AIモードの切り替えは結局どこを押せばいい?

AIモードの切り替えは結局どこを押せばいい?

押すのは検索結果ページの上部タブ、それだけです。設定画面もアプリの再インストールも要りません。

急いでいる人のために、最短ルートを先に置きます。

  1. いつもどおりキーワードを入れて検索する
  2. 検索窓のすぐ下のタブ列から「AIモード」を押す
  3. 画面下の入力欄に追加の質問を書き足す

戻すときは同じタブ列の「ウェブ」を押します。往復とも同じ場所なので、覚えるのは「検索窓の下」の一箇所だけ。

この3行で解決しない環境が一定数あります。その理由は後半でまるごと扱うとして、まずは1タップの中身を4つに割って見ていきます。


ステップ1: 話し言葉のまま検索窓に入れる

ステップ1: 話し言葉のまま検索窓に入れる

入口は普段の検索窓です。専用ページを探しに行く必要はありません。

ここで1つだけ得をする書き方があります。AIモードで聞きたい内容が決まっているなら、単語を並べずに文章のまま入れてしまうこと。

「大阪ホテル安い」ではなく「来月の土曜に3人で泊まれて1泊1万円以下の大阪のホテル」。この差で、後の絞り込みが1往復減ります。

Googleのトップページや検索アプリのホームに専用ボタンが出ている環境もあります。入口が2つあるだけで、たどり着く画面は同じものです。

検索結果が表示されたら、目線を検索窓のすぐ下へ落としてください。


ステップ2: タブ列の「AIモード」を押す

ステップ2: タブ列の「AIモード」を押す

「すべて」「画像」「動画」「ショッピング」と横並びになったタブ列があります。その中に「AIモード」が混ざっています。

押した瞬間、リンクの一覧が回答文の画面に変わります。保存も再読み込みも不要。

タブ列が短く見えるときは、指で左へスワイプしてください。スマホは画面幅にタブが入りきらず、右側に隠れているだけのケースが大半です。

スワイプしても本当に無いなら、原因は5つに絞れます。後半の「タブが出ないのはなぜ?」を上から順に潰してください。設定をいじり回す前に、ログイン状態を見るのが一番早いです。


ステップ3: 質問を重ねて答えを絞り込む

AIモードの価値は1回目の回答ではなく、2回目以降のやり取りにあります。画面下の入力欄に条件を足していってください。

「駐車場付きで」「口コミ4.0以上のもの」「駅から徒歩10分以内」。検索し直すのではなく、会話の続きとして書けます。

一度に全部の条件を詰め込むより、1つずつ足すほうが精度は上がります。どの条件が結果を動かしたのかも見えます。

数十サイトを横断してレポートの形まで持っていきたいなら、ディープリサーチの使い方で扱っている長時間の調査機能のほうが目的に合います。

回答の下には参照リンクが並びます。料金や仕様のように間違えると困る情報は、必ずそこから元のサイトを開いて確認してください。ハルシネーション(AIがそれっぽい嘘をつくこと)は2026年9月時点でも起こります。


ステップ4: 戻すときは「すべて」ではなく「ウェブ」

復帰も同じタブ列です。ただし押す場所が分かれ目になります。

「すべて」に戻しても、検索語によってはAIによる概要や動画枠が上に挟まります。昔ながらの青いリンクだけが縦に並ぶ画面が欲しいなら「ウェブ」一択です。

ここまでの4ステップで、往復とも1タップで済みます。次は、そもそもこのモードが裏側で何をしているのかを押さえます。


AIモードと通常検索は何がどう違うのか

AIモードは、生成AIが複数のサイトを読み込んで1つの回答文にまとめる検索方法です。裏側ではGeminiが動いています。

従来の検索が返してくれたのは「探す場所」でした。AIモードが返すのは「答え」そのもの。この違いが、後で説明する使い分けの土台になります。

もう1つの変化が入力の書き方です。単語を並べる作法から解放され、話し言葉でそのまま投げられます。

両者の性格を並べると、どちらを選ぶべきかがはっきりします。

項目通常の検索AIモード
結果の見え方リンクの一覧回答文+参照リンク
質問の書き方単語を並べる話し言葉でよい
追加の質問検索し直す会話のように続く
得意な場面目当てのサイトを開く複数の情報を一度に把握する
苦手な場面ざっくりした相談発表直後の情報・厳密な一次確認

つまりAIモードは、調べて要約する時間を削る道具です。開きたいサイトが決まっているなら通常の検索のほうが速い。

2026年5月のGoogle I/Oでは、検索結果の中に比較表や計算機のような専用の画面を生成AIがその場で組み立てる方向性も示されました。回答文だけの機能ではなくなりつつあります。

検索そのものをAIに置き換える発想の全体像は、ChatGPTとGoogle検索の違いAI検索エンジンの比較でも整理しています。

Gemini本体の機能まで含めた全体像は、Geminiの使い方ガイドを先に読むと、この後の料金の話が飲み込みやすくなります。モデルや対応機能の一覧だけ確認したいならGeminiのツールページが手早いです。


PC・スマホ・アプリで押す場所はどう違う?

