civitai redとは?公式入口と無料DLを解説

civitai redとは?公式入口と無料DLを解説

この記事のポイント civitai.redは、2026年4月15日にCivitaiが2つの入口に分かれたときに生まれた片方です。健全なコンテンツだけを表示する本体がcivitai.com、年齢制限つきを含む従来の全コンテンツを引き継いだのがcivitai.red。中身のデータベースは同じで、アカウントもBuzz(サイト内で使うポイント)も投稿も引き継がれます。登録し直しや引っ越し作業はいりません。ただし無料で貯まるBlue Buzzは健全な生成にしか使えず、年齢制限つきの生成には購入したYellow Buzzが要ります。いちばん違うのは支払いで、クレジットカード決済と会員プランはcivitai.com側、civitai.red側は暗号資産が中心になりました。モデルとLoRAの閲覧・ダウンロードは、どちらの入口でも基本は無料のままです(早期アクセス中の新作のみBuzzが要ります)。会員プランはBronze $10/Silver $25/Gold $50の3段。分離後の使い分け、登録手順、商用利用の見分け方、危ないファイルの避け方まで、2026年8月時点の情報で整理します。

civitai.redとは、2026年4月15日にCivitaiが開設した、年齢制限つきを含む従来の全コンテンツを表示するもうひとつの公式ドメインです。健全なコンテンツだけを表示するcivitai.comと同じデータベース・同じアカウントを共有しており、違うのは表示範囲と支払い方法だけです。

検索していたら civitai.red というURLが出てきて、開いていいものか手が止まった。たぶん、それが今の状況です。

答えを先に置きます。civitai.redは怪しい偽サイトでも乗っ取りでもなく、Civitai公式が自分で用意したもうひとつの入口です。2026年4月15日に、運営が意図的にサイトを2つに割りました。

ただし、開く前に知っておいたほうがいいことがあります。表示される中身と、使える支払い方法が、入口によって別物になったからです。


civitai.redとcivitai.comは何が違う?「見える範囲」と「支払い方法」

civitai.comは健全なコンテンツだけを表示する本体、civitai.redは年齢制限つきを含む全コンテンツを表示する側です。データベースは共通なので、モデル自体は同じものが並びます。

ここが混乱しやすいところ。2つのサイトは別サービスではなく、同じ倉庫を別の窓から覗いているだけです。倉庫の中身は1つ。窓のフィルターと、レジの種類が違います。

主な違いを並べると、こうなります。

項目civitai.comcivitai.red
表示されるもの健全(SFW)コンテンツのみ健全+年齢制限つきを含む全て
支払い方法クレジットカード暗号資産が中心
会員プラン契約できる契約は本体側で行う
アカウント共通(1つでどちらも)共通(1つでどちらも)

つまり、職場や共用PCで開くならcivitai.com、従来どおり全部見たいならcivitai.red。用途で入口を選ぶだけの話です。

なお、以前あった健全版の実験サイト civitai.greenは役目を終えました。いまアクセスするとcivitai.comへ自動で転送されます。

では、なぜわざわざ割ったのか。理由は思想でもモラルでもなく、もっと生々しいものでした。


なぜCivitaiは2つに分かれた?分離の理由はカード決済が止まったから

Civitaiが2ドメインに分かれた直接の引き金は、決済です。公式発表「Two Front Doors」(2026年4月)でも、カード決済の復帰が中心に語られています。

成人向けコンテンツが同じドメインに同居している限り、カード会社は決済を引き受けてくれません。サービス側から見れば、収入源がまるごと止まるということ。

そこで運営が取った手が、住所の分割でした。

  • civitai.com — 健全コンテンツ専用にして、カード決済・会員プラン・主要機能を呼び戻す
  • civitai.red — 従来の全コンテンツを引き継ぎ、暗号資産で回す
  • civitai.green — 実験は終了、civitai.comへ転送

クリエイター側の報酬プログラムは、分離後も .comと.redを合わせた1つのプールとして運用されています。稼いだBuzzを貯めておける仕組みも用意されました。投稿者から見れば、収入経路が2つに割れたわけではありません。

