AI PICKS
新登場OpenAI公式発表32分前

OpenAI、「OpenAI Codex」と同じ基盤の「Agents API」を公開ベータへ コスト60%減の事例

結論(先に3行)
  1. OpenAIが9月10日、AIエージェントを作る「Agents API」を公開ベータで出しました。
  2. 「OpenAI Codex」を動かしてきた仕組みを、そのまま外部に開放します。
  3. 対象は開発者で、動かす場所はOpenAI・自社・提携先から選べます。
画像: OpenAI

OpenAIは9月10日、「Agents API」の公開ベータ版を出しました。AIエージェントをクラウド上で作り、動かし続けるためのAPIです。

この仕組みは「OpenAI Codex」と「ChatGPT for Work」を支えてきたものです。長く動き続けるエージェントに必要な、文脈の管理や道具の使い分け、子エージェントの取りまとめを担います。土台の保守はOpenAIが引き受けます。

使い方はAPIを1回呼ぶだけです。やらせたい作業とモデル、使う道具と動かす環境を指定します。動かす場所は3通りから選べます。OpenAIが管理するサンドボックス(外と切り離した実行場所)、自社の設備、提携先のサービスです。提携先にはCloudflareやOracle、Vercelが入ります。

先に使った企業からは、案件1件あたりの費用が60%下がったという報告が出ています。エージェントの失敗した応答が86%減った例もあります。自前で基盤を組む手間が減り、自社ならではの道具や業務の流れづくりに時間を回せます。

つまり、どういうこと?

つまり、OpenAIが自社のエージェントを動かすために使ってきた「土台」を、外の開発者にも貸し出すという話です。たとえるなら、自分の店で使っていた厨房をそのまま開放するようなものです。借りる側は料理の中身だけを考えればよく、ガス台や換気の設計から始めなくてよくなります。

編集部の見方AI PICKS編集部

囲い込む選択肢もあったはずです。それを外に出してきました。筆者が引っかかったのは、目玉が新しいモデルではなく「動かす仕組み」の方だった点です。

発表に添えられた事例が、費用や失敗率といった地味な数字ばかりなのも印象に残ります。派手な性能自慢ではなく、止まらずに動き続けるかどうかで勝負している感じがします。エージェントの競争は、賢さから運用のしぶとさへ移りつつあるのかもしれません。

自社でエージェントの基盤を組もうとしている人なら、手を動かす前に一度この公開ベータを触る価値はありそうです。ただ、公開ベータである以上、仕様が動く前提で設計したほうが安全だと思います。本番の重い業務を丸ごと預けるのは、さすがに正式版を待ってからでも遅くありません。

次に見たいのは、提携先に名前が挙がったCloudflareやVercelが、この上でどんな料金と使い勝手を出してくるかです。

誰に関係するか

社内の定型業務をAIエージェントに任せたいと考えている人は、動かす土台を自前で組まずに、業務の中身づくりから始められるようになります。

出典: OpenAIGIGAZINEも報道

このニュースのツールAIエージェント
この発表の背景AI PICKS編集部

OpenAI Codexは、ChatGPT上でリポジトリを読み込み、実装・修正・調査を非同期に進めるクラウド型AIコーディングエージェントです。

AI PICKSの総合評価は3.82(5点満点)、AIエージェントカテゴリ73ツール中4位、最低料金は$20です。

同じ用途の候補: Sakana AIManusUMAME!

関連ニュースニュース一覧 >

OpenAI が数学と理論計算機科学の長年の未解決問題で成果をまとめて公開しました。解いたのは次の主力モデル「Astra」の社内版で、費用は約2,000ドル相当です。科学者と数学者100,000人に最上位の「ChatGPT」を無料で提供する枠も動いています。

ChatGPT icon
ChatGPT
OpenAI
法人の方へOpenAI Codexの法人導入、無料相談セキュリティ要件・学習不使用の契約・研修まで、条件に合う候補を絞ってお返しします。相談料・紹介料は無料。