押すものはどの環境でも「上部タブ」で共通です。違うのは、そのタブが画面のどこに何個並ぶかだけ。

環境別に位置を並べます。迷ったら自分の使っている行だけ見てください。

環境AIモードの場所通常検索への戻し方
PCブラウザ検索窓下のタブ列の左寄り同じ列の「ウェブ」
スマホブラウザタブ列。右に隠れることあり左スワイプして「ウェブ」
Google検索アプリタブ列+ホームの専用ボタンタブ列の「ウェブ」
Chromeの検索窓結果表示後にタブ列同じ列の「ウェブ」

つまり、どの環境でも探す場所は検索窓の真下です。スマホで見つからないと感じたときの正体は、ほぼ横スクロールの見落としです。

PCで画面の幅を狭くしているときも同じことが起きます。ウィンドウを広げるとタブが増えて見えるなら、隠れていただけ。


「ウェブ」タブと「すべて」タブはどちらを押すべきか

リンク一覧だけが欲しいなら「ウェブ」です。「すべて」は名前のとおり全部入りなので、AIによる概要が混ざります。

この2つを混同したまま「戻したのに戻らない」と感じている人が多い印象です。押す場所が1つずれているだけ。

タブ出るもの向いている場面
すべて概要・動画・画像・リンクの混在ざっくり全体を眺める
ウェブリンク一覧のみ目当てのサイトを開く
AIモード回答文+参照リンク複数の情報をまとめて把握する

つまり、昔の検索結果に戻りたいという願いに対応するのは「ウェブ」の1択です。

公式サイトの一次情報だけを踏みに行きたいとき、この違いは地味に効いてきます。回答文の中に出典が併記される検索を試したいなら、Perplexityのような引用前提のサービスを併用する手もあります。


毎回押すのが面倒なら `udm=14` を登録する

タブを押す動作そのものを消す方法があります。udm=14 というパラメータ付きのURLをブラウザの検索エンジンに登録するやり方です。

udm は検索結果の種類を指定する値で、14 がウェブ結果に当たります。この指定を付けたURLから検索すると、最初からリンク一覧の画面が開きます。

設定の流れは3つです。

  1. ブラウザの設定から「検索エンジン」の管理画面を開く
  2. 新しい検索エンジンを追加し、URL欄に https://www.google.com/search?q=%s&udm=14 を入れる
  3. それを既定の検索エンジンにする

%s は入力した検索語が入る場所を示す記号です。ブラウザによっては {searchTerms} と書く必要があります。

一度設定すれば、以後のアドレスバー検索は全部ウェブ結果で開きます。AIモードを使いたい日は、結果画面のタブから普通に入れます。

ここまでの整理: 切り替えは上部タブ1タップ、戻すのは「ウェブ」タブ、毎回が面倒なら udm=14 を既定に。ここから先は、そもそもタブが出ない人向けの話に入ります。


タブが出ないのはなぜ?原因は5つに絞れる

「AIモードのタブがそもそも無い」という状態には、思い当たる原因が5つあります。上から順に確認すると早く終わります。

チェックの順番は、確認が軽いものからにしてあります。

  1. Googleアカウントにログインしていない: ログアウト状態や、職場・学校のアカウントでは表示条件が変わります。個人アカウントでログインし直すのが最初の一手
  2. アプリやブラウザの版が古い: Google検索アプリとChromeを最新に更新してから見直す
  3. 地域・言語の設定がずれている: 検索の設定で地域と言語を確認する。VPN経由だと別地域として扱われることがある
  4. キャッシュが古い画面を出している: 一度キャッシュを消して読み込み直す。シークレットウィンドウで開くのが手軽な切り分け
  5. 段階提供の対象にまだ入っていない: Googleの新機能は全員に同時には配られません。1〜4が全部クリアなら、これが残る答え