ここまでの整理: サイトは2つ、中身は1つ、アカウントは共通。違うのは「見える範囲」と「レジ」だけ。この3行を押さえておけば、以降の話はすべて枝葉です。

この構造がわかると、次の疑問が出てきます。今まで使っていたアカウントは、どうなったのか。


アカウントやBuzzの移行作業は必要?共通なので手続きはゼロ

Civitaiのアカウントとドメインの関係図

分離にあたって、利用者側がやるべき手続きはありません。ログイン情報、Buzzの残高、過去に投稿したモデルや画像、フォロー関係。すべて共通です。

civitai.comでログインしたあとにcivitai.redへ移っても、同じユーザーとして扱われます。逆も同じ。

地味にありがたいのが、ブックマークの扱いです。以前に保存したモデルのURLがcivitai.com側でも生きているなら、そのまま開けます。健全なモデルは両方のドメインに表示される設計だからです。

やることが1つだけあるとすれば、ブラウザのブックマークを整理すること。仕事用のPCではcivitai.comだけを登録しておけば、意図しない画面が出る事故を防げます。

保存しておいたモデルが片方で見つからない場合は、そのモデルの年齢区分が原因です。civitai.com側では非表示になっているだけで、消えたわけではありません。

では、自分はどちらの入口を使えばいいのか。判断は3つの質問で終わります。


どちらを使うべきか?3つの質問で決まる

用途がはっきりしているなら、civitai.comで十分です。迷ったときは以下を上から順に見てください。

  1. カード決済で会員になりたい → civitai.com一択
  2. 仕事・共用PC・画面共有で使う → civitai.com
  3. 年齢制限つきのモデルも探したい → civitai.red

商用の制作案件でモデルを調達する用途なら、答えは実質1つです。civitai.com側だけを使うほうが、決済も画面も面倒がありません。

暗号資産の準備が必要な時点で、civitai.red側は日本のユーザーにとってハードルが高い。支払いのために取引所を開設するのは、正直やりすぎです。生成そのものは他の環境でもできます。

自分でLoRAを配布したい人だけ、少し話が変わります。投稿先は共通なので、モデルをアップロードするときに設定する年齢区分によって、どちらに表示されるかが自動で決まる仕組みです。

入口が決まったら、実際に使い始めましょう。登録は驚くほどあっさり終わります。


始め方|登録3分、ダウンロードは無料

Civitaiの登録からモデルダウンロードまでの流れ

civitai.comを開いて右上の「Sign In」を押すだけ。メールアドレス、GoogleアカウントやDiscordアカウントでの登録に対応しています。

登録直後にやっておくと後が楽なのが、表示設定の確認です。アカウントメニューから成人向けコンテンツの表示可否を切り替えられます。civitai.com側は健全のみなので、初期状態のままで問題ありません。

モデルの落とし方は3手です。

  • 気になるサンプル画像をクリックして、モデルのページへ移動する
  • 右側の「Download」ボタンを押す
  • 保存された .safetensors ファイルを、生成環境の該当フォルダへ置く

置き場所は環境で変わります。ComfyUI ならCheckpointは models/checkpoints、LoRAは models/lorasStable Diffusion WebUIも似た構成です。フォルダ構成やノードの基本は ComfyUIの完全ガイド にまとめてあります。

ここでつまずく人が多いのが、ダウンロードに会員登録が必要かどうか。閲覧もダウンロードも無料で、無料アカウントのまま何個でも落とせます。

生成環境をまだ決めていないなら、ComfyUIとStable Diffusionの比較 を先に読んでおくと、どのフォルダに何を置くかで迷わなくなります。

無料で落とせるなら、有料プランは何のためにあるのか。ここを誤解している人がかなりいます。


料金|お金がかかるのは「サイト内で生成するとき」だけ

課金が発生するのは、ほぼサイト内の生成機能を使う場面だけです。公開済みモデルのダウンロードは無料。ここが料金理解の軸になります。

ただし例外が1つあります。早期アクセス(Early Access)に置かれたモデルです。投稿者が設定したBuzzを払わないとダウンロードのボタンが開きません。早期アクセスには期限があり、過ぎればそのモデルは通常のフィードに戻って誰でも無料で落とせるようになります。「いま出たばかりの新作LoRAだけ有料になることがある」と覚えておけば十分です。

Civitaiのサイト上でも画像を生成できます。そこで消費されるのがBuzzというポイント。無料アカウントでも日々の活動などで少しずつ手に入りますが、まとまった枚数を回すなら足りません。

