Perplexity、「Portable Computer」がWindows対応 RTX搭載PCでローカル実行
- Perplexityの「Portable Computer」が、Windows PCでも使えるようになりました。
- 対象はNVIDIAのRTX GPUを搭載したパソコンです。
- AIへの指示をクラウドに送らず、手元のパソコンの中だけで処理できます。

Perplexityは、同社の「Portable Computer」をWindows PCで利用できるようにしました。対象はNVIDIAのRTX GPUを搭載したパソコンです。
この機能では、ハーネス(AIを動かす土台の仕組み)、エージェント(指示を受けて作業を代行するAI)、モデル本体を、手元のパソコンの中で動かせます。処理をクラウドに預けず、パソコンの中だけで完結させる形です。
パソコンに保存したファイルや、連携させたアプリも、そのまま扱えます。作業の内容をクラウドへ送る必要はありません。一方で、必要なときにはクラウド側の最先端モデルを呼び出して使えます。
社外に出したくない資料を手元に置いたまま、AIに読ませて作業を進められます。重い処理が要る場面だけ、クラウドのモデルに切り替える使い方ができます。
つまり、AIの作業を自分のパソコンの中だけで終わらせられる、という話です。これまでは指示も資料も、いったんクラウド(社外にある他社のコンピューター)へ送って処理してもらう形が普通でした。今回の「Portable Computer」は、その送り先を自分の机の上に移すイメージです。手に負えない重い作業のときだけ、外の高性能なモデルに任せられます。

発表文を読んで引っかかったのは、速さや賢さより先に「クラウドにタスクを送らない」が置かれている点です。性能の自慢が後回しになっています。
法人がAI導入を止める理由は、たいてい情報の持ち出しへの不安です。そこへ正面から答えにいった並びだと感じました。手元で動かし、手に負えないときだけクラウドの高性能モデルへ渡せます。この使い分けを一つの製品に載せてきたのは、けっこう筋がいいと思います。
ただ、条件は軽くありません。対象はRTX搭載機です。社給のノートパソコンで要件を満たす人は、まだ多くないはずです。
機密の扱いが厳しい部署なら、検証用のパソコンを用意して試す価値はありそうです。次はMac対応が出るかどうか、Perplexityの次の発表を見ておきたいです。
社外に出せない資料をAIに扱わせたかった人は、ファイルを手元のパソコンに置いたまま、クラウドに送らずに作業できるようになります。