つまり、5番以外はすべて自分の側で潰せます。5番だった場合、待つ以外にできることはありません。

シークレットウィンドウで開いてタブが出るなら、原因はキャッシュか拡張機能です。切り分けの1手として覚えておくと重宝します。


AIモードは無料?有料プランとの関係

AIモード自体の利用に追加料金はかかりません。Googleアカウントがあれば無料枠で使えます。

有料プランで変わるのは、より高性能なモデルの利用枠やストレージ、付帯サービスです。2026年5月のGoogle I/Oでは上位プランとして「AI Ultra」が案内されました。

同じI/Oで、利用制限の考え方も変わりました。1日あたりのプロンプト回数という数え方をやめ、質問の複雑さ・使った機能・チャットの長さを合算する「コンピュート使用」方式へ移行しています。枠は週ごとの上限に達するまで、5時間ごとに回復します。

上位モデルの枠を使い切った場合は、自動的に軽いモデルへ切り替わる形です。突然使えなくなるわけではありません。

使い方必要なもの
AIモードで検索するGoogleアカウント(無料)
上位モデルを多く使う有料プラン(AI Pro / AI Ultra)
ストレージや付帯サービス有料プラン

つまり、切り替え方を知りたいだけの人が課金を検討する必要はありません。無料枠で十分。

料金の細かい比較を見たいなら、他の生成AIサービスと横並びで検討するほうが判断が速いです。プランと機能を並べて見るならChatGPTのツールページが起点になります。


編集部の評価: 切り替えのUIは正直まだ雑

操作そのものは1タップで、設計としては十分に軽いです。ここは素直に良い。

一方で「AIモードを常時オフにする」設定がアカウント側に用意されていないのは、2026年9月時点で微妙だと考えています。使いたい人と使いたくない人が同じ画面を共有していて、後者には毎回タブを押す手間だけが残る構造です。

udm=14 という回避策が事実上の標準になっている状況が、その設計の穴を裏づけています。本来はブラウザの設定をいじらせるべきではありません。

もう1つ引っかかるのが「すべて」と「ウェブ」の名前です。「すべて」に戻せば元通りだと考えるのが自然なのに、実際に元の姿へ戻るのは「ウェブ」の側。名前が期待と逆を向いています。

とはいえ、AIモード自体の実力は圧倒的です。条件を足しながら詰めていく調べ方は、リンクを10個開いて読み比べる作業を丸ごと置き換えます。使い分けの線引きさえ持っていれば、日々の調べ物はかなり速くなります。

線引きの目安はシンプルです。開きたいサイトが決まっているなら通常検索、決まっていないならAIモード。


よくある質問(FAQ)

Q. AIモードを完全にオフにできますか?

アカウント単位で恒久的にオフにする設定は、2026年9月時点で用意されていません。実質的な代替が udm=14 を既定の検索エンジンに登録する方法です。1回の設定で、以後の検索は常にウェブ結果から開きます。

Q. 「すべて」に戻してもAIの要約が出てきます

「すべて」はAIによる概要を含む混在表示なので、これは正常な動作です。青いリンクだけを見たいなら「ウェブ」タブへ切り替えてください。タブ列の中で押す位置が1つ違うだけです。

Q. スマホでタブが見当たりません

タブ列を左へスワイプしてください。画面幅に収まらず右側に隠れているケースが最も多いです。それでも出ないなら、ログイン状態とアプリの更新を順に確認してください。

Q. AIモードの回答はそのまま信じていいですか?

料金・仕様・日付のように間違えると困る情報は、回答の下に並ぶ参照リンクから元のサイトで確かめてください。AIがそれっぽい嘘をつくことは今も起こります。方向性の把握には使えますが、最終確認は一次情報でというのが安全な線です。

Q. 通常検索とAIモード、どちらを使うべきですか?

開きたいサイトが決まっているなら通常検索が速いです。何から調べればいいか分からない相談ごとはAIモードが向いています。この2つで迷ったら、質問を話し言葉で書けるかどうかを基準にしてください。


次に読むならこれ

AIモードの裏側で動いているGeminiそのものを触ってみたくなったら、Geminiの使い方ガイドへ進んでください。検索の中の機能としてではなく、単体のAIとして何ができるのかが分かります。

使い方そのものを横に並べて比べたいなら、ChatGPTの使い方ガイドPerplexityの使い方ガイドを合わせて読むと、AIモードの立ち位置がはっきりします。

生成AI全体の中でGoogleがどの位置にいるのかを知りたいなら、AIチャットツールのカテゴリ一覧から他社サービスと並べて眺めるのが早いです。