Buzzには色の区別があり、ここが分離後の実務でいちばん効きます。

種類手に入れ方使える範囲
Blue Buzz登録時の付与、広告の閲覧、サイト内の活動健全(SFW)な生成のみ
Yellow Buzz購入、投げ銭、報酬の受け取り制限なし。年齢制限つきの生成にも使える

つまり「無料で貯まるBuzz」で年齢制限つきの生成はできません。civitai.red側で生成まで回したいなら、Yellow Buzzの購入が前提になります。残高が共通なのは事実ですが、使える範囲まで同じではないという点は押さえておいてください。

会員プランは3段構成です。

プラン月額主な位置づけ
Free$0閲覧・ダウンロード・投稿
Bronze$10サイト内生成をライトに使う
Silver$25生成量が増えてきた人向け
Gold$50サイト内生成をメインにする人向け

つまり、自分のPCや Stable Diffusion 環境で生成する人にとって、会員プランはそもそも不要です。無料のままモデル倉庫としてだけ使うのが、いちばん賢い付き合い方。

ローカルにGPUがなくてCivitai上で完結させたい人だけ、Bronzeから試す価値があります。いきなりGoldに行く必要はありません。

支払いはcivitai.com側でカードが使えます。civitai.red側では暗号資産が中心なので、会員契約は本体側で済ませるのが現実的です。

料金の話が片付いたところで、肝心のモデル探しに入ります。ここがCivitaiの本体機能です。


モデルの探し方|CheckpointとLoRAの違いから

CivitaiのCheckpointとLoRAの違い

Civitaiに並ぶファイルは大きく2種類。土台になる Checkpoint(絵柄そのものを決めるベースモデル)と、その上に乗せる LoRA(特定のキャラや画風を追加する軽いファイル)です。

料理でたとえるなら、Checkpointがベースのスープ。LoRAが後入れの調味料です。スープなしに調味料だけ入れても、何も作れません。

探すときはトップの検索欄よりも、フィルターを先に絞るほうが早いです。

  • 左側メニューの「Models」から種類(Checkpoint / LoRA / Embedding)を選ぶ
  • ベースモデル(SD 1.5 / SDXL / Fluxなど)を自分の環境に合わせて指定する
  • 並び順を「Most Downloaded」にして実績のあるものから見る

ベースモデルの指定を飛ばすと、環境で動かないファイルを落とすことになります。SDXL用のLoRAをSD 1.5に入れても、エラーか崩れた絵が出るだけ。ここが初心者の詰まりどころ。

LoRAの仕組みそのものを理解しておくと、選ぶ精度が上がります。LoRAの使い方ガイド に、重みの調整や複数適用のコツをまとめてあります。Stable Diffusion環境での具体的な組み込み手順は Stable DiffusionでのLoRA運用ガイド が参考になります。

モデルページで見るべき欄も決まっています。Trigger Words(そのLoRAを効かせるための呼び出し語)と、投稿者が書いた推奨設定。ここを読まずに使うと、性能の半分も出ません。

そして、その下にもうひとつ絶対に見るべき欄があります。仕事で使うなら、ここが命綱です。


商用利用はできる?モデルページの「License」で確認する

Civitaiのモデルは、商用利用の可否が 投稿者ごとに個別設定されています。サイト全体の統一ルールはありません。ここを勘違いすると、あとで痛い目を見ます。

確認場所はモデルページの「License」または権限アイコンの並び。よくある表示は次の4種類です。

表示意味
Use without creditingクレジット表記なしで使える
Sell images生成した画像の販売が可能
Commercial use商用利用が可能
No selling modelsモデル自体の販売は禁止

つまり、「画像の販売はOKだがモデルの再配布はNG」といった組み合わせが普通にあります。まとめて1つの条件だと思わないことが大前提。

さらに厄介なのが、マージモデル(複数のモデルを混ぜたもの)です。元になったモデルの制限が引き継がれる場合があり、投稿者ページの説明文に小さく書かれていることも珍しくありません。

納品案件で使うなら、モデルページのスクリーンショットを保存しておくのが安全です。ライセンス表記は投稿者があとから変更できるからです。

判断に迷うモデルは、使わない。これが最短の結論です。代わりが山ほどある世界で、リスクを取る理由がありません。

モデル側のライセンスをクリアしても、生成した画像を売る段階では別のルールが出てきます。AIイラストの商用利用と権利に販売前の確認事項をまとめてあるので、納品や販売を予定しているなら先に通しておくと差し戻しを防げます。

