GitHub Copilotの発表内容

米GitHubは、「GitHub Copilot」の実行基盤を書き直したと発表しました。公表日は2026年9月16日です。

これまでの基盤は、外部プログラムを起動する構造でした。そのため、端末ごとに最低100MBのメモリー領域を消費していました。同社は今回、中核部をRust (処理速度に優れた言語) で再構築しました。

改修作業では、「GitHub Copilot」自身が800,000行を超えるコードの大半を記述しました。全体の変更は128件のプルリクエスト (変更の反映要求) に分割して順次反映されました。

この移行によって、中核プログラムの処理速度は大幅に改善しました。「Word」や「Excel」などの連携製品において、各種の支援機能をより軽快に利用できます。

つまり、どういうこと?

ざっくり言うと、AIのエンジンの骨組みを、身軽で頑丈な素材に総入れ替えしたということです。たとえるなら、荷物が多くて重かった車のエンジンを、軽量で力強い最新型に載せ替えたような状態です。パソコンのメモリーを無駄遣いせず、呼び出しへの反応がぐっと速くなりました。

編集部の見方

手作業で書き直す手間をAIエージェントに任せる手法は、かなり実用的な段階に入ったという印象です。128件もの更新を順次反映させていく進め方にも手堅さを感じました。

異例の移行劇でした。

ただ、中核プログラムが軽くなったとはいえ、手元のパソコンでどこまで快適になるかはまだ分かりません。業務でOffice製品の連携機能を使っている人なら、呼び出し時のもたつきが減ったかを意識してみると良さそうです。筆者としては、2026年後半のOffice製品アップデートで起動速度がどう変わるかを見届けたいところです。

誰に関係するか

業務でオフィスソフトや開発環境の連携機能を使っている人は、より素早い応答で作業を進められるようになります。