ビジネスエンジニアリング、AI-OCR「GLASIAOUS OCR」提供開始 記帳作業を最大70%削減へ
- ビジネスエンジニアリングが2026年8月24日、「GLASIAOUS OCR」を発表しました。
- 請求書や注文書をAIが読み取り、勘定科目と税区分まで自動で提案します。
- 基盤の「GLASIAOUS」は月額38,000円から、最短5日で使い始められます。

ビジネスエンジニアリング株式会社は2026年8月24日、AI-OCR (書類の文字をAIが読み取る仕組み)「GLASIAOUS OCR」を発表しました。多言語と各国の現地税制に対応し、クラウド型の国際会計・ERP (会計から受発注までをまとめて管理する業務システム) サービス「GLASIAOUS」の機能として提供します。
請求書や注文書を読み込ませると、AIが勘定科目や税区分を自動で提案します。担当者の作業は確認と承認だけになります。入力作業は3分の1まで減り、煩雑な記帳作業の時間は最大70%削減できる見込みです。
多様なフォーマットや多言語、手書き文字も高い精度で認識します。定型でない海外の請求書もそのまま読み込めます。各国の通貨やVAT/GST (海外の付加価値税)、タイの仏歴 (タイで使われる独自の暦) のような日付表記も自動で検知します。日本の電子帳簿保存法とインボイス制度にも対応します。
「GLASIAOUS」は世界37カ国、1,900社以上の企業で継続して使われています。利用料は月額38,000円からで、申し込みから最短5日で利用を開始できます。海外拠点の伝票を手で打ち直している経理部門は、読み取りから仕訳の提案までをこの1本に寄せられます。
つまり、海外から届く請求書の入力を代わりにやってくれる仕組みです。タイ語の伝票でも手書きの伝票でも、読み込ませれば金額や日付、どの勘定科目にあたるかまでAIが下書きします。
経理担当者の仕事は、その下書きが合っているかを見て承認するところから始まります。新人に一次入力を任せて、上の人が最終チェックをする形に近いです。

機能紹介で目立つのは、タイの仏歴や海外の付加価値税といった細かい話です。ちょっと地味です。ただ、海外拠点の経理が実際に詰まるのはここだと思います。
日本語の請求書を読むAI-OCRは、もう珍しくありません。そこで各社が次に取りに行くのが非定型の海外伝票だと筆者は見ています。37カ国1,900社以上で使われてきた会計サービスの上にAIを載せてきた形で、読み取りの精度そのものより、各国の税制に合わせた仕訳まで出せるかどうかで差が付きそうです。
月額38,000円からという価格は、拠点が複数ある会社なら人ひとりの残業代で埋まる水準。逆に国内だけで完結している経理には、多言語対応の部分がまるごと余ります。9月16日のウェビナーで読み取り画面をどこまで見せるのか、まずはそこを見たいです。
海外拠点の請求書を手入力で仕訳している人は、AIが読み取って出した勘定科目の案を確認するだけで記帳を終えられるようになります。