ライセンスと同じくらい注意が必要なのが、ファイルそのものの安全性です。


危ないファイルの避け方|拡張子と投稿者を見る

safetensors形式とモデルの安全確認

モデルファイルには、読み込むだけで任意のコードが動く形式があります。それが .ckpt(pickle形式)。中身にプログラムを仕込めてしまう構造です。

対して .safetensors は数値データだけを持つ形式で、コード実行の余地がありません。落とすのはsafetensorsだけ。これを守るだけで、リスクの大半は消えます。

そのほかに見ておくポイントは3つです。

  • 投稿者の実績 — 過去の投稿数とフォロワー数。新規アカウントの単発投稿は保留
  • ダウンロード数とコメント — 数千件のDLがあって苦情がないなら、まず問題なし
  • ファイルサイズ — Checkpointが極端に小さい、LoRAが不自然に大きい場合は要注意

Civitai側でもウイルススキャンが走っていて、モデルページに結果が表示されます。緑のチェックが出ていないファイルは触らない。それだけで十分です。

生成環境を始めたばかりで不安があるなら、Stable Diffusionの始め方ガイド で環境構築の基本を押さえてからモデルを増やしていくほうが、トラブルを追いにくくなります。

ここまでが実務の話。最後に、2026年のCivitaiをどう見ているかを率直に書きます。


編集部の評価|モデル倉庫としては一択、生成機能は様子見

Stable Diffusion系のモデルとLoRAを集める場所として、Civitaiは圧倒的です。作例画像から逆引きできる設計が効いていて、「この絵柄が欲しい」という探し方ができるサイトは他にありません。しかも無料。

対して、サイト内の生成機能は正直イマイチです。Buzz制のわかりにくさが残っていて、月$10のBronzeから始めても、どれだけ生成できるかが直感的につかめません。ローカル環境やクラウドGPUを持っているなら、無理に課金する理由はない。サイト内生成にこだわらないなら、画像生成AIツール一覧 から自分の用途に合う環境を選ぶほうが早いです。

2026年4月の分離は、利用者から見ればむしろ改善でした。civitai.comだけをブックマークしておけば、共用PCでも安心して開けます。以前は表示設定を毎回気にする必要があったので、この点は重宝します。

弱点は日本語対応です。UIは英語のみで、ライセンス欄も英語。ブラウザ翻訳を通せば実用に耐えますが、権利条件の読み違いだけは翻訳任せにしないほうが安全です。

総じて、素材の調達先としては使うべき、生成プラットフォームとしては急がなくていい。この温度感が2026年8月時点の妥当な評価です。


よくある質問(FAQ)

Q. civitai.redは公式サイトですか?

公式です。2026年4月15日にCivitai運営自身が開設したもうひとつのドメインで、偽サイトやミラーではありません。アカウントもデータベースも本体と共通です。

Q. civitai.comとcivitai.redでアカウントを分ける必要はありますか?

ありません。1つのアカウントで両方にログインでき、Buzzの残高も投稿も共有されます。移行手続きも不要です。

Q. 会員にならないとモデルをダウンロードできませんか?

無料アカウントのままダウンロードできます。会員プランが関係するのは、Civitaiのサイト上で画像を生成する場合だけです。

Q. 落としたモデルで作った画像を仕事で使えますか?

モデルごとに違います。モデルページのLicense欄で「Commercial use」や「Sell images」が許可されているかを1件ずつ確認してください。サイト全体の共通ルールはありません。

Q. civitai.greenはどうなりましたか?

役目を終えて、civitai.comへ自動転送されるようになりました。健全コンテンツ専用という役割は、本体のcivitai.comが引き継いでいます。


次に読むならこれ

モデルを落としたあと、実際に絵を出すところで止まる人が多いです。LoRAの使い方ガイド に重みの設定と複数LoRAの組み合わせ方をまとめてあるので、Civitaiで集めたファイルを無駄にせず使い切れます。

ローカル環境そのものを見直したいなら Stable DiffusionとMidjourneyの比較 で方向性を決めてから、画像生成AIツール一覧 で候補を絞るのが早いです。