発表の内容

Sonyは新型ワイヤレスマイク「ECM-W5」を発表し、11月配送に向けて予約受付を開始しました。直販価格は399.99ドルです。

本製品は送信機2台と受信機1台、充電ケースを含む一式です。見通しで最大500メートルの無線通信に対応します。最大96kHz/24bitの録音に加えて、音割れしにくい48kHz/32bitフロート形式での録音ができます。

対応する同社製カメラのMI端子(カメラ上部の専用接続部)に装着すると、ケーブルなしで最大4チャンネルの音声を直接取り込めます。動画ファイルの中に音声をまとめて記録するため、後から映像と音の位置を合わせる手間がなくなります。

送信機側の内蔵ストレージにも音声を同時に残せるため、通信が途切れたときの保険になります。カメラだけでなくスマートフォンやパソコンにも直接つなげるため、機材を増やさずに取材や動画制作の録音作業を進められます。

つまり、どういうこと?

ざっくり言うと、音割れを気にせず撮影に集中できるマイクです。32bitフロートという録音形式は、たとえるなら極端に広いメモ帳のような仕組みです。ささやき声のような小さな音から叫び声のような大音量まで、音量を手動で調整しなくても後から綺麗に聞き取りやすい音へと調整できます。

編集部の見方

ソニー製カメラの動画ファイルへ32bitフロート音声を直接記録できる仕様には、筆者もかなり惹かれます。一般的な外付けマイクを使うと、カメラの映像とマイク本体の音声ファイルを後から編集ソフト上で手作業で同期させる手間がつきまといました。この面倒な位置合わせから解放されるだけでも、動画を頻繁に撮る人なら重宝するはずです。

確実な時短です。

ただ、399.99ドルという価格設定は決して安くありません。それでも録音の失敗を防ぐ保険と編集時間の削減を考慮すれば、週に何本も収録する人なら十分に元は取れそうです。今後は競合のDJIが投入するであろう「DJI Mic 3」などの新機種がどう対抗してくるかを注視したいところです。

誰に関係するか

動画を撮影して発信している人は、映像と音声を別々に合わせる手間を省いて作業を効率化できるようになります。

出典: Sony ↗/ Engadgetも報道