モデルのLicenseと、出力画像の著作権・肖像権は別レイヤーの問題。両方を押さえて初めて、落ち着いて納品できます。
権利面をクリアしたら、あとは制作環境との連携です。ComfyUI使いなら、Civitaiにはもうひとつ強力な武器があります。
ComfyUIとの連携|Workflow共有が革命的
Civitaiは画像だけでなく、ComfyUIのWorkflow(ノード接続図)も共有できます。「この絵を再現するノード構成」をJSON形式で配れるので、複雑な処理を一発で再現できるのが強みです。
使い方は単純。Civitaiの画像をComfyUIにドラッグ&ドロップするだけです。ノード構成・モデル指定・パラメータがすべて自動で展開されます。足りないノードやモデルがあれば、警告が出ます。
サイト内生成の機能も年々ComfyUIに近づいていて、2026年5月にはControlNet(他の画像の輪郭や奥行きで構図を指定する機能)がSD 1.5・SDXL・FLUX.1・Z-Image向けにサイト内対応しました(公式Changelog)。「ローカル環境を組む前にサイト内で試す」という使い方が現実的になっています。
ComfyUI自体の導入から運用までは ComfyUI完全ガイド が詳しいです。複雑なワークフローを組みたい人ほど、Civitai×ComfyUIの組み合わせの恩恵が大きくなります。
最後に、安全の話をしておきましょう。ユーザー投稿型サイトである以上、避けるべきファイルは確実に存在します。
危険なモデルはどう見分ける?安全に落とすチェックリスト
すべてのモデルが安全とは限りません。配布物である以上、悪意のあるファイルが混ざる余地はあります。落とす前に見るべき点を整理しておきましょう。
- 拡張子
.ckptは避け、.safetensorsを選ぶ(旧形式は任意コード実行のリスクあり) - ダウンロード数が極端に少ない新規モデルは様子見
- コメント欄が荒れている、または閉じられているモデルは要注意
- 実在人物を再現するLoRAはプラットフォーム自体が全面禁止
Civitaiは新規アップロードのほぼすべてがsafetensors形式に移行済みです。古いckpt形式しか無いモデルは、できるだけスキップするのが安全。ウイルス対策ソフトはモデルファイルの中身まで見てくれないので、形式選びが実質的な防御線になります。
実在人物系は「危険」というより「存在してはいけない」扱いです。2025年5月の方針変更以降、実在の人物にもとづくモデル・画像は順次削除されています。外部で配られている人物LoRAに手を出すのも、肖像権の観点でリスクしかありません。
会社のPCで使う場合は、civitai.com側だけを使うと決めておけば表示面の心配はほぼ不要です。分離後の本体は表示レーティング自体が制限されているためです。
AI PICKS編集部の判定
Stable Diffusion系の素材調達先として、Civitaiは現状ほぼ一択です。サンプル画像からモデル・プロンプトまで丸ごと逆引きできる探索性は、Hugging Faceにも代替サービスにもありません。閲覧・ダウンロード無料で、ローカル生成派なら1円もかからない点も破格。編集部の評価を用途別に言うと、こうなります。
- ローカル生成派: Freeで十分。課金する理由がありません
- サイト内生成派: Bronze $10が現実的。Buzz付与と優先生成で元は取れます
- 商用利用者: サイト選びよりモデル単位のLicense確認が生命線
弱点は2つ。UIが英語のみで、初心者は翻訳頼みになること。そして決済・規約がこの1年で激しく動いたことです。ただし2026年4月の2サイト分離で、健全用途に限ればカード決済・会員プランが本体に戻り、運用はむしろ安定しました。「civitai.comだけ使い、License欄を必ず読む」。この2点を守れる人には、安心して勧められます。
よくある質問(FAQ)
Q. Civitaiは無料で使えますか?
はい、閲覧とモデルダウンロードは完全無料です。サイト上で画像生成を行うときだけBuzz(独自ポイント)が必要になりますが、Buzzは毎日のログインやコミュニティ活動でも貯められます。ローカル環境(WebUI/ComfyUI)でモデルを動かす場合は、課金なしで運用できます。
Q. civitai.comとcivitai.redは何が違いますか?アカウントは別々に必要?
civitai.comは健全(SFW)コンテンツ専用の本体で、カード決済と会員プランに対応します。civitai.redは従来のCivitaiの全コンテンツを引き継いだ側で、支払いは暗号資産のみ。アカウント・Buzz・投稿は両ドメイン共通で、登録し直しは不要です(2026年4月の公式発表より)。
Q. 課金にクレジットカードは使えますか?
使えます。2026年4月の2サイト分離以降、civitai.com側では会員プラン(Bronze〜Gold)と生成用のGreen Buzzをクレジットカードで購入できます。civitai.red側は暗号資産によるYellow Buzz購入のみ。カードで買ったBuzzと暗号資産のBuzzは相互変換できない点に注意してください。
Q. 日本からアクセスできますか?
できます。2026年7月時点で日本からのアクセス制限はありません。一方、英国などは年齢確認を義務付けるオンライン安全法への対応として地域ブロックの対象になっています。日本のユーザーは通常のブラウザでそのまま利用可能。UIは英語のみなので、ブラウザ翻訳の併用が現実的です。
Q. ダウンロードしたモデルは商用利用できますか?
モデルごとに違います。各モデルページのLicense欄にある「Sell images they generate」が許可されているモデルだけ、生成画像を商用利用できます。さらにベースモデル(FLUX.1 [dev]は非商用など)の制約も重なるので、Checkpoint・LoRA・ベースモデルの3層すべてのライセンスを確認してください。
Q. 実在人物のLoRAは使えますか?
使えません。Civitaiは2025年5月の方針変更で、有名人・一般人を問わず実在の人物の容姿にもとづくモデル・画像を全面的に削除対象としました。健全な内容でも例外はありません。外部サイトで配布されている人物LoRAも、肖像権の観点で商用・非商用を問わずリスクが高く、手を出さないのが賢明です。
Q. .safetensorsと.ckptはどちらをダウンロードすべきですか?
必ず .safetensors を選んでください。.ckpt 形式は任意コード実行の弱点があり、悪意あるコードが仕込まれている可能性があります。2026年現在、Civitaiの新規モデルはほぼsafetensors形式で配布されています。同じモデルに両形式がある場合も、safetensors側を選ぶのが鉄則です。
Q. 無料プランと有料会員(Bronze〜Gold)はどう使い分ければいいですか?
自分のPCやクラウドのComfyUI・WebUIでモデルを回すなら、ダウンロードは無料なのでFreeで足ります。サイト内で生成する量が多い人や、付与Buzzとモデル保管容量(Vault)をまとめて確保したい人は、Bronze $10〜Silver $25が現実的です。Goldは月50,000 Buzz付与や大容量Vaultが要る重量級ユーザー向け(2026年7月時点)。会員プランの購入はcivitai.com側のみです。
最終確認: 2026-07-17(料金・決済・規約は公式サイト・公式発表・Civitai Educationを参照。決済まわりは変動が続く領域のため、課金前に必ず公式の最新表記を確認してください)
あわせて読みたい次の1本は、ComfyUIとStable Diffusionの比較。Civitaiで素材を落とす前に「どの環境で回すか」を決めておくと、この記事で触れたBase ModelやLoRAの選び方がそのまま活きてきます。
